2014年F1パワーユニットのエネルギー回生システム概念図
2014.01.232013年までのKERS(運動エネルギー回生システム)から、ERS(エネルギー回生システム)と進化。熱エネルギーを回生することも可能となりました。またターボを装着することでこれを上手く使い、熱効率は全体的にアップし、40%に達するといいます。
今回のエネルギー回生と、パワーアシストの概念図が下記サイトに詳しく解説されていたのでご紹介。
How Formula One's Amazing New Hybrid Turbo Engine Works
- ブレーキング時:駆動用モーターで回生、電池充電
- ブレーキングゾーン出口:ターボ用モーターを回転、プリチャージ。電池放電
- オーバーテーク時:電池から駆動用モーターでアシスト、ターボ用モーターで回生、電池放電
- 通常加速時:ターボ用モーターで回生した電力で駆動用モーターでアシスト、電池はそのまま
この他にエキゾースト周辺に取り付けられた熱電対での充電、エネルギー回収は常に行われるはずです。
電気ターボのためビッグタービンでもターボラグは起きないし、また排気圧を利用して過給だけではなく充電もするというのはアイディアです。かなり複雑な機構ですが、これは市販車にも応用されそうですね。