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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

体験すると意外と身近。会員制ボートシェア「ヤマハ・シースタイル」体験試乗会レポート

2014.06.02

最近カーシェアが流行っていますけど、そのボート版、近い感覚のがボートをシェアできる「ヤマハ・シースタイル」。そのメディア向け体験試乗会が天王洲であったので参加してきました。

ボートは意外と身近

「ボートってお高いんでしょう」

そうなんです、バブル時代を体験した我々にとって、ボートといえば成金、バブルの象徴。庶民の生活とは無関係と思っていました。

しかしよく考えてみると、マイカーだっていざなみ・いざなぎ景気以前は貴族のもの。いやむしろ自動車のメインストリームは乗用車ではなく、商用車、トラック、タクシー、バスだったもの。道路の整備が進み、ついに日本でも高速道路が開通すると本格的なマイカー時代が到来します。

一方現在都心でマイカーを持つのは不経済ということでレンタカーやカーシェアが注目をされていますが、実はボートでも同じなのです。

さすがにボートを所有し、マリーナに係留するというのはマイカーよりも高く現実的ではありません。ところがカーシェアと同じく、ボートシェアならどうでしょう。

それができるのがヤマハ発動機が運営している会員制ボートクラブ「マリンクラブ・シースタイル」なのです。

レンタルボートはマリンクラブ・シースタイル - マリン製品 | ヤマハ発動機株式会社

カーシェアと同じく、入会料、月々の会費、そして利用料がかかります。

「シェアでもやっぱりお高いんでしょう」

いやいや、それがそうでもないんですよ。

入会金 21600円、月会費 3240円。

ボート利用料はボートの種類、そして使ったガソリン代(実費)だけ。レンタカーやカーシェアに近いイメージで大丈夫。

そしてなによりボートは定員が多い! 6人乗りからスタートし、8人乗り、ものによっては10人までOK。

クラブ艇(レンタルボート)・料金 - マリン製品 | ヤマハ発動機株式会社

ということは、頭割すると意外と高くないんですね。

「とはいっても、免許取るの、大変じゃない?」

船舶免許の取得、これが意外と安いんです。自動車免許は30万円前後しますけど、船舶免許はなんと10万円前後! しかも取得にかかる日数も非常に短く、あっという間にとれてしまいます。

ボート免許の取得・更新 - マリン製品 | ヤマハ発動機株式会社

「スマ免」と呼ばれるインターネットを使ったものであればスマホで空き時間に勉強、実技だけ実地で行うことができます。

ヤマハボート免許オンライン教室「2級スマ免コース」 - マリン製品 | ヤマハ発動機株式会社

実技も国家試験と同日で行うコースもあり、より手軽にとることができるようになっています。もはや免許の投げ売り状態ではないかと思うほど。

コース・料金一覧 - マリン製品 | ヤマハ発動機株式会社

ということで経済的な障壁はとても低いボート免許とボートシェア。

お次はどんなボートが借りられて、どんな場所がみられるのか、体験試乗の様子をダイジェストでご紹介。

ヤマハ・ボート各種

「シースタイル」でレンタル可能なボートが一堂に会しました。

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キャビン付、ファミリーで楽しめるFR-23。

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金髪サングラス美女がよく似合うジェットボートAR190の操船はベテラン・テストドライバー、松瀬氏。

ジェット推進とは? ワンドラ・ジェット&ジェット試乗会で運転特性の違いを体感【ワンダードライビング】

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我々が乗船したのはYF-23、フィッシングボート。

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船団を組んで、いざ体験試乗会へ。

15倍速動画

約40分のボート体験を15倍速、約3分で追体験。

コース

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今回は天王洲アイルを出航し、レインボーブリッジをくぐり、お台場・臨海副都心エリアをぐるり。つまり2020年東京オリンピックでもっともホットになる地域を回ってきました。築地の移転先、オリンピックの選手村となる地域は工事まっさかり。

実際には矢印とは逆回りで行っています。

GPSロガーの軌跡は以下です。


大きな地図で見る

写真

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通称「キリンさん」のガントリークレーン。

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今日もよく働いています。

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羽田空港へアプローチする機体。JALでしょうか。

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ガントリークレーンと飛行機。

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レインボーブリッジ先、湾岸線へと延びる高速道路。

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「シータ」(360度カメラ)するいしたにさん

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レインボーブリッジ、真下からの写真。構造体が美しい。

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モノレールと高速道路と。

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高速道路がこの運河沿いにあるのは偶然ではないのです。水路から陸路へ、江戸・東京における主要交通の変遷を表しています。

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新幹線とボート。

東京の裏の裏までみたいのならボート

ボートといえば美女をはべらせて、カクテルを飲んで乱痴気騒ぎするか、フィッシングでカジキマグロを釣り上げるというイメージですが、もはやそれは過去のもの。

飽和した陸地の喧騒を忘れ、残された東京の大自然と人工物を体験できるのがボートなのです。

例えばレインボーブリッジに代表される高速道路とその橋脚。

団地。

京浜工業地帯。

羽田空港のランディング。

新幹線やモノレールといった鉄路。

お茶の水の聖橋、神田川。

日本橋をくぐる、日本橋川。

江戸城を彷彿とさせる石垣作りの水路。

これをじっくりみられるのが実はボートの別の魅力。

好きな場所で好きなだけ停まって写真撮影やじっくりと歴史に思いをめぐらせることができるのがボート。つまり街歩きの水上版というわけです。これは定期船や観光ボートでは無理。すーーーーっと通り過ぎてしまうし、そもそも神田川や日本橋川に入っていきません。

ディープな街歩きにピッタリなボートは文化系の遊びなのです。

ワンドラではヤマハ発動機様の後援をいただき、ボートクルーズ体験を今年も開催。詳しくはFacebookページに登録、そちらでご覧下さい。

ワンドラ・ボートクルーズの部屋



この記事を書いたライター

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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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