#名車シティ再生 (40) レカロシート破れ補修
2016.06.04
内装のうち一番ヤレの進んでいたのがレカロシート。
なにせもうヘッドレスト、乗り降りの際にすれるサイドサポートは布が擦り切れて完全に大穴があいていました。
レカロシートは高級品。補修パーツも出ていますが、その補修パーツも相当なお値段で、安物のバケットシートが買えてしまうほど。たとえばこの表地は交換可能ですが、3万円程度との話。またプロに補修、張替を依頼しても2~3万円程度とそれなりの値段です。
そこで今回は当て布補修、DIYで行います。いつもDIYですけどね。
シート表地を外す
まずバケットシートについているシート表地を外します。4点式用シートベルト穴のパネルを外し、シートの前部下にあるバネを外するとシートを引っ張っているワイヤーが緩むので外すことが可能。
結構中のスポンジもそうとうヤレていますが、これは見えない部分なのでスルー。幸いFRPのシェル自体は特に損傷もなく安全性には問題なさそうです。
現状の穴
完全に大穴あいているため、縫ったり、単純に当て布しても間に合いません。
裏地修復
裏地はクッション性の高い素材なので、それをまずは補修することにします。
簡単にいうと、フェルトで裏地の変わりとし、それをボンドでくっつけるという作業です。
だいたい同じような形にフェルトをカットして、ボンドでつけます。
立体的な形状に合わせるのがポイント。
一番てごわいのがヘッドレストの脇。ここは穴が大きいことと、3次元形状のために1回ではなく、2回に分けて立体的にくっつけました。
表地に補修布をアイロンプリント
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裏地としてフェルトを貼り付けたあと、シートに表地を被せます。
穴の上から補修布を大き目にあて、アイロンであたためてくっつけます。
今回もお向かいの村上板金工場(通称)さんからアイロンをお借りしました。ありがとうございます!
使い方は簡単で、必要なサイズを切ってアイロン、温度中で15秒~30秒程度温めるだけ。
実際には3秒でつっくき、15秒以上あてると表地が痛むので、最初に3秒あてて位置決めをし、そのあと当て布しながらじっくりとくっつけるとよいです。
またシートは3次元形状なので1枚で貼らず、何枚かに切りわけて、少し重ねながら貼り付けるとしっくりきました。
完成
とりあえず完成です。パッと見はわかりませんが、近くによれば補修跡はバレバレ、貧乏くさい出来映えです。しかし原材料費が1000円ちょっとで穴が塞がったのですから、まあヨシとしましょう。
番外編:騒音対策、インパネにスポンジ貼り付け
エンジンマウントが強化されているため、小物入れにものをいれるとカタカタカタとずっと音がなっていて気になります。
そこで内側にスポンジ(低反発ウレタン)を両面テープで貼り付け、対策しました。
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番外編:ETC機器、グローブボックスへ移動
#名車シティ再生 (5)USBオーディオ、ETC機器の装着【ワンダードライビング】
以前とりつけたETC機器、小物入れの横に両面テープで取り付けていたのですが気温があがってきてはがれやすくなったことや、足が長くなった子供が蹴とばしてしまうことからグローブボックス内へ移動しました。こちらも両面テープで貼り付けです。
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