#FZ250 PHAZERレストア phase-06: フレーム&スイングアーム、ウレタン塗装
2016.08.21今回の作業はサビ落しをしたフレーム、スイングアームの塗装。ウレタン塗料で綺麗に仕上げますよ。
前処理
ネジ穴やサスペンションの摺動部など、塗料が入ると困るところにはあらかじめマスキングや新聞紙を丸めて詰め込むなど、塗装がされないよう処理しておきます。
錆転換剤
いわゆるサビチェンジャー、進行性の赤錆を不活性の黒錆に転換することで錆を止めるものです。今回下処理としてロックタイトのスプレー式錆転換剤を使用。鉄の地肌が出た部分や錆がある部分、出そうな部分に集中的に塗布します。
塗料と違い粘度が低くサラサラ。例えていうとブレーキクリーナーみたいな感じで、油断するとタレました。
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広範囲に塗布したためスプレー式を使いましたが、ちょっとした錆ならハケ塗りタイプも使いやすいです。
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色付きのものであれば、サビ止めしつつ塗装もできます。これも手軽でオススメ。
こちらもスプレータイプ、容量は少なめです。
サフェーサー
もともと錆転換剤ではなく、ジンクスプレーの使用を検討。こちらは鉄の地肌に塗り、錆の発生を抑えるのに効果的です。
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アトムハウスペイント ジンクさび止スプレー 300ML シルバー
今回はすでに錆びがでており、出た錆びを抑える効果はあまり期待できないということで錆転換剤を使用しました。ジンクスプレーであれば下塗りも兼ねられると思ったのですが、錆転換剤は透明、錆と反応した部分は黒となり下塗り効果はありません。
そこでグレーのサフェーサーを下塗りします。
厚塗りしたため使用したサフェーサー缶はなんと4本に及びました。
ウレタンシルバー塗装
ウレタン塗料は2液性、うすめ液(シンナー)と5:5で混ぜ合わせ、少量の硬化材を加えて塗料を作ります。今回は塗料200ml、トータルで400mlほどつくって塗装。
ウレタンクリア塗装
写真ではサフェーサーのグレーとあまり違いませんが、シルバーの素晴らしい輝きが出てきました。すっかり夜ですが、作業続行。ウレタンクリア塗装です。
ウレタンクリアも同じくシンナーと硬化材を使って塗料を作ります。
吹く、吹く!
20分ほどで乾くので、上下を入れ替えて吹きます。乾燥の合間に別のパーツも塗装したり。
吹く、吹く!
そして乾燥。
塗装完了
フレーム番号もこのとおり、くっきりさわやかに。まるで新車の輝き!
新旧比較。手前のトルクロッド、シート用フレームは塗り忘れたものですが、比較するとその差は歴然。色はちょっと新しい方がギラギラした感じで多少黄色っぽいですがこれだけ綺麗になるとやる気がでますね。
組み上げるのが楽しみになってきました。まさに1/1スケールプラモデル!
今回はお向かいの村上板金(通称)さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。
タイムラプス動画
夜の帳が下りてくるのがわかります。
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