ミニスカ禁止。S2000オーナーが 爽快BMW Z1を試乗レビュー
2015.06.23S660再評価にあたり、S2000オーナーがオープンカーを色々と試乗しています。今回は1989年製の名車 BMW Z1に乗る機会に恵まれました。
どうやって乗るんですか? そのまま上からどうぞ。
ドアが開いた(下りた)状態。
ドアはせり上がって閉まります。
これが BMW Z1最大の特徴。 ドアが開いた状態で乗り降りしますが、サイドシルが法外に高いのでスカート危険、ミニスカは絶対禁止です。
さらに素晴らしいのはこのドアを下げた状態での走行が可能ということ。その場合風の当たり方はまるでバイク、80km/h位までは爽快な風が入り、暑い日でも涼しいです。曇り空や朝夕は熱が奪われやすいので、バイク同様ウィンドブレーカーなど上着必須なほど。まあドアと窓上げればいいんですけどね。
コンセプトカーそのままの姿で生まれた BMW Z1の生産台数はわずか8000台。導入初期に日本に輸入された貴重な1台を今回試乗することができました。名車再生、リストア済なのでかなり綺麗&きちんと走ります。
感想まとめ
・とにかく視界が広い(左右方向)
・地面が近い
・スピード感が高い
・風がびゅーびゅーあたり、涼しい、爽快、バイクみたい
・ドアをあげると普通のオープンカー
・窓をあげると風の巻き込みも少ない、快適なグランツーリズモ
・2.5L 6気筒エンジンはもっさり気味だが、十分なトルク
・排気音がスポーティでよく聞こえる
・5速マニュアルミッションは、ギア比が離れ気味。
(325iと同じエンジン、ミッション)
・シフトストロークも多く、まったりとシフトチェンジするのがよい
・50:50のFRのハンドリングはバランスがとれており、コーナリングに安心感がある
・ハンドルは軽く、中立が曖昧。アライメントも多少ズレあり(経年劣化のため)
・スポーツカーというよりも、オープン・グランツーリズモ
・ロングランドライブ、高原走ると気持ち良さそう
・逆にアーバンライフ、街中を流すのにもピッタリ、ドアを下げたまま乗り降りするのは注目の的
・かっこいい乗り方を研究したくなる
・ジープやサンドバギーのシティ版と考えると分かりやすい
・手動幌も完全動作、プロポーションも崩さず簡単操作でオープン・クローズへ
・でもやっぱりフルオープン、ドア下げてのるのが最高
(注意:Z1の場合、「ボス乗り」の左手をつく位置はカバーのため壊してしまいます。左手はシートにかけるようにしましょう)
動画レビュー
この貴重な BMW Z1のオーナーと一緒に試乗、レビューは動画でどうぞ。不思議なドアの上下動も映っています。