F1マレーシアGP観戦日記(3):日曜日・決勝レース~帰国
2014.04.07
日曜日
7:50am起床、8:30am出発し近くのゴルフ場のレストランにて食事へ。その後Batu Cavesという大きな洞窟にあるイスラム寺院を観光。
一度帰宅し、改めて昼食へ。
昼食場所で人を拾い、12:30に市内出発。
渋滞と路肩走行
さすがに日曜日、決勝ということもありサーキット手前から渋滞が始まる。
通常3車線のところを路肩走行で4車線化、さらに舗装されていない芝生のところまで使い5車線状態で走行。
マレーシアの面白いところはこういった路肩からの割り込みに対して寛容で、クラクションをならすこともなく自然に合流、意地悪どころか譲り合いの精神で入れてあげているところ。
さらに面白いのはその先に警察の誘導があったのだが、この路肩走行を禁止、捕まえるどころか、
「GO! GO!」
と手をふって奨励しているところ。当たり前だけど3車線よりも5車線の方が流れるに決まっており、交通を円滑にさせるという本来の目的にあっている。
そのため多少混雑したものの、無事2pm前に駐車場へ駐車。
2pmからF1のイベントが色々と始まり、席からは基本移動せず。
決勝レースは4pmから。さすがに渋滞はその後長引き、市内を2pm半くらい出た友人家族は4pmには間に合わず、4:15pmに到着していた。
心配された雨は降らず、途中ぱらっときた時にスタンド中央に少し移動したが問題なくレースは進行。
今回の場所は1-2-3-4コーナーまでが見渡せたため、1-2コーナーの攻防、そして3-4コーナーの高速区間まで楽しむことが出来た。TV中継ではカメラがない場所のため、アングルも新鮮。屋根もあるスタンドで日差しも雨も避けられるので非常にいい観戦ポイント。これが日本円にして約2万円というのは非常にリーズナブル。鈴鹿でいえば4万円から6万円くらいのバリューはあるはず。
レース終了後
レース終了後、一人を空港(KLIA)に送るため移動。今回は外周道路は一方通行ではなく、途中からすぐ右に出て高速道路にいけたためにかなり速く脱出。
ただ高速道路では左折オンリーだったため、一度LCCTの方へと移動、ランナバウトでUターンをして戻ってきて、KLIAヘ。
ほとんど渋滞もなく、7pm前には空港のラウンジで食事。
帰国する一人を見送って、8pm頃再びクルマで市内へ。
少し時間があいたこともあり、まったく渋滞なく市内へ戻ることができた。9pmくらいに帰宅。
22:00から家で録画した予選を見て、22:30よりBSフジで放送された決勝レースを改めて観戦、復習。
0am頃就寝。
KL Transit to LCCT
10:30にタクシーをアプリで呼び、15分程度でKL Sentral Stationへ。運転手に「Train or Bus」と聞かれたので、Trainと答えると KL expressの乗り場近くへと連れて行ってくれる。料金は17RM。
空港へのシャトルバスは8RMであるが、朝で1時間、昼であると市内渋滞などで2時間ほどかかると聞いていたので、今回は電車、KL Transitを利用。
料金は12RM、電車で30分、バスで20分程度と空港まで1時間弱で到着。
乗り換え駅Salak Tinggiはローカルで周辺には何もなく、バスが改前で待っておりほぼ全員がそれに乗り換えるので迷うことはないし、待ち時間なし。セパンサーキットの横を通り、LCCTへ到着した。
LCCT
LCCTはもともとKargo(貨物)ターミナルだったためにファシリティは簡素&雑然。KLIAの広さ、設備の綺麗さにくらべると一時代前のローカル空港の様相。利用客が多いために活気があり、勢いを感じる。近い将来LCCTは移転、広くなるらしい。
LCCTの中のショップはimmigrationの前も入った後もあるが、どちらもそんなに規模は大きくない。主だったものは、化粧品、酒、タバコ、チョコレートといった具合。選びようがないのでマレーシアのチョコレートをチョイス。
check-inカウンターで荷物を預け、入国審査へ。何もいわれず、指紋だけチェックして終了。
搭乗口から飛行機までは徒歩、そしてタラップ(階段)を利用。写真とり放題である(公式には禁止)。
まとめ
マレーシアとGP
◎ KLIA、特にLCCTからすぐ近くにあるのがとてもいい。KL市内からでもクルマで1時間、バスで1.5時間程度で来られる。渋滞しても+15〜30分程度。タクシーは50RMほどとの話。
◎ チケットが安い。1-2コーナースタンド指定席でも2万円ほど。芝生の自由席であれば数千円もかからない。ただしスコールが降ったときのことを考えると、スタンド席が無難。
◎ 食事が安い。市内が4RMくらいで、サーキット内でも10-20RM程度。ジュース類は5RM、ビールが高く15RM。
◎ 両替は羽田よりも現地の方がいい。チップ文化はないので、タクシーも食事も値段通り支払えばOK。
◎ 食事が美味しい。とても美味しい。ただしものによっては非常に辛いので、苦手な人は気をつける必要がある。
◎ タクシーをアプリで呼べる。近くのタクシーが応募し、どこまできているのが現在地がリアルタイムで表示され分かりやすい。
× 高速道路が複雑。すべてのJCTが箱崎、と思っていいほどで、トリッキー。首都高速が可愛くみえるし、地名もよく分からない。現地の案内がないのであれば、タクシーやバスに任せた方がいい。
? 宿事情。今回は友人宅に泊まったため、ホテルについては未知数。ただKL市内であれば必ずとれそう。フェラーリが事前予約していたという理由でマレーシア航空機の家族を追い出したというホテルはKLよりもサーキットに近いCyberjaya。
LCC/エアアジア
◎ 制服が派手でエロい。赤のタイトスカート、胸元があいたジャケットに白いアンダーシャツ、なぜか胸の谷間にボールペンを入れている。簡単にいうとボディコンで、はちきれそうなくらい。ただ残念なのは画像検索ではバージン社長のコスプレ写真ばかり出てくる点。
◎ 食事が500円で安い。マレーシアの感覚だと4RM、100円〜120円で食べられるのでそれでも高いけど、日本のコンビニ弁当を考えるとリーズナブル。照り焼きチキン、タイグリーンカレーを頼んだけど、美味しかった。量は少なくシンプルだが、味はよくおかわりを注文したくなるほど。
カップヌードルは日本のものとは違う味のようで興味を引かれる(写真の男性は都合3個も食べてた)
支払いは現金のみ、各国通貨が使えるが、おつりはRMのみ。レート変換もするので、やっぱりFAは大変そう。
○ 羽田発着はとても便利。フライト時間は6-7時間程度、夜発は朝から行動ができ、とても便利。ただし寝れた場合に限る。
○ 席指定。多少値段が高くなるが、席指定すると足下が広いHOT SEATを選択でき、足が伸ばせる。値段が高いからか、行きの便は隣が空席で気楽だった。
△ エンタテインメント系、アメニティ系が皆無なので自分で調達する必要がある。
アメニティはマクラ、毛布(または上着)。
エンタテインメント系はiPhoneとヘッドフォンがあればOK。
△ FAが絶対外人だと思っても日本人なことがある。化粧がアジア風なので区別が付かない。
胸のネームプレートに国旗が描いてあるのでそれで判断。
× 客層。悪名高い農協団体旅行を彷彿とさせる騒々しさと落ち着きのなさ(日本人以外が多い)。子連れも多く、赤ちゃんの泣き声がひっきりなし(私は気にならないが)。ノイズキャンセリングヘッドフォンが欲しくなった。
・・・
総じてとても面白い&美味しいF1観戦でした。来年も是非行きたいですね。
現地でいろいろよくして下さった友人家族の皆様、ありがとうございました。