ランボルギーニ・ウラカンを社用車にできるの? はい、できます。
2014.08.2640代IT系会社経営者がどんな方なのか、そちらも興味が湧きますが、今回は純粋に税務の話です。
高額車等(ランボルギーニ)税務に詳しい方にお聞きしたいです。 - Yahoo!知恵袋40代のIT系の会社経営者です。会社も軌道に乗り、長年の念願だったランボルキーニを、役員車として会社の経費で購入しようと思っています。
車両は、ウラカンを予約の予定です。金額的には、OPや経費諸々込みで4,000万円近くになります。
現在社用車として、BMW Z4 , メルセデス V350、プリウスなどがありますが、ランボルキーニは金額が桁違いな上、特殊な車なので、どんなものかと思いまして質問いたしました。
IT関連会社以外にも医療分析関連、医療機器関連会社など経営しています。自宅ではBMW M3他4台を個人名義での所有をしています。お聞きしたかったのは、購入時の注意または、事前準備などです。
簡単にいえば、高額車両を社用車にできるかどうか、です。
高額車等(ランボルギーニ)税務に詳しい方にお聞きしたいです。 - Yahoo!知恵袋昔は、外国製のスポーツカータイプの乗用車は、個人的趣味の範囲内のものとして、その購入費用が課税庁により否認され、役員賞与とされるのがほとんどでした。
ところが、国税不服審判所の平成7年10月12日の非公開裁決といものがあり、この裁決が確認された後、社長の個人的趣味によって選定された外国製のスポーツカータイプの乗用車であったとして、現実に会社の事業の用に使用されていることが推認できる場合には、経済的利益として一律に認定賞与とすることはできないということになっています。
この事例にあてはめて、否認されないようにするためには、そのスポーツカーは、社長の通勤及び支店を巡回指導する際の交通手段として使用されなければなりません。また会社としては、出張旅費規定を整備し、交通費・宿泊費・日当の区分に従って処理をきちんと行い、その規定どおり、交通実費としての通行料等の支払を行い、一方、交通費そのものは支給していないという事実をのこしておく必要があります。
そして、最後に、私的利用と混同されやすい個人利用との境界については、この裁決においては、この車両とは別に、車両を個人でも所有していたということも見逃せない点だと思われます。
スーパーカーを通勤や、支店めぐりに使う、というのはスーパーカー好きからすると「もったいない」感じがするのですが、多忙なIT社長が目的地へ速く着く、例え趣味であってもその移動時間を有効に活用するという観点からするといいのかも知れません。
一貫しているのはとにかく、利益供与にならないこと、ですね。交通費もかかった実費負担のみで、お金を渡してはいけない(=脱税)ということです。
ということで、スーパーカー好きのIT社長におかれましては、是非役員車、社用車、はたまた社員への福利厚生としてスーパーカーを購入して会社の固定資産として運用されるといいと思います。
なお、スーパーカーであろうがなかろうが固定資産は減価償却があり、簿価は毎年下がります。
もしもスーパーカーを売る際、簿価よりも高い金額でうれば場合その差額は「雑収入」となり課税対象です。
個人とは違い「高くうれた、やったー!」と素直にならないのでご注意を。