そうだ、大型二輪免許、取ろう(3) スキンヘッド教官
2014.10.09
平均台、平均台...
前回おちまくった一本橋こと平均台。今回はうまく乗れるのでしょうか?
実技教習3時限目
プロテクターを装着し、待合室で待つこと数分。優しく、丁寧な教官が担当。基本は前回と同様練習コースを走るだけです。
今回新たにやったのは8の字と呼ばれる、低速で8の字ターンを行うもの。2速で半クラッチを使いながら小回りするもので、コツは半クラッチとリアブレーキをつかっての速度制御。
「じゃあ見本見せるから」
といってはじめ、いきなりリアがすべって、おっとっと。
「雨ですべりやすいから気をつけてね!」
って、教官が滑るんじゃこちらの緊張はさらに高まります。
8の字ターンの切り替えの部分はなるべくアウト側にはらむのがコツでインに早くつくと曲がりきれなくなってしまうとのこと。
この基本練習はS字、クランク、スラローム、一時停止からの発進・左折などあらゆる面で役立ちます。
この練習、最初にやらせてもらえばもっと早くコツがつかめた、と思うほど有用。おかげでスラロームもより倒しこんだり、S字ターン、クランクもスムースになりました。
唯一苦手なのはスラロームから平均台へといくUターン。狭いのでがっちりと倒しこんで回らなければならないのですが、上体が起きていてダメ。まだまだ苦手です。
平均台はとにかく速度をのせてクラッチを完全につないで、のってしまったら安定。その後リアブレーキで速度調整すれば最後までいけるようになりました。今日はイケてる!
実技教習4時限目
少しの休憩時間をはさみ、続いて4時限目。
教官は、、、スキンヘッドの眼光鋭い強面です。正直怖いです。
この教官、古き良き昭和の教官風で、慣熟走行と言われる事前の練習走行ではかっちりとアクセル、そして減速と「メリハリ」を要求してきます。私を含む2名の生徒はビビり気味。
説明は丁寧なのですが、なにせ強面。無駄に緊張してしまいます。威圧されているというか、もちろん威圧している様子はないのですが、娘がいたら絶対に
「お父さん、顔怖い!」
と言われるタイプなので仕方ありません。身体が堅くなるんです。
そのためにさっき出来た平均台、失敗しまくり。もう一人の学生風の生徒はうまくできないためか、つきっきりで指導されていますが、逆効果ではと思うほど。
教官自身は見事なライディング、模範として Uターン場所でクルクルと回してみせるテクニックは素晴らしいです。あとは強面じゃなければなあ。
今回はオートマチック車の体験ということで、ビッグスクーターにも乗車。
こちらは特に技能はなく、教習所内をグルグルと回るのみ。なにせニーグリップもないし、ライディングポジションは低いし、なかなかにして新鮮な感覚です。モニターしている 125ccの3輪スクーター・トリシティとはまったく別モノですね。トリシティの方はもっと正座ポジションですが、ビッグスクーターの方はソファっぽいです。
無事教習が終わり、待合室に戻ると強面教官が学生風生徒に
「本当に(Uターン)大丈夫か? 2段階に進んでから出来ないようだと、やりなおしになるぞ」
普通に確認しているのですが、どうしても脅しているように聞こえてしまうのは何故。やはりスキンヘッドは無条件で怖くなります。
次回は「見極め」、クリアすれば第2段階(7時間)へ進みます。
教訓
・Uターンはニーグリップで車体を倒し、リーンアウトでバランスをとる。
・目線は行きたい方向へ、怖いからといってアウトの壁をみると曲がらない。
・速度落とし過ぎると不安定になる、2速で入りクラッチ切って惰性で曲がるのでもいい。
・スキンヘッドは怖くみえる