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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

セルモーター(スターター)不調「セルカッチン」:997メンテナンス記録

2014.06.04

夏本番。

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久々に遠出をして一泊旅行、一晩あけてみたらエンジンがかからなくなっていました。

症状:セルモーター回らず

ONの位置からイグニッションキーを右にひねると通常は「カチ、キュキュキュ」という音とともにセルモーター(スターター)が回転、「バゥ、ブロロロロrrrr」とエンジンが始動するはずです。ところが

「カチ」

しか音がせず、セルモーター(スターター)が回りません。

バッテリーがあがったり、接点抵抗が上がり電流が流れない場合にセルモーターを回す力が不足しても似たような症状を示します。ただその場合は「カチ、キュ、ぐぅ」という感じでモーターが回ろうとして、回り切れません。

何度も回すとバッテリーが無くなるにつれ段々と力がなくなっていくという症状ですが、完全にバッテリー切れのような症状です。

バッテリーは満充電、ジャンプしてもダメ

バッテリーは昨年新品に交換、3000キロくらいしか走っていないもの。さらにフロート充電器CTEKを利用し常に満充電です。

バッテリーにつなぎっぱなしに出来るフロート充電対応充電器 CTEK US3300を導入【ワンダードライビング】

他の車両からブースターケーブルを接続し、電気を分けてもらっても「カチ」しかいいません。ということはバッテリーや電流の問題ではなく、セルモーター(スターター)の問題です。

これが噂の「セルカッチン」

ネットで検索してみると、似た症状がヒット。

GT3 セルモーター交換(T_T) - ☆Pが楽しい☆ Porsche、Polo、iPhone、iPad - Yahoo!ブログ

一年前、乗る回数が減り、バッテリーも減り気味の頃、
セルモーターが一発でかからないようになり、二発でかかるように。

暫くすると、二発でもダメで、五発に・・
そのうち五発でもダメで、十発に・・
最後には百回回して、やっとかかるように

このような状況では怖くて走ることができません。
交差点でエンストしたら、10分は止まっちゃいますからね。
自宅では、近所からの怪しい視線が~~

かからないとは、「きゅるるる」ではなく、
「かちっ」と音がするだけで回る気配さえしませんでした

じっと我慢の子 (車編)|GT3でエコドライブ|ブログ|show_300B|みんカラ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費)

キーを捻っても、カチンという音が響くだけです (;^^A
耳を澄まして確認すると、音はエンジンルームから出ています。カチンというのは、メカ的な音に聞こえるので、アクチュエータがピニオンギアを出し入れした音かもしれません。

やっぱセルモーター(ASSY)があやしいなぁ (xox)
ASSHIさんは同じ症状でセルモーター交換になったようですし、キーワード変えて検索してみると... あらっ、がんもさんも同症状で交換してるじゃないですか! 絶望。。。

セルをまわしても「カチ」という音しかしないので付けられた名称が「セルカッチン」。

まさにこのような状態。確かに前日家を出るときに最初は2回でかかったものの、その後5回でもかからずに外部充電器(8A)をつないで始動したのですが、実は外部充電器は関係なかったのです。

最終手段は押し掛け

出先でまったく始動する気配のない911。セルを何度回しても「カチ」と音がするだけで、他の車両からブースターケーブルを接続、ジャンプしても同じ状態。

原因はセルモーター(スターター)、対策としては叩くと一時的に治ることがあるという情報で叩こうとするも、セルモーターがエンジンルームから見えません。

調べてみるとミッションとエンジンの境目についているようで、ミッションはアンダーカバーがしてあるためにみえず。そもそも車高が低すぎて手も届きません。ジャッキアップして、タイヤ外したら手が届くのではないかと思ったものの、パンタグラフジャッキも、ホイールナットを緩めるためのレンチも出先のためない状態でお手上げ。

最後の手段は押し掛け

イグニッションキーをONの位置にしたまま、2速か3速に入れてクラッチを切り、押してもらい助走をつけ、クラッチをつなぎます。

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最初3速でやったものの、回り切らず。2速にしてトライすること2回...

ボワン!

やりました、エンジン始動です。まさか21世紀になっても押し掛けができるなんて、感無量...実に20余年ぶりの押し掛け体験です。

駐車は坂道で

とはいえ油断はできません。セルカッチン病はセルモーター交換しない限り不治の病です。一方で100回試せばかかるかも、という再現性の低い病気でもあります。万が一100回やってもダメなことを考え、駐車は坂道へ。そうすれば重力で汗水たらさずとも押し掛けが可能ですから。

ところがバックで駐車しようとしたところ、坂道だったのでエンスト...万事休す。この時は数回でエンジン再始動ができ、ことなきを得ました。

修理

いつどこでエンジンがかからなくなるか分からないので、修理する予定です。そもそも修理工場へもっていくのにエンジン、かかるのでしょうか。

(次回へ続く)


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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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