タミヤ新型2WDバギー・ネオ マイティフロッグを作る【八】
2014.03.27シリーズ「ネオ マイティフロッグを作る」
ここまでタミヤの新製品電動2WDバギー「ネオ マイティフロッグ」を作ってまいりましたが、8回目の今回はいよいよボディ制作です。
(やっと)前回で一応のシャーシ完成を見たネオマイティフロッグ・ワンドラ号。組立キットには未塗装のポリカーボネイト製透明ボディが付いてきますので、最後に残ったボディ制作に取り掛かります。自分好みの色できれいに塗装されたボディを装着すれば、より愛着もわくというものです。
とはいえわたくし、色彩のセンスが皆無に等しく塗装のテクニックも未経験者レベル。センスあふれるかっこよい塗装などできるはずもなく、毎回ウケ狙いでお茶を濁してまいりました。ここで筆者の過去の代表的な作品を振り返ってみましょう。
Nめこブームに便乗したNめこボディ
アニメファンに媚びた某先生ボディ
振り返らなければよかったですね・・・。
今回のネオ マイティフロッグはメディア対抗レース出場のため、ワンダードライビングのワークスマシンとして活躍が期待されているので、ワークスマシンのデザインの重責から逃れるべく編集長にやんわりとそのことを伝えたら、
のま「私もセンスが無いので大丈夫です」
と謎のGOサインをいただきました。やるしかないようです。
なにはともあれまずはボディの裏側を中性洗剤でよく洗います。
よくボディ成型時の剥離剤が付いていると言われますが実際のところはよくわかりません。しかしこれを忘れると塗料を弾いてしまうので、何か謎の成分が付着しているのでしょう。
ウイングの角など隅っこの部分は洗いづらく塗料も入りにくいので、色がのりづらいです。
綿棒を使いシリコンオフやプレペイントクリーナーなどで念入りに脱脂するとよいと思います。
続いて塗りたくない部分をマスキング。
ウィンドウ部分は透明のほうが断然クルマっぽさが出るのでマスキングします。
ある程度貼りこんだらラインに沿わせカッターで切ります。
軽く当てるだけでよいです。あんまり強く当てるとボディが切れちゃいますよ。
あ!カッターは新品の刃にしましょう!これを惜しむと作業のしやすさが断然違います。
※タミヤグランプリでは透明状態のままの窓は認められませんので、ステッカーを貼るかスモークで塗装をしてください
ポリカボは丈夫で柔らかいので、塗料の食い付きも良く、乾燥後も弾力のある塗膜になるポリカボ専用の塗料を使って塗装します。
今回はワンドラのイメージカラー、ブルーを基調に塗ろうと思います。
ボディの表面には保護フィルムが貼ってあるので、色の塗り分けをマジックで書きこんでしまいました。
保護フィルムは塗装後シールを貼る前に忘れずに剥がしてくださいね。
ポリカーボネイトボディは裏から塗装するので、表から塗るプラモデルなどとは逆に、一般的に濃い色から先に塗っていきます。濃い色がマスキングの役割をして、あとから塗った薄い色を遮るんですね。薄い色を塗った後、濃い色を重ね塗りすることで色合いを暗くするテクニックもあります。
青を吹きました。
一度に厚く塗るとタレたり乾燥に時間がかかるので、薄めに3~4回に分けて吹きます。裏塗りなのでわりと雑に吹いても表面のツヤは出ますので心配ご無用。今回は青と白の境目をグラデーションっぽくするため、あえてマスキングをせずに吹きました。充分乾燥させた後、白を吹きます。
完成。
ボディを切ってステッカーを貼って...シャーシに装着。
お!我ながらこれはなかなかイケてるのでは?
というわけでレース直前にめでたくワンドラフロッグ完成です! 間に合った・・・。
さぁ、これをもってシリーズ「ネオ マイティフロッグを作る」は完結。
次回から新シリーズ「ネオ マイティフロッグで走る(仮)」が始まります。
おたのしみに☆
(やっぱりつづく)
※ ネオマイティフロッグ+2.4GHz送受信機セットはRCメディアレース参加のため、タミヤさんよりご提供いただきました (ボディ用塗料は自腹です)
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