2014年コース改修後の新東京サーキットでROTAX MAXレンタルカート練習
2014.01.27新年あけてはじめてのカート練習です。今回は以前と異なり、年末年始で大幅なコース改修が入ったので路面状態はとても綺麗になり、バンピーだった箇所も相当滑らかに。そのため全体的にとても走りやすい印象です。
今回は3名で参加し、タイム計測器も借りたので毎周ラップを確認しながらの走行。
前回多かったスピンもなくなり、相当安定してきたようで、タイムも伸びて来ました。
さて今回参加した3人は身長150cmから175cmまで、様々。その体格の違いに対応するためペダルにはゲタを履かせ、シートにはお手製のクッションを入れて対応します。
これでバッチリ。
今回も気合い十分のアイルトン・ヤマ選手。好調な走りでタイムアップしてます。
私もタイムアップ、43秒台で走行。
しかし43秒の壁は厚い、なかなかタイムアップしません。
ここでお手本、J-BLOOD店長の金子さんの走りをどうぞ。
ぽっと乗ってさらりと42秒1を出し、「41秒台だしたかったな~」とは金子店長の弁。まったく同じマシンでこのタイム差はまさに腕の差。滑らかで角のない走りは参考になります。
金子店長に乗り方のコツをきいたところ、
「レンタルカートのタイヤはグリップが低いから...ロールじゃなくてピッチで乗るんです」
とさらりと。
ロールじゃなくてピッチ!
凄く難しいことをサラリと一言でいってのけていましたよ。
ロールとは横方向の動き(傾き)、ピッチとは前後方向の動き(傾き)をいいますが、ロールがたまっていくと限界が低いので流れ出してしまうそうです。一方ピッチングを使って前輪に荷重をかけてハンドルの効きをよくし、またアクセルONでは後輪に荷重をかけることで滑らせることなく加速ができるというもの。
まあ簡単にいうとタイヤの横方向のグリップに頼らない運転、縦方向のグリップ(トラクション)を使って走りましょうということです。もっと簡単にいうとですね、雨の日や雪の日などタイヤがグリップしないときの走らせ方ですね。なるほどねえ、頭では分かったのですが、いかんせんこれまでSタイヤを使ってタイムを出すというオンロード派、タイヤに頼った運転の仕方をしていて雨の日とか超苦手だったので、これはまた大きな課題です。
以前、ダート仕様FD3S RX-7でダートトライアルをやっていたときのことを思い出すと、このクルマもFRでリアが流れ出すと横向くだけでまったく前にすすまず、とにかくリア荷重、前方向のトラクション重視で走らせていたので、それをイメージしながら走ってみました。
夕暮れ時でコースが日影となると路面温度が下がり、急激にグリップが下がってタイムダウンするところ。ロールではなくピッチで乗るとタイムダウンが最小限になるということで、実際にほとんど同タイムで走れました。うーん、奥が深い。
次回は夢の42秒台を目指して頑張りたいですね。
今回は力の抜きどころが分かったせいか、前回のような筋肉痛や疲労困憊に陥らず、そこそこ元気に帰って来れました。