#FZ250 PHAZERレストア phase-09: 組み立て開始
2016.09.28ながらくパーツのサビ取りや塗装をやってきましたが、ついに組み立て工程の開始です。
プラグ交換
エンジンが4気筒で横に長く、フレームやラジエーターが邪魔になるので搭載する前にあらかじめプラグを新品に交換します。使用したプラグは標準指定のC9E。R(レジスター、抵抗)がないものなのでノイズがひどそうですが、まずは標準で試します。
ウォーターライン取り付け
エンジンの上部につく2本のウォーターライン。塗装の際に外したのでOリングを交換、もとのはパキパキになっていて固形化していました。
Oリングをいれ、ウォーターラインのパイプを固定。
スタンド取り付け
フレームにスタンドを付けます。
グロメット装着
カウルをとめるためのゴム製グロメットをフレームに取り付けます。
不足や劣化があったので今回新品(右側)を取り寄せましたが、同じ品番のはずなのに形状が異なっていました。上のはツバなしがツバ付きへ、下のはツバ付きがツバなしへ。このへんは現代のバイク、MT-07とほぼ同じ。
スイングアーム組み立て
分解していたスイングアームを組み立てます。
スイングする一番肝心かなめの部分はモリブデングリスをモリモリにするのですが、そのカバーのゴムが劣化していたため念のため交換。
ニップルからグリスを圧入する方が簡単とのこと。ただ圧入する道具がなかったので、今回はシャフトにモリブデングリスを盛っていきます。普通のグリスと比べ、粘度が高くベッタベタです。
シャフトのカラーを入れていきます。
カバーにグリスを多少つけて、閉じます。
スプレータイプのモリブデングリスがあったので試しにニップルからいれましたが、粘度が低かったのでほどほどにしておきました。
スイングアームのチェーン調整機構を組み立て、仮止めしました。
リアショックのボトムのボルトに歪みをみつけたので、新品を取り寄せました。これはあとで取り付けます。
フレーム搭載
いよいよメインイベント、エンジンをフレームに搭載します。
外す時は横倒しにしてボルトを抜きましたが、今回はそのままフレームを上からかぶせる形でいこうと作戦会議。
エンジンとフレームは傷がつかないよう多少養生しました。
まずは合わせてみて仮組みを、と思ったのですがボルトをつけているうちに問題なかったのでそのまま組み上げました。
トルク管理は後で、トルクレンチを使って行います。
記念撮影
一気にバイクっぽくなってきました。
夕方になってしまい、雨もポツポツしてきたので部活はここまで。このあとは一人でチマチマと後作業を続けます。
タンクゴム、点火装置、配線
タンクを固定するためのゴムを仮止めします。タイラップで固定しますが位置決めは現物あわせのためゆるめに。
プラグコードをつなぎます。あとでわかったのですが、先にプラグとコードをきっちりつけておかないとラジエーターをつけてからでは工具が入りません。
リアブレーキセンサー。こちらも先にフレームにつけておかないと、後からだと装着が難しくなります。
リアブレーキセンサーは外す時に端子が腐食し、ニッパでカットしたので新しいギボシ端子を取り付けて接続可能にしておきます。
ハーネスはいわば神経みたいなもの。これをフレームに取り付けていきます。
外した時はこのハーネス、空中にブランブランしていて純正どおりではありませんでした。サービスマニュアルをもとに、正確にハーネスを取り回していきます。
このほか左右ステップも組み立ててもらいました。
タイムラプス動画
タイムラプス動画で作業風景をどうぞ。
次回予定
ついに組み立てがはじまったFZ250フェーザー。
台風、秋雨と雨が続くので、組み立てをさらに進めます。
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