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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

そうだ、大型二輪に乗ろう(1) 悩ましいバイク選び

2014.11.15

yamaha_bike

大型二輪免許を取得中からわくわくどきどきしていたのがバイク選び。せっかく限定解除をするのだから憧れのナナハン、オーバー400ccに乗りたいわけです。しかしリターンライダーとしてはここは冷静かつ慎重にならないと、年齢、体力、視力的にもオーバークオリティになりかねません。

ですので大排気量かつ大パワーというよりも、出来る限り乗りやすく、しかも買いやすいリーズナブルなお値段のものでオーバー400ccにはこだわらないということでバイク選びをはじめました。

意外と不毛なバイクラインナップ

なにせリターンライダーですから、バイクへの憧れというのは80年代後半から90年代前半の知識のまま。そういえば昔欲しかったよねえ、あの機種と調べてみると・・・

NSR 絶版
VFR系 手が届かない世界へ
CBR系 手が届かない世界へ
VT系 予想以上に高い
AX-1 昔乗っていたものだが、絶版。後継機種なし

とアレアレな結果に。CBR250Rとか250ccでも普通に4気筒で16バルブだったよね、どこいっちゃったの? と思うほど。そうなんです、バイクの販売が急速に萎んで、販売台数に比例してラインナップも整理された上に排気ガス規制がバイクにも及び、2ストが消滅したんですね。

知識としては知っていたものの、具体的な機種選びとなってみるとその現実が深くのしかかります。

では中古バイクはどうかというと、10年落ち、20年落ちのバイクを整備して乗るというのもそれはそれで手間を惜しまない覚悟が必要です。懐かしさで乗るのもいいんですけど、リターンライダーとしては面倒は避けたい、どうせ乗るなら不安の少ない新車がいいと思ってしまいます。

パワーはダウン、値段はアップ

結局250ccでも4気筒が普通だった時代は過去、いまや4気筒モデルは100万円近い価格帯になってしまい手が伸ばしにくいです。

2気筒が現実的な価格帯、70万円前後というのが相場でこれは排気量に寄らず同じ傾向。ただしもともとマルチシリンダー化(4気筒化)による高回転化で馬力を稼いでいたのに対し、現在は排気量でトルクを稼ぎ馬力はそこそこで乗りやすくする方向性です。

そんななか浮上してきた候補がこちら。

やっぱりホンダが好き、AX-1が好き

バイク事故で突然のさよならを告げたAX-1にまだ未練があるんでしょうね、どうしても当時「デュアルパーパス」と呼んでいたあのフォルムやコンセプトが忘れられません。AX-1はもやは後継すら存在せず、かろうじてそれに近いのが「アドベンチャー」「モタード」といったジャンルで、そこで出てきたのが 400XとNC750X。

400X | Honda 698,760円~

NC750X | Honda 721,440円〜

特にNC750Xはホンダとしては珍しく「青」がラインナップされていることも、AX-1を彷彿とさせていいです。

教習車が同じシリーズのNC750L(NC750Sベース)だったので、NC750Xの乗り味は予め分かりそうでした。

手こずった教習車

大型二輪免許【ワンダードライビング】

実際に教習車 NC750Lに乗ってみると乗りやすいような乗りにくいような。特に低速時の取り回し、Uターンは最後の最後まで苦手で、より大きく重いNC750Xはちょっと自分には合わない予感。

サイズ的には400Xが適切なんですが・・・400ccに乗るんであればわざわざ大型二輪免許とらなくても良かったじゃない、ということになりかねないので、さらに選択肢を広げてみます。

ところでヤマハはどう?

日本は恵まれた国で、カーメーカーど同様、バイクメーカーも多数あります。ヤマハにカワサキ、スズキと選び放題。

次に見て回ったのがヤマハ。

バイク・スクーター - バイク,オートバイ,スクーター | ヤマハ発動機株式会社

見て回るとまず驚いたのがそのラインアップの少なさ。あれ、TZR,YZRとかFZRとかは、そうかNSRやCBRと同じ運命かとここでもがっくり。

デュアルパーパス、モタード系ということの候補でいえばWR250Xというのが気になります。

WR250X - バイク スクーター | ヤマハ発動機株式会社 753,840円

250ccなのに75万円オーバー・・・た、たかい。

MT-09 - バイク スクーター | ヤマハ発動機株式会社 85〜90万円

以前デザインで気になったMT-09は3気筒、85〜90万円と値段も少々高めですがなによりビビったのはその走り。エキサイティングすぎるだろうと。

盛り上がるパワーで軽々とフロントホイールが浮くパフォーマンスを動画で見せつけられても、リターンライダーとしては全力で引きます。ホイールの代わりに汗が浮き出ますよ、むりむり、こんな過激なバイクは無理。

ところが似たような名前で排気量の小さめのやつがあるじゃないですか、MT-07。2014年夏に発売になったばかり。

MT-07が評判いいらしい

MT-07は2気筒モデル、というのでてっきりMT-09の兄弟車種で3気筒を2気筒に変更した、いわばV型3気筒のNS400RとV型2気筒のNS250Rの関係かと思っていたんですが写真をみてみると、、、全く違う、フレームからデザインまでなにもかも違う!?

MT-07 - バイク スクーター | ヤマハ発動機株式会社 70〜75万円

なんでも「クロスプレーンコンセプト」というのが共通なだけの、まったく別のバイクということで共通項がまったくなかったのです。よく考えると900ccの排気量を2/3にすると600ccですし、ボアもストロークも全然違うし。

MT-09が110馬力という、自分にはオーバースペックなハイパワーに対してMT-07は70馬力とおとなしめ。とはいえホンダNC、さらには軽自動車よりも馬力があるので十分以上です。

このMT-07の内外の評判を聞くと、どこいってもいいんです。乗りやすいし、楽しいし、よく走ると。唯一燃費がNCと比べてよくない程度ですが、これはNCが燃費方向にふってあるので比較しても仕方ないところ。

ヤマハ発動機さんには船企画、ワンドラ・ボートクルーズでいつもお世話になっているし、じゃあいいんじゃない、MT-07Aで。ということで決めました。ええ、試乗すらしていません、免許とれてなかったから。

分かんないからまずは乗ってみる

大型二輪免許もギリギリセーフでとれたようなものですから、まずはバイクに慣れることが最初のステップ。幸いMT-07はサイズ、重量ともにホンダ400Xとほぼ一緒。取り回しの点ではNC750よりも楽そうです。

まずは乗ってみて、それからああでもない、こうでもないということを語れたらいいんじゃないでしょうか。なにせ私はリターンライダー。25年ぶりのバイクにワクテカです。


この記事を書いたライター

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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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