暑い夏を乗り切るドライクールベスト。バイク、カート、オフィスでも活躍
2015.07.30暑い、暑い、暑い。
33度を越えるともはや暑いしか言葉がでなくなるほど猛暑。頭の中ではいかに涼しくなるかしか考えられません。バイクに至っては足の間に熱源を抱えているようなもの、とくにオーバー400ccの大型バイクの熱量は相当で、止まっているだけでオーバーヒート気味。
バイクのエンジンだって水冷式なんだから、人間も水冷したい、そんな気持ちになりますがそんなアイテムがあるんです。
夏場の熱中症対策決定版!!MACNA DRY COOL VEST(マクナ ドライクールベスト)
気化熱を利用した冷却ベスト
夏場の熱中症対策決定版!!MACNA DRY COOL VEST(マクナ ドライクールベスト)気化熱を利用したドライクーリングシステムは国際特許を取得した革新的な新技術です。 このシステムはわずか500mlの水を利用し、5℃~15℃ベストの温度が下がります。
冷却効果の持続期間は8時間~72時間(3日間)。 水を注入すれば、すぐに冷却効果を発揮。また化学薬品や電気を一切使わないシステムです。 また従来の冷却ベストは本体を水に漬けて水分を吸収させるため体が濡れてしまいますが、このドライクールベストは、内部の素材に水を"注入"させるので内側はドライでサラサラです。
【Amazon】 MACNA マクナ DRY COOL VEST ドライクールベスト XS-M 1658050781
今回JAPEXさんにご提供いただき、実際にこの冷却ベスト「MACNA DRY COOL VEST」を試してみました。
開封
ドライクールベストはコンパクトに畳まれて梱包されています。洗濯も可能とのことで、収納も含めて便利です。
デザイン的にもすっきりとしておりカッコイイです。素材はビニールっぽい多少ごわごわする感じで、厚手のレインウェアくらい。これ自体は軽く、また脇は伸縮性のある布でできているので、どんな体格の人でも合います。
(men S/M women XS-Lサイズ、男性 171cm/62kg)
注水
さて冷却の要、水を右胸の穴から入れます。
500mLなので、500mLペットボトル1杯分。この口を持ちあげて少し空間を作り、少しづつ中の素材にしみこませるようにしてゆっくり注水します。
500mLなので500gほど重くなり、ベストはずっしりした印象へ。
いれてすぐは水が片寄っていて、右前が重くなってしまっています。そこで一度キャップをしっかり閉め、ベストを左右に傾けたり、逆さまにしてベスト全体に水がいきわたるようにします。全体にしみこむとバランスがよくなり、冷却効果も全体に行きわたります。
冷却効果は?
エアコンの効いた室内で、Tシャツの上にベストを着てみると、全体的に冷んやりした印象。扇風機にあたるとその効果は上がるようです。
朝暑いときにクルマ移動で助手席にのると、もうその効果はマックス。冷房を緩めるくらいに冷え冷えします。
カートで使ってみた
もともとバイク用ということで開発されたクールベストですが、風が当たるのはカートも一緒。ということでレーシングスーツの中に着て、初夏に走ってみました。
レーシングスーツは風を少し通す素材なので、走れば風があたって効果がでるようです。冷える、という明確な効果までは分からないですが、汗をかくことなく周回することができました。
汗をかく状態ではどうか?
真夏日に再びカートで使ってみました。この日は35度くらいの猛暑日、じっとしているだけで汗をかくほどの暑さです。すでにTシャツが汗でぬれていて、ウェットベスト状態。
こうなってくるとクールベストを着こんでも1枚多くなることと、高温多湿すぎて気化熱を利用するクールベストの冷却効果は発揮しにくいです。
冷える座布団
猛暑のカートの時は着こまず、折り畳み椅子にかけていたのですが、走行が終わって帰って折り畳み椅子に座るとなんとこのクールベストがひんやり! 座布団代わりに丁度いけてました。意外な使い道にビックリです。
オフィス内での使用
アウトドアでの熱中症予防によいクールベストですが、クーラーのきいたオフィスでもその効果は得られます。特にエコで28度設定など温度が高めでは暑苦しく感じる場面もありますが、そんなときこのクールベストを着こむとひんやり。ドライなので当然Yシャツの上から着ても大丈夫。
ハンディ扇風機を併用すればさらにその効果は感じやすくなります。
改めてバイクで使用
猛暑日が続く中、バイクで使用してみました。
Tシャツの上にクールベスト、そしてメッシュのアウタージャケット(プロテクター入り)。
風は結構メッシュから入ってくるのですが、外気温が35度ともなるとその熱風自体にやられてきて、なかなかにしてツライです。
クールベストも最初はじんわりと冷たく感じるのですが、体温で温まるせいかその効果は持続せず。都内の信号待ちでバイクの水温計が100度を越え、熱風が足元からあがってくる状況下では厳しいです。
効果的な場面
色々な場面で試してみましたが、効果を感じやすい場面は
・それなりに風があたる環境(バイク、カート)
・猛暑ではないところ(35度とかはダメ)
・室内、クーラーの補助に。
・扇風機と併用は効果的
といったところでした。
水しか使わないエコなクールベストなので、効果的な場面でうまく活用したいですね。