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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

タミヤ ネオマイティフロッグで走る5【メンテ編】~ニッカド電池の保管方法など~

2014.07.11

毎度よく走ってくれているタミヤDT-03ネオマイティフロッグ、ワンドラ号。
走行させた後はメンテをしよう!ということで、筆者のメンテナンスの様子をご紹介します。これで次のレースで差がつくはず!

まずは全体を目視で確認。

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「よく走ってくれたね、おつかれさまね」と、精いっぱい愛でます。
筆者はここではじめて左右の車高の違いに気づくこともしばしば。今回は大丈夫そうです。

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ピカピカだったシャーシ裏にもキズが付いてきました。激戦の証ですね。パーツクリーナーなどで拭いておきます。

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続いてボディを外し、各部ネジ類の緩みをチェック。

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前作DT-02で走行後に緩みがちだった(というか絶対緩んだ)フロントロワアーム付け根のスクリューピンは、左右一体のUピン化されてメンテフリーになりました。ココだけでもメンテの労力はえらい違いです。

ギアボックスも開けちゃいます。

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密閉式のギアボックスで異物の進入を防いでくれますが、キット標準のピニオンギアはアルミ製で、アルミの削りカスで黒く汚れてしまいます。放置していても実際の走行にはほとんど影響はないと思いますが、パーツクリーナーと歯ブラシできれいにしておくと精神的によいです。清掃後はグリスアップも忘れずに。次回は中まで完全にバラしたい所ですね。

タイヤは傷みや接着剥がれをチェック。

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ここまで室内カーペットでの走行がメインなので、目立つ傷みはなさそうです。接着が剥がれていたら直しておきましょう。
タイヤ用の薬剤もありますが、タミヤグランプリではタイヤへの薬剤の塗布が禁止されているので、何も塗らずに保管しなくてはなりません。タイヤは乾燥するとしなやかさが失われグリップ力が落ちるので、乾燥させないようにチャック付き袋に入れて保管します。

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さて、ここからは直接スピードに影響する部分、モーターとバッテリーのメンテです。

レース動画をご覧になった方の中には「ワンメイクなのにワンドラだけスピード速くない?」とか「インチキじゃない?」と思われた方もいるかと思います。事実、ストレートでのスピードに若干のアドバンテージがあったことは否めません。

筆者のタイヤをいたわりながら100%性能を引き出す全盛期のアラン・プロスト(わからないお友達はお父さんに聞いてね)ばりの絶妙なアクセルワークも多少は寄与しているとは思いますが、モーターとバッテリーのメンテによるところが大きいと思います。うーん、カツってますね☆

モーターは低電圧でゆっくりまわしておきます。コミュテータとブラシの接触部分をきれいにすることでスムースに電気を流し、モーターの力をより引き出します。あまり高い電圧で回すと発熱し、スパークで通電部分を傷めるので具体的には1.5VくらいでOKです。

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筆者は専用のモーター回し機を使いますが、乾電池でもいいと思います。発熱に注意しながら10分くらい回せば通電部分がピカピカになるのが見てとれます。

さらに筆者は回しながらコミュ部分にパーツクリーナーをブシャーっと。

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ブラシやコミュに付いたカスを洗い流します。これをすると軸受けの油分も流してしまうので、後でメタルオイルを注すのを忘れずに。

ちなみにこのキット標準540モーター。「いきもの」と言われるほどコンディションが変わりやすく、歴史も長いためエキスパートの皆さんにはそれぞれモーターを「育てる」独自のノウハウがあるとのこと。これはまた別の機会に。

ニッカドバッテリーは放電してから保管します。ニッケル系電池の宿命である見かけの容量が減ってしまうメモリー効果を防ぐとともに、内部物質の劣化を最小限に抑えるためです。

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放電機能の付いた充電器があると非常に便利です。1セルあたり0.9Vくらいまで放電します。タミヤカスタムパックは1.2Vのセルが6本直列につながれているので、5.4Vまで放電すればOKです。放電設備が無ければ、遅くなるまで走らせてもいいと思います。放電させたバッテリーは日の当らない涼しいところに保管しておきましょう。

ちなみにカラにして保管するのはNi-Cd電池だけですよ!

ニッケル水素電池(Ni-MH)やLi-Po、Li-Feなどのリチウム系電池は確実に電池を傷めます。特にリチウム系電池は電池破損からの破裂・火災に「100%」つながるので決してカラにしないでください

長期間寝かせたバッテリーは使用前にいちど充放電をしておこしてあげましょう。モーターも同様の手順で慣らしてあげれば完璧ですね。

さぁ、これでいつでもレースに挑めます。ワンドラ号、次のレースもよろしくね!

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この記事を書いたライター

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RCカーウォッチャー

茂手木達也

趣味で電動ラジコンカーを嗜むかたわら、趣味が高じたゲーム機メンテナンス会社代表取締役兼現場作業員もこなす趣味100%人間。高専時代は自動車部。クルマ、バイク、鉄道、飛行機と車輪のついたものはたいてい好物なアラフォー少年。小学4年生からラジコンを始めるも、空白の20年があり実質出戻り8年目。「ラジコンの腕前はド下手でも情熱だけは誰にも負けない」とのこと


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