そうだ、大型二輪免許、取ろう(2) 一本橋・波状路に落ちまくり
2014.10.0640代のリターンライダー。
前回バイクの引き起こしができるかどうかの「適性」をみるのがあるかと思ったら、実際には筆記による適性検査のみでした。
今回はその結果通知と、ようやくはじめての実技教習です。
適性検査結果
適性検査の結果は、老眼で回答用紙がよく見えずはかどらなかった割にはよく、
・運転適性度 5(最高)
・安全運転度 A(最高)
となりました。おしなべて問題のある項目はなく、運転に向いているタイプということが分かりました。誰ですか、そんなハズはないといっているのは!
とはいえ油断は禁物。謙虚に、十分気を付けて。
教習1時限目
教習に先立ち、まずはプロテクター装備から。
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プロテクターは完全装備、肩、肘、胸部、脊椎、膝、そしてヘルメット、グローブ、ライディングシューズ着用です。
レンタル品が用意されていますが、特に胸部・脊椎プロテクターは他人の汗でしっとりしていることが多く、できれば自分用のものを予め調達して装着していく方がいいと勧められました。いずれにしても公道を走る時に必須なので予め調達。バイク(トリシティ)で通学するのでそのままの格好、装備で教習が受けられます。
さて心配はバイクの引き起こし。昔中型免許をとるときは教習車はVFR400Kだったのに、引き起こし専用で昔のくそ重い400ccのバイクが転がっており、
「クックック、そんな華奢な身体でこのバイクが引き起こせるのかな~」
という斜め45度のグラデーションサングラスをかけたパンチパーマの教官がニヤニヤしながら、教習生が苦労するのを見るという昭和の風景がありました(結構ほんとです)。
しかし現代は至って普通の教官と普通の教習車、NC750Lでバイクを引きおこしです。
NC750Lは購入候補の一つ、NC750Xの兄弟車NC750Sの教習車バージョン。つまり試乗も兼ねていると思うとここで慣れておくと後が楽。
現代車ということで軽いこともありますし、さらに燃料タンクがシート下にあるということで低重心、足付性も高く身長171cm、62kgの私の体格でもかかとがペッタリつくほどで取り回しは非常に楽。
そのおかげで引き起こしもハンドルとリアシート脇のグリップを握って上体を反対側にぐいっと倒しこんで、膝をシート裏につけて踏ん張ったら簡単に持ちあがりました。なんだ、軽い、楽々じゃない。
すぐにコースを走りだし
一通りのバイクの説明、バイクを押しながら8の字をしたあとはエンジンをかけて早速教習所内を走行です。さすが大型免許、なにもギアの説明とかなく「当然中型乗ってるよね」的な雰囲気です。
実はギア付のバイクを運転するのはまさしく25年ぶり、操作方法は覚えているものの、操作感覚はまったくもって白紙スタート。クラッチは、アクセルワークは、というかそもそもステップどこにあるの?
そんな怪しい状態で走行開始。
昔の記憶、VFR400Kでは1速でアクセルをオフにすると凄いエンブレでバイクが予想以上に倒れこんでいたのでなるべく2速を使っていたのですが、今回のNC750Lで最初に思ったのがハンドルがとにかく切れるということ。落ちる、というべきか。
特に曲がってもないのに、すぐにハンドルが曲がろうとするのでそれを支えるのが大変。いや本当は支える必要はなく、その曲がりを利用して曲げればいいんですけど、こわい、できない。
すぐに倒れそうになって足がでちゃうということを繰り返し、どうにもこうにも怪しい滑り出し。
教習所内は
・スラローム(2速)
・1本橋(平均台、1速)
・急制動(3速、40km/hから)
・坂道発進
・S字
・クランク
・ポール(車両感覚)
・波状路
をつないだコースを走行。とにかくまったく一本橋ができない。すごい下手くそ。
S字やクランクはまだなんとかなるものの、一本橋に波状路が真っ直ぐいきません。
というところで1時間目終了。身体は汗だく、そのまま連続して2時限へ。
教習2時限目
もう身体はくたくた、涼しくなった秋の季節なのに汗だく。Tシャツ1枚に胸部プロテクター、プロテクター内蔵ジャケットをきていた薄着仕様だったはずなのですが、ジャケットのインナーを取り外して2時限目にのぞみます。
2時限目は1時限目で教わったコースをなぞっての反復練習。
急制動やS字、クランクはいいものの、苦手なのはスラロームあとのUターンと一本橋、波状路。
どうも「腰がひけている」らしく、するとフロントに荷重がかからないので安定しないとのこと。膝をもっとしめてもっと腰を前にし、タンクの上に身体が真っ直ぐくるようにすれば前荷重になり、安定するそうです。
また一本橋は初速が遅くて不安定になっているので、走り始め、乗りあげる時は勢いよく、その後速度を調整して、とのアドバイス。全体的に遅すぎ、回転数あげること。
そういえば昔、そうやっていたような。ちなみに中型二輪をとるとき、一本橋はほとんど落ちたことなかったんですが、
『これが「老い」か』
『認めたくないものだな、老化による衰えというものを』
とシャアみたいなことをブツブツ言いながら汗だくになっていました。
ぐったり
ということで2時間連続で教習を受けましたが時間はあっという間、しかし精神の疲労度はMAX。ぐったり、くたくたです。
その後のった125ccの3輪スクーター・トリシティのなんと軽くて乗りやすいこと。パワーはありませんけど。
次回はおそらくこの練習を続行、なんとか波状路と一本橋をクリアしたいです。
復習大事。
教訓
・平均台(一本橋)に乗るときは勢いをつけて
・腰はひけない、伸ばして前荷重