第四回メディア対抗レース参戦記【ネオマイティフロッグで走る】
2014.10.30タミヤRCモデル発売40周年記念イベント、RCカーフェスティバルで行われたメディア対抗レースに出場してきました。
当日は台風接近の影響で日本列島は大荒れの天気。会場である東京・お台場メガウェブ・トヨタシティショウケースも好天ならぬ荒天に恵まれて(?)しまいました。駐車場から会場に入る間にずぶぬれになりましたが、そこは屋内開催。レース自体は雨風の心配はありません。
開門を待ちながら、これから繰り広げられる激戦に想いを馳せる筆者。
タミヤの最新型バギーモデルRC、ネオマイティフロッグのワンメイクで争われるこのレース。今回のま編集長は別件の取材のため欠席。ワンドラチームからは1台での参戦となります。
しかしチームワンダードライビング、今回も一味違います。
いつものように動画撮影には戸津監督が合流。ムービーだけでカメラ4台、しかもそのうち1台は筆者だけを撮り続ける「茂手木専用カメラ」とのこと。うかつに鼻をほじったりもできません。
そしてメカニック兼雑よu...ユーティリティプレイヤーとしてやたっぺくん。さらに山形から私の友人"はかせ"ことせらさんが合流。
はかせ、本業は博士ではありませんが、白衣は自前です。
続々と集まる参加者たち。がぜん注目は減周ハンデ対象の選手。前戦に井澤メカニックのチューンで勝利を飾ったグッズプレス・大竹選手は好調をキープ。そして第1戦に勝利するも、その後勝ち星から遠ざかっている週アス・アカザー選手も気合い充分です。
ほどなく自然と口(くち)ラジコンが始まります。が、今回はワンドラチームの持ち込んだ謎のシステムに興味深々の様子。ふふふ、ここまでは作戦通りですよ。
いっぽう過去最多の4名体制で挑むワンドラチームでは着々と準備が進行中。
まずはチーフメカニックのはかせがモーターの性能測定に入ります。
注油と通電部のメンテナンスを行ったところ、毎分17500回転→17700回転に微アップ。ありがとうはかせ!
そして今回の目玉装置、はかせ自慢のテレメトリシステムの登場です。
実は筆者も当日に見せてもらうまでなにが何だかさっぱりわからなかったのですが、簡単に言うと筆者のハンドルとアクセルの操作をはかせの手元の端末で受け取り、パソコン上でデータとして見られるとのこと。
このレースでは受信機がワンメイクのため採取できるデータが限られていますが、各種センサーを取り付ければモーター温度や回転数も取得可能とのこと。車載動画と連動すればF1中継のように車速やアクセル開度、ステアリング量などを表示することも可能とのことです。この詳細は別の記事で詳しく取り上げたいと思います。
さて、今回は8媒体から8台のエントリー。
4回目の開催とあって累積ハンデがすさまじく、今回出場する選手では
ワンダードライビング・筆者6周
週刊アスキー・赤澤選手 5周
グッズプレス・大竹選手 4周
が決勝でそれぞれ減算される事になっています。
コースのほうはというと、過去三戦とは逆方向の右回りに変更。
前回戦慄を走らせたビッグジャンプはなく、お皿の置かれたギャップセクションが復活しています。小ジャンプセクションはコース終盤のS字コーナーのところに配置されており、なかなかの曲者です。
それよりなによりおそらく今までの中で一番距離が長いコース設定。周回数ハンデがここにきて重くのしかかってきました...。
予選は4分間の周回レース。4分間でより周回数の多い人が上位へ。同一周回数ならゴールラインを越えたタイムが速い人が上位になります。
ふぅ、やりました!予選1位!
4回の開催で3度目のポールポジション。もはやワンドラチームの指定席と言っても過言ではないでしょう。ひとまずホッと胸をなでおろす筆者。
【予選結果(4分周回レース)】1位 19周 4分00秒947 ワンダードライビング・筆者
2位 18周 4分02秒909 週刊アスキー・赤澤選手
3位 18周 4分03秒804 グッズプレス・大竹選手
4位 16周 4分20秒884 driver・兒嶋選手
5位 14周 4分02秒945 モデルカーズ・宮本選手
6位 13周 4分09秒545 OKWave・望月選手
7位 11周 4分08秒628 ホビージャパン・伊藤選手
8位 11周 4分28秒502 カーマガジン・中本選手
栄光のカーナンバー1とみなぎる闘志が顔に出てしまう筆者。
やはり一番前からスタートできるのは有利です。予選では二位の赤澤選手に1周差をつける圧倒的なトップ通過。セッティングもこれで間違いないでしょう。確かな手ごたえを感じ、この時ほんの少しだけ「ハンデたった6周でしょ?イケるんじゃね?」と思いました。
ほどなく決勝がスタート。各車バッテリーを積みかえて臨戦態勢です。決勝は5分間で争われます。
スタートと同時に真っ先にダッシュに成功。なにしろハンデ6周、全身全霊をかけてどんどん先を急ぎます。普通のレースであれば筆者が断トツの展開。他を圧倒するスピードで周回を重ねますが、6周を回り終えたところで各選手のハンディキャップが減算され、あっという間に最下位転落(笑)。5位まで表示できるタミヤグランプリおなじみの電光掲示板から筆者のゼッケン「1」が消えました。
後は何台抜いたかわからないほど猛烈に走りまくりますが、いっこうに電光掲示板に現れず「もうダメかもわからんね...」という気持ちに。5分経過のアナウンスでゴール。最後の最後でギリギリ電光掲示板に顔を出す5位でフィニッシュしました。
過去にここまで全力を注いだレースがあったでしょうか。性根尽き果て、抜け殻のように呆然とする筆者。
優勝はdriver・兒嶋選手。
ノーハンデとはいえ確実に周回を重ねる堅実なレース運びで追い上げる大竹選手を振り切り勝利をものにしました。追い上げるも僅か2秒及ばず、前回優勝のグッズプレス・大竹選手が4周ハンデを受けながらの二位表彰台。3位にはこちらも5周ハンデを受けながら週アス・赤澤選手が入賞しました。
【決勝結果(5分周回レース・ハンディキャップあり)】優勝 19周 5分06秒249 driver・兒嶋選手
2位 19周 5分08秒583 グッズプレス・大竹選手(HC4)
3位 18周 5分09秒691 週刊アスキー・赤澤選手(HC5)
4位 17周 5分00秒700 モデルカーズ・宮本選手
5位 17周 5分02秒353 ワンダードライビング・筆者(HC6)
6位 16周 5分17秒966 OKWave・望月選手
7位 15周 5分11秒956 ホビージャパン・伊藤選手
8位 15周 5分13秒013 カーマガジン・中本選手
筆者としては「ビリでもなければ表彰台にも上がれない」という一番面白くない結果になってしまいました。
この結果をふまえ、次戦では筆者6周、赤澤選手6周、大竹選手6周、兒嶋選手・のま選手各3周と5選手がハンディキャップ対象選手となる予定です。
メディア対抗レース最終戦は12月タミヤRCカーフェスティバルにて開催予定。ここまで終わってみれば、4戦全てで違う勝者が誕生するという波乱の展開。筆者としてもこのまま未勝利のまま終わらせるわけにはいきません。
次回もチームワンダードライビングの活躍にご期待ください!!
(つづく)
※ ネオマイティフロッグ+2.4GHz送受信機セットはメディア対抗レース参加のため、タミヤさんよりご提供いただいております (各種オプションパーツ、ボディ塗装用塗料等は自腹です)
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