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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

ダイハツ新型コペン試乗会レポート(3):パネルを着せ替える、新しい楽しみ方 #copen

2014.04.07


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DRESSFORMATION

新型コペンのもっとも大きなトピックはこちら、着せ替え出来る外板(パネル)です。

内部骨格を作り、外板を樹脂とすることでドア・ライト以外のパネルを簡単に取り外し、交換可能です。

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外板はトルクスネジで固定。内装も一部変更可能とのこと。

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内装

※試作車のため実際の市販車とは質感、塗装が異なります。

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センターコンソールはエアコンのみ。あれ、カーオーディオはどこに? と思ったらなんと、完全オプションとのこと。中央のエアダクトの上のパネルがごっそりと取り外せるようになっており、ここに好きなパネルとオーディオをビルトインして下さい、だそうです。

これはオーディオをあれこれしたい人にはもってこいの仕様。最近メーカー純正のオーディオがなんでもかんでも包括する割に、テクノロジーの進化で陳腐化するのも早く、結局スマホがあれば別に他いらないじゃない、というご時世についていけていません。

その点この装備なら 自分で最低限のオーディオをつけて、あとはカーナビから音楽まで全部スマホでやっちゃおうというのも出来るし、アップデートも容易です。まさにユーザー本位の考え方、素晴らしい!

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室内空間はミニマムですが、運転席に座った感じでは狭いといった印象は受けませんでした。

私の場合ポジションをとると多少シートを前にして、立てた形になるのでシートバックに少しだけ隙間ができたほどです。

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ちょっと気になったのはハンドル位置。上下左右には調整できるのですが、前後方向は固定のようで、多少ハンドルが遠い印象でした。シートを前に近づけると今度はペダルが近過ぎるという具合に。まあそれもハンドル交換、ボス交換で調整するという昔ながらの方法がとれそうですね。

ちなみにS2000のハンドルは上下左右にも動きません、完全固定です。それでもちゃんとポジションとれるのが不思議。

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ペダルは小さいですが、左足ブレーキも普通に使えました。むしろ左よりのペダル位置がピッタリフィットです。

※ 私はATの場合、F1やカートと同じく左足ブレーキを使用

外装・内装が取り替えられるメリット

新型コペンのデザイン、実は自分は余り気に入ってないのです。というのも、シュッとしてないから。ゴテゴテ、クドクドしていて、こう、もっとシャキッとさせたいわけですよ。今までのクルマだったら、気に入らないな、じゃあナシね、ということで終わったわけですが、それで終わりではありません。

気に入らないなら、取り替えちゃえばいいじゃない。

そんなに驚くことはありません。これからはFabの時代。3Dプリンターが一気に家庭用に下がったように、当然のことながら業務用のそれらもお手軽になってきています。また型を作ってプレスで、という外板の作り方から樹脂であれば、インジェクション、真空引きなど製造方法も選択できます。

ですから、外板全部を作り変えることだって不可能ではないのです!

これに刺激されているのがデザイナーたち。自分たちのクリエイター魂に火が付くわけですよ、そうなるとどうなるかというと2015年のオートサロンには一杯オリジナルの外板をまとったコペンが出てくるのは間違いなしなのです。

これまでエアロパーツ、という形でオリジナリティを発揮してきたクルマが、外板全部でオリジナリティを発揮できるのですから、これは楽しいに決まっています。

そう、これはいわばミニ四駆やラジコンカーと同じ。

ミニ四駆もラジコンも、実は走行性能を決めるシャーシと、ボディは分離していて、好きなボディを付けて走らせています。そんなことが実車でも可能となるんです、そうD-Frameならね。

これはクルマのマイナーチェンジの概念も変えます。

数年に一回、小手先のデザイン変更で新鮮味を出そうというのがマイナーチェンジですが、この構造なら簡単にそれが実現できるのです。むしろどんどんとパネルのバリエーションを追加していくことで、ユーザーが選択できると楽しいでしょう。

樹脂パネルなのだから、塗装も簡単。無地のものを出してもらって、ユーザーが勝手に塗るというのもできるでしょうし、かえって最近流行りのステッカーより塗り分けが簡単かつ安いかもしれません。非常に模型的発想ですね。まさに1/1スケールプラモデル感覚です。

ですから、同じコペンであってもユーザーによって全然違うものが出来てしまう、いや出来るに違いないのです。

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すでに2つのバリエーションがミニ四駆で実現されていますが、私の好みはXMZの方。ゴテゴテするなら、いっそのこともっとガンダムチックに大河原メカ感を出していきたいですね。

丸目ヘッドライト

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一方でこれまでのユーザー層、特に女性受けするものも欲しいところ。従来型コペンの何がいいかって丸目な点。女性受けするクルマはすべて丸目なのですよ!

・現行コペン
・FIAT 500
・MINI
・ポルシェ911
・Be-1
・日産フィガロ

ほらね。今回のコペンのゴテゴテ感の主な理由は目尻の上がった三白眼にあります。なんというか怒っている顔にみえるというか。

MINIにしてもFIAT500は「ほわ~」っとした顔してますが走りは相当なもの。ポルシェ911に至っては言わずもがな。だからスポーツ性とかわいらしい丸目は両立するんです。

ということで、従来型コペンユーザーに向けても、新しい女性ユーザーの獲得に向けてもこの丸目ヘッドライトは実現してほしいですね。

そうでなければユーザーやショップが勝手にライトを取り替えて、新しくパネルを作っちゃうだけでしょうけど。

なんだか楽しみになってきましたよ。走りも楽しいけど、カスタマイズも楽しみ!

(つづく)

前編 ダイハツ新型コペン試乗会レポート(2):全開アタックしたくなるハンドリング


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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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