そうだ、大型二輪に乗ろう（４）　ヤマハMT-07Aにサイドスライダー装着

2014.11.27

バイクでありがちなのが立ちゴケ。むしろ倒さない方が奇跡というもの。

一度倒すと倒し方にもよるが、レバーやカウルのダメージなど、金銭的、精神的にもダメージが大きいです。最近は転倒時にダメージを軽減するためのスライダー、ガード、パッドといった名称のものが各種でており軽微なものであれば代わりに傷ついて本体を守ってくれます。

【Amazon】 BARRACUDA：YAMAHA MT-07('14-) フレームスライダー

【Amazon】 R&G(アールアンドジー) エアロクラッシュプロテクター ブラック MT-07(14-) RG-CP0365BL

【Amazon】 Puig 7074N CRASH PADS PRO YAMAHA MT-07(14-) プーチ スライダー パッド

純正サイドスライダー

社外品はおおむねフレームとエンジンの取り付け部にエクステンションのパッドをつけるタイプが多く、値段もリーズナブル。効果も相当ありそう。ただしいかにもとってつけた出っ張りはデザイン的にいまいち。そんなときにはやはり純正、ということで純正サイドスライダーを装着することにしました。

クランクカバー、ギアカバーケースの上につけるタイプで、楔形でカッコイイです。

構成部品はガードカバーと中につめる硬質ゴムっぽいポリマー樹脂。これで衝撃を軽減することが可能というのが売り文句。

ポリマー樹脂はガードカバーの中にいれて、あとはボルトで留めるだけ。

右側は簡単、左側は加工が必要

右側はギアカバーのボルト２本を外し、新しいボルトで留めるだけのまさにボルトオン。締め付けトルク高くなく、簡単に作業できました。

問題は左側、クランクケース側。

まずは樹脂製チェーンカバーのボルト３本を外して、カバーをとります。まずこのボルトがなんで渋く、外しにくい...

そしてボルトを外して気付きます、、、あれ、はずれないぞ？

そうなんです、シフトリンケージが当然のように邪魔してそのままでは外れません。

シフトリンケージは外し方は色々あるでしょうが、リンクのボルト部分を外すのが楽でした。最初リンクの先ではなくスプラインが切ってある軸の方を外そうと緩めたのですが、全然硬くてとれず。

樹脂カバーの指定個所をホールソーで切り取りますが、ホールソーなんて気の効いたものはもっていません。

そんなときはドリルとニッパでゴリゴリですよ。

まるでミニ四駆の作業風景のよう。

それをヤスリで削って、、、とこのヤスリがけが意外と面倒かつ綺麗に仕上がらないという憂き目に。いい加減面倒になったので完成度に目を瞑って次行程へ。

樹脂カバーを取り付け、スライダーを取り付けて完了！　と思ったら・・・ああシフトリンケージを取り付けるの忘れた！

スライダーを外して、シフトリンケージを取り付けてから再度スライダーの取り付け。

これにて完成。

作業時間は約1h以上

途中トラップにはまり、標準作業0.3hに対して素人作業では1h以上。特に途中のチェーンカバーをカットするのが手間暇かかりました。また仕上がりもイマイチなので、ホールソーといった工具を持ってない方はプロにお任せした方が綺麗にあがると思います。というか、0.3hでできるのかなあ、これ。

仕上がりはともかく、無事装着完了。

右側はブレーキ操作の邪魔にならないよう、うまく足から逃げるようになっていてさすがは純正という出来栄え。張り出し量もかなりあり、これなら本体の保護ができそうです。

一方で不安なのがスライダーの樹脂カバーの取り付け部が貧弱で、１回転倒しただけでボルト固定部分がもげそうなこと。使い捨てじゃないよね、スライダー。それともカウルを交換するよりかはマシという判断なのでしょうか。

結局それが不安でフレームに取り付けるガードをつけるという本末転倒になりそうな予感もありますが、それはもう一度転倒してから考えます。

とにかく転倒させないように、安全運転、気を引き締めていきたいですね。