寒くないから暖かいへ。Klan ホットインナージャケットを使ってみる(前編)
2015.01.28まだまだ寒い日が続きます。バイクの防寒装備は、寒くないからあったかいへシフトチェンジ。
寒くないから暖かいへ。気になる電熱系ウェア【ワンダードライビング】
今回はもっともに気になっていた Klan ホットインナージャケットを ジャペックスさんにご提供いただき、試用します。
ホットインナージャケット
うたい文句どおり、ジャケットの内側には前後と首回り、袖(肩口)に電熱線が張り巡らされています。効果を感じさせます。
コネクタは左側についており、ここに12V電源を接続することで動作させます。
ハーネスは電源ケーブル、そしてスイッチの2つに分かれており、電源ケーブルは車両側に配線します。
電源ケーブルの配線
配線は簡単。バッテリーのボルトを外し、共締めするだけ。
気にしなければならないのはヒューズボックスの空間確保と、コネクタの出し先。
まずは通電確認。コネクタを2ヶ所接続し、2段階スイッチをON。LEDが2段階に切り替われば通電OK、しばらくたつとホカっとします。
コネクタはシート前方左側から出すのがセオリーですが、ここだと実はスイッチケーブルをつなぐと長くてブラーンとしちゃうのでした。
スイッチケーブルの長さ分余ってしまうので、これは今後の課題です。
リアシート側から出すことも検討中。
Mサイズのサイズ感
私の身体は
・身長 171cm
・体重 62kg
・肩幅狭く、腕が短い(肩が余りやすい)
というサイズ感。これでMサイズを試してみると多少ゆったりした着心地。
特に袖は余っていて、手のひらまできています。しかしこれは実は設計通り、袖口には親指を通す穴があるので、親指を通してアウタージャケットを羽織り、手袋をするというもの。
そして電熱ヒーター内蔵ですが、ヒーターで直接身体に熱を伝えるのではなく、回りの空気を暖めてそれを循環させるタイプなので、多少ゆったりして空気の層を作ってあげるのがコツです。
従来のシステムは電熱線の直熱で体を暖めるだけでしたが、HADSは電熱線周りに部屋分けされた空間を設け、この空間で暖められたホットエアーを循環させることにより、ウエア全体を暖める画期的なシステムです。さらにメッシュ素材の裏地でホットエアーを体に送り込み、より快適な暖かさを実感できます。
電熱ウェアは肌にピッタリ密着させるのがいい、と言われてますがこれは逆でふわっと着るのがポイント。
普段着として
インナージャケットといってもウィンドブレイカーっぽい外観なので、これだけ着ても問題なし。試しにこれをインナージャケットを羽織って寒いガレージ内で作業してみましたが、単体で十分な保温性をもっており、電熱が入らなくても十分機能します。
実際にライディングで使った時のインプレッションは後編にて。
(後編につづく)この冬一番の寒さでも、自分だけ春がきた。Klan ホットインナージャケットを使ってみる(後編)【ワンダードライビング】