軽量コンパクト・スタイリッシュ! ヤマハ発動機電動アシスト車イス「JWスウィング」
2014.04.15今回はJWスウィングの詳細を見ていきましょう。
JWスウィング試乗
腕の力がなさそうな華奢な美女でもご覧の通り、軽々スイスイ。
折りたたんで運べる24kg
いかにも力がなさそうな華奢な美女でもご覧のとおり、折りたたんで持ち上げることが出来ます(バッテリー非装着時 23.9kg)。
コツは上に持ち上げるのではなく、車輪に手をかけて腰に載せるようにちょっと倒しながらあげると運びやすいし、自動車のトランクなどにも入れやすいとのこと。
さらには駆動輪を外すことも可能。
駆動輪脱着デモ
まったく練習していない、初めて行う私でもご覧のとおり簡単、スムース。
外し方は
・ブレーキ解除
・バッテリーケーブルを引き抜く
・センターロックのつまみを開いて車輪を引っ張る
以上です。取り付け方は逆順。車輪は回転しないようにハブに出っ張りがあり、それを合わせるのがコツだとか。
バッテリーは選べる2種類
リチウムイオンバッテリー
装着したまま、充電も可能。
充電時間は4.5時間、アシスト走行距離は40km。
ニッケル水素バッテリー
小型で容量も少ないですが、リーズナブルな価格のニッケル水素バッテリー。
充電時間は2.5~3時間、アシスト走行距離は20km。
各部クローズアップ
シート座面。メッシュ状で湿気がこもりにくいです。
バッテリーパック(背負い型)
ウィリーストップホイール。長さを調整可能です。
制御ソフト用端子
ピンジャック、USB端子を経由してパソコンと接続。パソコン上でアシスト量、左右のアシスト差、応答性の調整が可能です。
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これまでは身体障害者用でそれぞれ身体に合わせてカスタマイズされた車イスの車輪部分を電動アシスト化するユニット提供でやってきましたが、今回は高齢者用ということでフレームを新設計、一般化された形状にオリジナリティを出すためのオプションを用意。より広く、多くの人が使いやすい電動アシスト付き車イスになっています。
ちょっとした坂や凸凹でも腕の力がいらず、楽にいけるのでおでかけが億劫にならず、より活動的になりやすいです。
特に椅子なので、椅子で移動してそのままみんなで座談会風に井戸端会議ができるのはとてもいいポイント。さらに膝の上にカメラやパソコンをおけたりすると、実は観光などにも使えるのではないかと思うほど、新しいモビリティの可能性を感じます。
まだまだ年寄りぶるほどの年齢ではありませんが、あと20年もするとすぐにこのホイールチェアにお世話になるシチュエーションも考えられますし、親世代はいつどこで必要になるかも分かりません。
モビリティの進化で、より人生が楽しくなるといいですね。