無人航空機と模型航空機。アメリカでの利用状況と法整備
2014.09.05「ファントムストライク」が現実に? アメリカで小型無人機(模型飛行機)とのニアミス【ワンダードライビング】
こういった事件や将来起きるであろう事故を危惧し、アメリカでは「無人航空機」に対する規制を求める声が高まっています。
Magazine | Inter BEE Online手軽な空撮を行う装置として、マルチコプターの人気が高い。ドラマばかりでなく、ドキュメンタリーやニュースにも使われている。しかし、一歩海外に目を転じると、マルチコプターの利用が制限されている国、地域もある。最も誤解されているのが米国だろう。米国では、マルチコプターに限らず無人航空機の商業利用が厳しく規制されている。安易な利用は重大な結果を招く。法制度が固まるまでは、米国での無人機撮影は控えるべきだろう。
一方で例外があります、それが「模型飛行機」。
Magazine | Inter BEE Online数少ない例外が、「趣味(ホビー)または娯楽(リクリエーション)用」だ。規定では、模型航空機と表記されている。飛行機ではなく、航空機とされていることから、マルチコプターも含まれる。非商用の飛行の場合、高度400ft(約120m)、操縦者の視界の範囲で運用しなければならない。また機材の重量は一部の例外を除いて55lb(約25kg)以下とされている。
その違いはなにかというと、簡単にいうと
・有人でも操縦できるかどうか
・FPVを備えているかどうか
・重さ(大きさ、ペイロード)
無人航空機はわざわざ無人と断っていることからも分かるように、元々有人、または有人に近い操縦感覚を備えているものがあります。FPV(First Person View)装置がそれで、これを使えば有視界ではないところまで飛ばすことが可能となります。
ホビー用のマルチコプターで、FPVがないものであれば例外に該当します。
さて、日本に目を向けてみると先日書類送検された名古屋のマルチコプター事故については、高度超過による航空法違反によるものです。高度や飛行区域(航空図)についてはご注意を。もちろん安全確保を最優先にて。
空撮マルチコプター 墜落の背景:HDV・ハイビジョンワールド・ブログ:So-netブログ
無人航空機、模型飛行機の違いや飛行区域について詳しくは以下をどうぞ。
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