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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

ポルシェ718 ボスクターがシークレットガレージに登場

2016.07.04

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4気筒ターボ化した718ボクスター

ポルシェのミッドシップ・スポーツカーであるボクスターが「718 ボクスター」と呼ばれる新型になりました。最大のトピックは、エンジンがこれまでの水平対向6気筒自然吸気エンジンから水平対向4気筒ターボエンジンに変わったこと。911カレラの方が先にターボ化されたが、あちらは6気筒のまま。

その発表を聞いてから、オーナー間ではかなり落胆のコメントが聞かれましたが、実際にYouTubeで聞かれる718ボクスターの排気音は・・・ボロボロボロロ・・とまるで古いスバルのようでかなり寂しい感じに。

その理由は、エンジンルームに余裕がなく排気パイプが不等長にならざるを得なかったからとか。そんなに無理するならNA6気筒のままで良いじゃん、と思いますが、やはりポルシェといえども排ガス規制には逆らえないということでしょう。

とはいえそこはポルシェのこと。「最新が最良」というフレーズがこの718にも当てはまることでしょうから、乗ってみるまで本当の評価は分かりませんね。

そんな718 ボクスターが期間限定のキャンペーンでお披露目されるというので行ってきました。

シークレットガレージ・キャンペーン

キャンペーンスペシャルサイトでクイズに答えると、秘密のガレージのありかが分かるという内容ですが、確かに都内某所に現れたシークレットガレージは港区の細い路地を入った場所で偶然見つけるのは難しそうでした。

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写真スタジオを改装したガレージには、イメージ色であるラバオレンジの718 ボクスターが置かれていました。ガレージ内部には「718」をあしらった備品が配されており、クルマ好きなら一度は夢見るガレージライフを再現しています。


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来場者はあらかじめ来場時間が決められているので、少ない人数でゆっくりと車を見たり、座ったりすることができるようになっており、まるでオーナーになったかのように楽しく記念写真を撮るカップルもいらっしゃいました。

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実車を見ると、外観はフロントバンパーとリアスポイラーの造形が大きく変わったのが目立ちます。フロントはライン状のLEDとエアインテークの配置が変わったことで981型とは異なる印象。ラバオレンジというイメージカラーもあってFIATバルケッタに似てしまったと揶揄する声も聞かれますが、新しさは出てると思います。

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リアは、スポイラーの形状が変わり、PORSCHEのロゴが配置されました。ちょっとオーバーデザインではないかと思いますが、つい先日発表された新型パナメーラも同様のデザインだったので、ポルシェとしては今後このデザインでブランドを推していくのでしょう。

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ドライバーズシートに座ってみると、インテリアにも手が入っているのが分かります。エアの吹き出し口が981のスクエア形状からフラットボトムのドーム状に変わっており、スポーツクロノパッケージで装着されるアナログ時計の位置も変わっています。

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そして、目立つのはセンターコンソールに配置されたPCM(Porsche Communication Management)。あいにく通電されていませんでしたが、画面も大きくなり、Apple Playにも対応したPCMは現行オーナーからうらやむ声が上がっている部分です。

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このように718 ボクスターでは、981型のマイナーチェンジとしては内外装に大きめの変更が入っているという印象ですが、やはりエンジンをターボ化し、しかも4気筒にダウングレードするということで981型とは異なるポジショニングのクルマであることを印象づけることに力を入れてきたようです。

981型から982型へ

今回、製品名に「718」という型番が入ったボクスターですが、開発コードは初代の986から始まり二代目の987、そして三代目の981へと進化してきました。通常、マイナーチェンジでは開発コードは変わりませんが、今回は「982」に変わってるんです。それだけ、大幅な変更が施されたという証明でしょう。

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さて、一通り718 ボクスターを鑑賞した後、ガレージの2Fに上がるとプロジェクターによる大画面で718 ボクスターのイメージビデオが流され、冷たいドリンクをいただきながら718ワールドに浸れるスペースになっていました。

新型に付けられた「718」というナンバーは往年のレースカー「718」から頂戴したものですが、オリジナル718のレースシーンを紹介するパネル展示がありました。

718が4気筒だったことから、今回「ライトサイジング」(ポルシェではダウンサイジングという言葉を使わない)化された4気筒エンジンを正当化する役目を担ってる分けですが、ボクスター以前の924から968に至る直列4気筒ポルシェも存在したわけですから、原点回帰とも言えなくも無いですね。(914も忘れてはならないですが)

いずれにしても、大きく変化した718 ボクスター。早くエンジンに日を入れて試乗してみたいですね。


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