メディア対抗ミニ四駆レース2016 参戦レポート(2)【レース編】 #mini4wd
2016.04.25「ノーマルモーター限定」となった今回のメディア対抗ミニ四駆レース。これに合わせて新車を投入しましたが、これが吉とでるか凶とでるか。いよいよレース当日です。
ドキドキのコースレイアウト
いよいよ来ましたよ、決戦の場所はここタミヤプラモデルファクトリー新橋。
何度も言いますが、メディアミーティングがメインで、レースは添え物ですからね。
ミニ四駆ジャパンカップ2016の全貌判明! 過去最大級の難関が待ち受ける #mini4wd【ワンダードライビング】
しかし。
なにごともレースには全力をかけるのがワンドラ。勢いあまって1:30には現地到着、14:00の会場オープンを待ちます。
そしてようやく入場、コースを確認・・・
が、がっちがちの立体コースや!!!
完全にセッティングの方向をミスったことをこの時点で悟ります。普段なら余裕かまして「口ミニ四駆」、会話をしながら相手の精神をゆさぶり、セッティングを狂わせる高度な心理戦を展開するのですが、口を動かしている暇がありません。セッティングを、セッティングを変えなければ!
鬼門はこの下りステップ。
その前の長い直線でローフリクション、ならしたモーターで車速が伸びてその高い車速のままピョーーーーン!
次の左コーナーを曲がり切れずにコースアウトしてしまいます。
セッティング変更
まずは大径マシンは無理、ということでおれいゆ選手のマシンを小径タイヤに変更、それに合わせてローラーの高さ、ブレーキの高さを調整。
そして私のマシンもセッティング変更。
・ブレーキ装着:その後のストレートで十分加速してしまい、意味なし
・リアローラーの高さ調整:多少よくなるもコースアウト
・スラスト角調整:かわらず
・フロント1ローラー、リア2ローラーに変更:変わらず
・フロントスタビ変更:かわらず
・リアマスダンパー装着:よりコースアウトするように
・フロントローラーをゴムリングに変更:かわらず
・・・あかん、なにやってもアカン!
ここで3pmとなり、セッティング時間は終了。1度も1ラップ5周することなくメディアミーティングを迎えます。
ミニ四駆ジャパンカップ2016の全貌判明! 過去最大級の難関が待ち受ける #mini4wd【ワンダードライビング】
まだだ、まだ終わらんよ
ミニ四駆、ラジコンのライバル、ホビーの帝王アカザーさんが口(くち)ミニ四駆を仕掛けてくるも、もうこっちはまったく余裕がありません。つれなく、
「てんぱってるんで、すみません、話しかけないでもらえますか?(笑)」
とお断りすることに、ほんと、すみません、すみません。でもレースなんです。レースは参加することに意味があるんじゃなくて、勝つために最大限を尽くすこと、そして最後まであきらめないこと、が大事なんです。と、子供へもよく言い聞かせていることなので、親が実践しないわけにいきません。
メディアミーティングが終わってレース開始までの数分の間、さらにセッティング変更。サイドマスダンパーを取り付けて確認、これでようやく入るようになった! ・・・めっちゃ遅いけど。
レース開始
まず第一レースは期待のホープ、おれいゆ選手の出走。私がダメでもおれいゆ選手が勝ち残ればそれはそれでいいのです。
レースに参加するのははじめての、おれいゆ選手。はじめてのスタートに緊張、出遅れます。実はこのスターター、シグナルとブザーは完全に同期しておらず、シグナルの方が少し早く変わるのです。なのでアナウンスどおり「シグナルに注目」、青点灯した瞬間に手を離すのがコツ・・・って事前にいうの忘れてました、失敗。
しかしレースはこれから、ストレートの速さをいかしてまくろうと思った最初のダウンステップ。
無情にもコースアウト、1周することもなく、おれいゆ選手のレースは終了。
しょぼーん・・・
優勝とコースアウトは紙一重
さて直前までセッティングを続けてきた我がマシン、コースアウトせずに走れるかどうか不安を抱えつつレースにのぞみます。
公式大会同様、入念な車検を受けて、いよいよスタートです。
直前まで諦めずにセッティングした成果が実り、4周目まで無事に走行、残るは1周となった最後のダウンステップ・・・
コースアウトリタイア。まさに崩れ落ちました...
しょぼーん・・・
優勝決定戦
決勝に進出したのはこの5名。電撃ホビーのアカザーさん、OK Wave長島さんなどいつもの強豪メンバーに加え、ミニ四駆同好会を立ち上げたヤフージャパンは2名が決勝進出。
果たして優勝は誰の手に?
結果、一度もトップを譲ることなく走ったアカザーさん(写真中央)が優勝、そしてOK Wave長島さん(写真右)が続き2位、娘のマシンを借りて走ったというヤフージャパンさん(写真左)が3位となりました。
皆様おめでとうございます!
ノーマルモーター限定となっても強豪強しという結果となりました。TMFLさんやGetNaviさんの走りも鮮烈な印象として残っています。スピードとコースアウトは紙一重、本当にシビアな戦いでした。
結果的には熟成を重ねたARシャーシのマスダンパーを軽量化してやれば入った気がしますが・・・いやいや、そんなタラレバはレースの世界ではいっても意味ありません。むしろ今回のをバネにさらにMAシャーシの熟成を重ねていきますよ。
次回、優勝したアカザーさんのマシン作りに迫ってみたいと思います。