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いいね、よくなってる! GT-R開発責任者・田村さんと行く、ドイツ・ニュルブルクリンクの旅【1】

2016.06.15

今回の日産自動車のご招待でドイツまでやってきましたが、この旅をおもてなししてくださったのは日産GT-Rの開発責任者、チーフ・プロダクト・スペシャリストの田村宏志さん。今回お会いするのは初めて、さてどんな方なのでしょうか。

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R33, R34 GT-Rを手掛けた田村宏志さん

田村さんは幼少の頃にみたハコスカGT-Rに衝撃をうけ、日産に入社してGT-Rを作るんだ! と決心。その夢を本当に実現したのですが、それまでの道のりは険しく、またそのあとも順風満帆とは言い難いものでした。

その模様は以下の記事に詳しいです。

日産GT-Rチーフ・プロダクト・スペシャリスト、田村宏志さんに聞く|GAZOO.com

「日産にいる私と同世代ではご多分に漏れず、小さい頃にハコスカGT-Rのレースを観戦しGT-Rを作るんだとの思いを胸に持ち続けたことが入社したきっかけです」 そう語ってくれたのは、ニスモビジネスオフィス兼・第一商品企画部チーフ・プロダクト・スペシャリストの田村宏志さん。 日産ファンにとっては、GT-R2014年モデルからチーフ・プロダクト・スペシャリストのバトンを前任者から引き継いだ人物として知られているはずだ。

R33 GT-R, R34 GT-Rの開発に携わり、実質的なR35のコンセプトモデルとなる GT-Rコンセプト(2001)を披露したあと、2014年のGT-R NISMO開発を経て再びGT-R開発の現場へ復帰。

その後手がけた2014年、2015年モデルはいわば前哨戦。最新型となる2017年モデルではこの3年のいわば集大成というべきモデルで、内外装を含めて大幅に手が入れられました。

大幅に手を入れられた最新の2017年型GT-Rはどのように進化したのでしょうか。資料や映像を見ただけではわからない、では実際にドイツでその性能を体験してみましょう、というのが今回の旅の大きな目的です。


田村さん登場!

田村さんとの出会いはなんとドイツ、アウトバーンのパーキングエリアでのこと。先行する我々とは別の空港でGT-Rを受け取り、アウトバーン上で合流しようというもの。パーキングエリアで待つこと10分...すると遠くから異彩を放つオレンジ色の車が登場しました!

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颯爽とGT-Rから降りてきた田村さん、その第一声は。

「これ(GT-R)、自分で言うのもなんだけど、いいね、よくなってる!

実は最新型となる2017年モデルの量産モデルを運転するのは田村さんも初めて。開発現場ではもちろん狙って作っているわけですが、量産車がプロトタイプと同じようにできるかどうかは別の話。その点イメージどおりに仕上がったようで、ご満悦です。

時間もないので、さっそく我々が同乗して移動開始。その模様は動画でどうぞ。

このタイミングで同乗させてもらえるなんて、本当に貴重な体験。もちろん一般人初ですよ。

GT-Rコンセプト2001の具現化

田村さんはR34 GT-Rを手掛けていたのちに2001年の東京モーターショーで公開したのがGT-Rコンセプト。


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そのGT-Rコンセプト(2001)を作った時にイメージしたのはアウトバーン2箇所、ひとつはフラットな路面の速度無制限区間、そして一方は路面が悪くゴツゴツした速度制限区間。どちらもニュルブルクリンク周辺にあり、この道を通ってニュルブルクリンクへとたどりつきます。

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この高速移動区間を安心・安全・快適に、そしてひとたびニュルブルクリンク北コースを走れば世界トップクラスの速さを誇る、というのがマルチパフォーマンスカーとなるGT-Rの目指す方向。

これまでのGT-Rでも十分なパフォーマンスを誇っていましたが、それでも気になる部分があり、それを詰めていったといいます。そして今回、実際のアウトバーンで実際にユーザーの手に渡る量産モデルで走行、確認できたというわけです。


実際田村さんの運転に同乗させてもらって270km/hオーバーを体験しましたが、ウルトラスムース、かつ安心感の塊。150km/hから一気に250km/hオーバーまで加速、その間なんの段付きもないんですね。

エンジン音、風切り音などの騒音が増えたり、振動が増えたり、不安要素はまったくなし。150km/hも250km/hも同じように感じます。速度表示だけが増えていく、この不思議な感覚はまさに新幹線。300km/hでも会話できる、というのは伊達ではないことが体験から伺えました。


(つづく)

【関連記事】

GT-R 2013年モデルの試乗記事はこちらからどうぞ GT-R【ワンダードライビング】

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野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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