男はあえての助手席で!恰好よく女性に運転してもらいたいクルマ1選
2017.03.29あの東カレの切れ味がにぶく、モヤっとしたのでつい書いてしまう。
男はあえての助手席で!恰好よく女性に運転してもらいたいクルマ5選(1/3)[東京カレンダー]
結論から言おう。恰好よく女性に運転してもらいたいクルマは唯一、ポルシェ911ターボだ。
ポルシェ911でなければならない理由
「はあ、ポルシェ911? しかもターボだぁ?」
そう驚くのはムリはないだろう。しかし女性向けのクルマとして発売されているものは多いが、実際に女性が運転して恰好よいものは少ない、いや皆無といっていいほどだ。カワイイではなくカッコいい、となればもうポルシェ911しかないのである。
その理由はいくつかある。まずポルシェ911がドライビングカーである点。あの「よろしくメカドック」でも女性向けのクルマ対決、というテーマがあったがその時の結論は時代を超えて有効である。それはドライバーの意志通りに素直に「走る、曲がる、止まる」ができるクルマという点だ。その点、正確極まりないポルシェ911のハンドリングは、走る、曲がる、止まるがしっかりできるのは間違いない。
しかもポルシェ911はその出自から考えても、他のスーパーカーとは異なり実用的である。簡単にいうと4シーターのスポーツクーペであり、狭いながらも後席があり、車高もさほど低くなく乗り降りもフェラーリやランボルギーニと比べれば楽なものである。
婚活にも便利
「はあ、婚活? 男は全員ひくだろ!」
そう言うのも当然だ。しかし逆を考えてみよう、ポルシェである。911である。しかもターボ。この条件で寄ってくるオトコは間違いなく単なるクルマ好きか、富裕層か、はたまたその両方を兼ね備えている男子だ。そして富裕層ならこう考えるだろう、気になるあの子が911ターボならば、オレはターボS、いやGT2で勝負だ、と。決してボクスターやケイマンのような中途半端な車種(失礼)では挑めない、孤高の存在となりえるのだ。
婚活女子はローンで分譲マンションを買っている場合ではない、いますぐローンを組みかえてポルシェ911ターボを買うべし。ITベンチャー社長がこれからの時代はEV、テスラだよと音もなく忍び寄ってくるかもしれないが、そんな甘言に騙されてはいけない。どうせそのテスラは野暮ったいアメ車のなれの果てだ、外面だけアストンマーチンにして、スマホに車輪つけただけだろう、なにがITベンチャーだ、地に足をつけて仕事しろと逆に説教すればいい。
ミッションはマニュアル一択で
「はぁ、マニュアル? 女子が運転できないだろ!」
そう思うのは当然だ。でもだ、しかしだ。オレは見た。広尾でみた。1台のポルシェ911ターボ(997型)が買物に来るのを。パーキングメーターにとめたポルシェ911はターボ、そして運転席からは颯爽と降り立つ広尾奥様(推測)、齢は30代後半だろうか。髪を綺麗にまとめあげ、容姿端麗、服はシンプルで清潔感のあるパンツルック。そしてオレは見たのだ、そのポルシェ911ターボは6速マニュアルだったのだ。
これは衝撃だった。まさかあの重いクラッチをあのか弱い奥様が切ってシフトチェンジしているのかと。ある意味負けた、完全に気持ちで負けた。マニュアルを操作することが苦痛ではなく、ごく自然に、お買い物の足としても使え、颯爽とドアをあけて降り立てるほど簡単であることを。
あとでよくよく考えてみたら、大排気量ハイパワー車だから、むしろ半クラッチは楽。たぶんクラッチは重いんだろうけど、広尾の奥様ならスポーツクラブとか通っているからむしろトレーニングになって最適なんだよ。
あまっちょろいPDK野郎なんて願い下げだ、という強い意志を見せるためにも、マニュアル一択。間違いなくカッコいい。
キミは左ハンドルマニュアルを運転できるのか?
さあこの左ハンドルマニュアルのポルシェ911ターボ、一体どれくらいの男子が運転できるというのだろうか。ビビッて運転できないし、そもそもマニュアル運転できないし、左ハンドルなんて無理無理、ってのがほとんどだろう。そうなると「男はあえての助手席で!」となるわけだ、ほらね。
(ターボじゃないけど、ニュルブルクリンクを走るポルシェ女子)