ヤマハMT-07 自作ナンバーステーフックで積載能力・利便性アップ
2015.05.29ヤマハMT-07はとてもいいネイキッド・バイクなのですが、唯一の問題は積載能力。基本的にデザイン優先のため、バイクネットなど固定できる手段がほぼ皆無。タンデムステーはないし、タンデムシートから出てくるベロ状の紐ではスパンが短すぎて固定しにくいしと、実質的にはタンデムステップのフックしか使えませんでした。
これは困る・・・
特に長距離ツーリング時用にと買った大容量 TANAX キャンピングバッグの後ろ側の固定ができません。なんとかしなければ・・・
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プレートフック
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同じくTANAXから出ているナンバープレートの固定ボルトを使ってつけるタイプが良さそう。早速MT-07の後ろ側をみてみると・・・
アルミのナンバーステーから、実際のナンバーまでは樹脂部品が使われており強度的に頼りありません。つまり上記プレートフック、ナンバーボルトを使ってのフックは使えないということです。
自作ナンバーステーフック
ないなら作るしかない。ということで、フレームに固定されているナンバーステー(シルバー)の部分に固定するフックを作ることにしました。
固定ボルト2個を取り外し、かさあげしてステーにぶつかるのを避けつつ固定。幅はうインカー幅の325mm以下、だいたい250mm~280mm程度を想定します。
ホームセンターで物色、材料を調達。
ナンバーステー固定ボルトは緩み防止剤が塗布されており、けっこう回すのが渋いです。ですので固定はきちんと緩み止めワッシャーを追加して固定します。
下から
・ワッシャー、カラー、ワッシャー、黒ステー、ワッシャー、緩み止めスプリングワッシャー、ボルト頭
の順序となっています。ワッシャーを多用しているのはM8ボルト用の穴だったため。位置決めが楽です。固定ボルトは標準M6/15mmからM6/40mmへ変更。
固定ができそうなことを確認した後一旦取り外し、両脇にアイボルト(M8)を固定。こちらもワッシャーを使用してます。
改めて取り付けて完成。
カーゴネットの取り付け
シルバーのナンバーステーはフレームに固定されているので、意外と強度があり動かしても車体が動くほど。これなら安心。
カーゴネットを使っても、これまで困っていた後ろ側フックを簡単にひっかけることができます。これは便利!
キャンピングバッグの固定
付属の固定用ベルトを通して固定します。両脇にアイボルトをつけているので滑って外れることもありません。
あとはパチンと取り付ければ完了。
実際にキャンプ用品をフル装備した様子。
キャンピングバッグの下に折り畳みテーブルをはさみこむことで、より安定させています。滑り止めマット(蛍光グリーン)はズレ防止用。
実際の使用
この装備で実際にキャンプに行ってきました。
走行は街中から高速道路で80~100km/h巡航。トップヘビーになってハンドリングが悪くなりますが、荷物自体はずれることもなくきちんと固定できました。これなら安心です。
安全対策
サイズ的には張り出さないようにして、突起物にならないようにしていますが、念には念をいれてエッジテープで保護しました。
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コスト
ふんだんにワッシャー等を使ったので、部品代は約1500円でした。ナンバー取り付け場所が強度的に十分であれば、市販品を使う方が安くあがります。
MT-07で荷物の固定に困っている方は、ぜひ参考にして下さい。