メディア対抗ミニ四駆レース2016 参戦レポート(1)【準備編】 #mini4wd
2016.04.24今年も例年通りミニ四駆メディアミーティングを開催、そこで今年の活動発表がされました。
ミニ四駆ジャパンカップ2016の全貌判明! 過去最大級の難関が待ち受ける #mini4wd【ワンダードライビング】
ここで併催されるメディア対抗ミニ四駆レース。昨年は熟成を重ねたARシャーシ、立体コース用マシンを用いて優勝をかざりましたが、今年はひとつ異なる点が。それは
「ノーマルモーター限定」
となったことです。初心者にも広く参加してほしい、というタミヤさん側の思惑ですが、これはなかなかトリッキー。ノーマルマシンを少し改造すればいいという点で参入しやすいですが、パワーソースに限りがあること、重いマシンは不利となる、フリクションを限界まで減らしたいなど難易度は高く、奥が深いのが「ノーマルモーター限定」の特徴。
そこで今回は従来の熟成を重ねたマシンではなく、久々に新車を投入することにしました。
MAシャーシをチョイス
今回選択したのは最新シャーシとなるMAシャーシ。両軸モーターを車体中央に搭載し、左右に電池を配置する、前後左右ともに重量バランスのよいシャーシです。駆動効率が非常に高く、キット標準で組んでも高い走行性能を誇ります。
一方で課題となるのはその重量。剛性の高いシャーシ、分厚いバンパーはノーマルで走らせるには便利ですが、チューンナップの足かせになります。
軽量化
昨今のミニ四駆ではマスダンパーをつけるなどの「重量化」をはかり、速度はモーターパワーで補うのが主流ですが、今回のパワーソースは「ノーマルモーター」。限りあるパワーを効率よく路面に伝えるには、ある程度の軽量化が必要です。
シャーシの剛性を損なわない程度に軽く肉抜き、リアバンパーカット。
3g程度軽くなりました。
えのもとサーキットで実走セッティング
強風ふきあれ電車のダイヤが乱れる中、高尾にあるえのもとサーキットさんへ。
タミヤ ミニ四駆 専門店 通販 ミニ四駆ステーション! えのもとサーキット
えのもとサーキットは世界で唯一のミニ四駆専門店。ここにないパーツは世界中どこにもない、と言われるほどの品揃えの豊富さが素晴らしいです。もちろん最新ミニ四駆動向も集まっており、色々情報収集しながら作りには最適。もちろん常設コースもあります。
今回はノーマルモーターのパワーを極力いかすため、ローフリクション、流行のフロント2ローラー、リア1ローラーの組み合わせに挑戦。
そしてボディはミニ四駆に最初にはまった時に愛用していたマンタレイ(ポリカーボネート製)を装着。これで10gほど軽量化できます。
写真下は耐久レース用マシン、よく走りました。
ここで強力な助っ人を投入、中学生になった息子。幼稚園時代からミニ四駆をやり、ここえのもとサーキットでジュニアクラスでは敵なしと言われたほどですが、最近はバスケに夢中で遠ざかっていました。しかし昔とった杵柄、MAシャーシは初ですが組むのはお手の物。もう1台は大径タイヤ、マスダンパー装着でリファレンスマシンを作ります。
実走チェック
えのもとサーキットさんの常設コースで実走チェック、タイムを計測して比較、想定どおりの結果となることを確認。
重量をみるとその差は歴然。
新橋でミニ四駆セッティング、テスト走行
続いてきたのはタミヤプラモデルファクトリー新橋。今回のタミヤさんの開催主旨、ノーマルモーター限定レースで初心者や昔やっていた人が参加しやすいようにという意図をくみ取り、レッツ&ゴー世代の「おれいゆまなみ」さんを投入。作ったことはあるけど、コースは走らせたことのないビギナーです。
おれいゆさんは熊本地震の被災者へのエールを込めて、くまモンをチョイス。ボディは軽量化のためにポリカボディに。
私がマシンチョイス、セッティングに悩む間・・・
ボディのマスキングを丁寧にやっています。え、そこ?
ミクロン単位でステッカーの位置決めができる手先の器用さがすごいです。
ネールとかやっているから結構そうい作業は得意なのか、と。ミニ四駆では女性レーサーが強いと評判ですが、この作業の丁寧さ、正確さをみているとそれもうなづけます。そういえば日本製の工業品質をかげで支えたのは女工さんだったりします。
ノーマルモーターながらも他のマシンを凌駕するほどのスピードを誇り、ドラゴンバックのあるコースでマスダンパーなしで綺麗に入ることを確認。
本番のコースもこういうスピードコースになることを予想・・・したのがいけなかったのはその後知ることになります。
ボディ塗装
「くまもんだから、ボディも黒で!」
おれいゆさんの指令により、ボディ塗装です。
アバンテMk-IIボディにくまモンを入れますが、しかし頭が大きすぎてキャノピーに入りきりませんでした。
頭の部分だけルーフをカットして無事搭載。がんばれ熊本。
次回、【レース編】へ続きます。