ヤマハ PAS Brace XL 2015年モデル試乗レポート(4)多摩川往復54kmサイクリング
2016.05.01お天気のよいゴールデンウィーク、久々に電動アシスト付き自転車 ヤマハ PAS Brace XLでおでかけしました。
ヤマハ PAS Brace XL 2015年モデル試乗レポート(3) 往復26km、多摩川スピードウェイ・サイクリング【ワンダードライビング】
今回はこれまでいっていた川崎大師方面とは逆、多摩川上流側へと自転車を走らせます。
ルート
・仙川を出発、国領を経由し多摩川へ出てサイクリングロードで多摩川を遡上(標準モード)
・途中、郷土の森博物館でお昼ご飯&休憩
・日野橋でUターン、多摩川南側の土手を走る(強モード)
Date: 2016/04/29 11:25 am
Distance: 53.7 kilometers
Elapsed Time: 6:08:42
Avg Speed: 8.7 km/h
Max Speed: 36.0 km/h
Avg Pace: 6' 52" per km
Min Altitude: 11 m
Max Altitude: 124 m
行きは向かい風
全国的に大荒れとなったお天気は、風がつよくビュービュー。洗濯物が飛ばされるのはもちろん、一時は立ってはいられないほど。そんな向かい風、多少勾配が上りということもあり、通常の自転車では常にトルクをかけていないと進みません。
そんななか PAS Brace XLは大径タイヤと8段ギアを駆使し、メインは7速か8速。平均速度でも20km/hをキープして楽に走行が可能。とはいえ規定上24km/hでアシストがカットされるので、アシスト量はかなり控えめ、標準モードでアシストゲージは1目盛〜2目盛ほどしかふれません。
22kmほど走行し、Uターン。このとき電池残量は標準モードで44km可能。
帰りは追い風、しかし...
行きはつらかった向かい風、帰りは逆に走行していると「無風」と感じられるほどの追い風。こがなくても20km/h走行が可能なほど。走行モードは強に変更したものの、これは電池ほとんど使わないだろうなあと思ったものの。
行き止まり。
行き止まり。
行き止まり...
そう、多摩川の日野、稲城側の土手は分断されており、サイクリングロードとしては行き止まりばかりだったのです。どうりで歩行者、自転車が少ないわけです。
そしてハイライトは聖蹟桜ガ丘駅をすぎたところの稲城に抜ける山。ここは川沿いの道もサイクリングロードも皆無、唯一の手段は蓮光寺を上がるしかないという、超急勾配かつ連続する坂のみ。標高は約124m! 多摩川沿いの11mから一気に100mも上がりました。
ここでPAS Brace XLの本領発揮。比較的ローギアードなギア配分が功を奏し、1段ギアをつかえばどんな急勾配でもスイスイと上っていけます。まるで歩くスピードですけど、楽は楽。
この時のパワーアシストはほとんどMAX、ようやく強モードの面目躍如です。
体力無尽蔵の中学1年生もさすがに疲れて、自転車交代。もう一方の6段ギア装備の小径折りたたみ自転車ではゼイゼイと息が切れて本当にきつかったです。そのため写真はなし。
その後左右にゴルフ場がある坂道を下って、再び多摩川沿いへと出ました。
昼ごはん
府中郷土の森博物館入り口、観光物産館の古都見カフェにて。価格がリーズナブルな上、新築、日当たりがよくとても清々しかったです。
電池残量
結果的に 53.7kmを走行し、電池残量は強で16km残しました。
途中の蓮光寺の山を越えたのにこの結果はなかなか。サイクリングロードなど平地であればアシスト量は控えめなので、大径タイヤとあいまって、長距離サイクリングに向いていますね。
PAS Brace XL - 電動自転車 PAS(パス)/YPJ | ヤマハ発動機株式会社
電池残量 12.8Ah / 50km * 16km = 4.096 Ah
平均電費 53.7km / (12.8Ah * 68% ) = 6.2 km/Ah
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小径タイヤのCITY-X/CITY-Cとはルートが異なり、強風、標高120m超えをしているために平均電費は悪くなってしまいました。逆にルートさえ一緒であれば同等か、平均速度はやはり大径タイヤの方が高いので、速く、遠くにいくのには向いていますね。
ヤマハ PAS CITY-X 2015年モデル試乗レポート(3) 往復54km! 川崎大師サイクリング【ワンダードライビング】
さて次回は?
Brace XLの限界にチャレンジ、といきたいところですがそろそろ運転手の体力が限界。むしろサイクリングやポタリングの質を高めたいところですね。