新年明けまして、立ちゴケしました
2016.01.04新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします!
なのですが、新年早々やってしまいました。新車で購入したヤマハMT-07、走行7200km余にて初の立ちゴケです。
立ちゴケの状況
天気のよいお正月、どこかいい撮影スポットはないかと晴海ふ頭へとやってきました。きっと新年気分でぼやーっと運転していたからでしょう、ここは金網多いから別のところにしようと一時停止後再発進しようとしたところ、クラッチ操作を誤りエンスト。ハンドルが右側に切れており、多少右側に重心を移動していたためにそのままバイクは落ちるようにしてコカしたという経緯です。時速はほぼゼロ。
立ちゴケしたときの対応方法
さてバイクがこけるときは一瞬です。もともと右ひざをスキーで痛めたことや、以前のバイク事故で大腿骨骨折して筋力が少ないことで右足の踏ん張りは一切ききません。バイクが落ちる時に支えられない、無理と思った瞬間とった行動は?
そのままパッと手を離し、バイクから転げ落ちるようにして逃げました。その転げ方も芸術的、後ろ回り受け身をとりながら回転し、その勢いですっくと立ち上がったほどスマート。中学時代の柔道の授業、みっちりと受け身を練習しましたが、その成果がここで活きました。
バイクの起こし方
さて倒れたバイク、空き地だったので慌てて起こす必要もありません。初めての立ちゴケで傷つけたことにショックを受けつつも、ここで慌ててしまうとさらに傷口を広げかねないので、まずは落ち着いて、写真撮影。ブロガーたるもの、いつなんどきでもエヴィデンスです。
次にヘルメットを脱ぎ、起こす作業に移ります。
まずギアを1速に入れ、リアホイールを固定。
次にサイドスタンドを起こし、引き上げたときに向こう側に倒れないように予防。
そしてハンドルを右側に目一杯きり、ハンドルに手をかけながら腰、膝でタンクをおして、手はまっすぐに伸ばして体重をかけて引き起こします。こうすると腕力が不要なので楽。
しかしフロントホイールが動いて、さらに「ゴリゴリ」といやな音が。あー、傷口が広がっちゃったよと凹むも、改めてフロントブレーキレバーを引きながら起こします。
今度はフロントもロックされ、支点が固定されたことですんなりと起き上がりました。
被害、傷の状況
トリシティ流用ナックルバイザーに傷多数。
右サイドミラーに少しの傷。
マフラーエンドに傷少々。
スライダーに傷少々。
ブレーキレバーエンドに傷と、ガタつき。フロントマスターシリンダー全体が下側に落ちました(回転)。
機能的にはほとんど不具合なく、ブレーキレバーのさわり心地が変わった位。とりあえず応急処置としてクランプを緩めて上側に回転させて対応です。
ブレーキレバーはダイアルで調整式ですが、ここのガタが大きく、上下に1cmほどガタつくようになりました。もともとどれくらいガタがあったか分かりませんが、気になるので交換したいです。
予想よりも傷が浅くてラッキーでした。スライダーが機能したこと、そしてたまたまつけていたリアサイドバッグが緩衝材となったようです。
とはいえ昔立ちゴケしたときも、やっぱりエンストでやっただけに進歩してないな~と反省中です。
立ちゴケしないために
今回の立ちゴケの一番の要因はゆるゆる走って止まったあとの再発進時、実は1速ではなく2速だったためにエンストをしてしまったことです。普段からきちんと1速に落とす癖があれば大丈夫だったのに、と悔やまれます。メーター見ればギア表示もあるから確認できますし。
また立ちゴケしそうになったときはパッとブレーキをかけ、ハンドルを切りこみ、両足を伸ばして踏ん張る、というのが良いそうです。膝が曲がっていると自重に耐えられませんが、まっすぐにしておくと、意外と突っ張れます。そのためには足を真横ではなく前方に多少伸ばして突くのがポイントだそう。
それを練習する気は余りおきませんけど、もう一度傷ついたから、下に段ボールと緩衝材敷いたらやってもいいかもしれませんね。