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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

レンタカーBMW 118dの燃費と乗り味:乗り物文化を体感するドイツ旅行(5)

2013.07.22 寄稿者: のま元記事


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今回のドイツ旅行の足はこちら。日本導入されていない BMW 118d、8速オートマ。

▼エンジン
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BMW 1-Series 118d Review | Autocar

Price: £22,030; Top speed: 132mph; 0-62mph: 8.9sec; Economy: 62.8mpg; Co2: 118g/km; Kerbweight: 1420kg; Engine type, cc: 4cyls, 1995cc, turbo, diesel; Power: 143bhp at 4000rpm; Torque: 236lb ft at 1750-2750rpm;

エンジンは直列4気筒2000ccディーゼルターボで、143馬力を発揮しますがトルクは236lb、なんと320N・mという大トルク。これにきめ細かい8速ギアのオートマでアクセルを踏めば即前に出る俊足ぶりを見せます。

一方タイヤは205/55R16のGOOD YEAR M+S(マッド&スノー) Ultra Grip Performance を装着。最初は気づかなかったのですが細かなサイプが入っていてスタッドレスタイヤのようで、タイヤブロックのヨレは大きめ、ただ最高速度は210km/hまでOKとなっていて、このクルマの最高速210km/hと丁度あっています。

▼タイヤ
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足回りはタイヤの影響もありますがとても柔らかく、ハンドリングはナチュラル。ロール、ダイブは大きめで私がもっていたBMWのイメージとはちょっと違う感覚。ところがこのハンドリング、むちゃくちゃいいんです。ハンドルを切っただけロールして曲がっていく感じ、高速道路の合流などのループでぐいぐいインに入る感じで、ハンドルをこじってもそれに反応、期待どおりアンダーは出ず巻き込む挙動を示すので気持ちがいいです。おそらくそれ以上無理するとDSCが介入すると思うくらいの横Gが出ます。

速度域が多少低めのワインディング、ヘアピンで試しても同じような感じでいいのですが、多少フロントの応答が甘くなり、無理にアクセルを踏んでリアを長そうとしてもオープンデフのせいで失速することになります。これはTRCをオフにすると顕著になり、逆にノーマル状態(TRCオン)の方がスムースかつ速いようです。もっともその手の類いのクルマではありませんが。

そんなわけで高速道路では最高速の210km/h近くまで鋭い加速をし、ワインディングでは想像以上に曲がるためにとても楽しいドライブができました。この足回りなら日本の首都高速の継ぎ目や狭い峠道でも快適に走れます。そしてなによりいいのが乗り心地。バンプがあっても全部いなしてくれるので、運転席はもちろん、きっと後席も快適なことでしょう。

あくまでもスポーツカーではないのでロールは大きめ、これでニュル北コースを速く走ることはきっとできないでしょうけど、なかなか快適にドライブはできることでしょう。

ドライブモードはノーマルの他にスポーツ、ECOがあり、スポーツにするとギアが低めにセットされアクセルレスポンスがよくなります。逆にECO PROにすると燃費指向となり全体的にマイルドに。サスペンションは固定のままのようでした。

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気になる燃費はといえば、通常はノーマル、そしてワインディングやアウトバーンで飛ばすときにスポーツを選択して走行で以下のとおり。

7/3 TOTAL 26.72L 1.489(191.4854円) 39.79EUR 20139km 417 15.61km/L
7/4 SHELL 28.24L 1.489(191.4854円) 42.05EUR 20654km 515 18.24km/L
7/8 ESSO 33.79L 1.609(206.9174円) 46.60EUR 21192km 538 15.92km/L

トータル 88.75L
128.44EUR =16517.384円(@128.6円)

19722km - 21203 = 1481km
16.68km/L

総合燃費は16.7km/Lでした。ヨーロッパはガソリンが高く、ディーゼルも190円〜200円と相当な金額ですが、高燃費のおかげで通常のプレミアムガソリンを使うよりは経済的のようです。

例えば日本のガソリンで換算すると、


155円/L
106.56L
13.90km/L

リッター14km/L程度走らないと同じコストになりません。ただワインディングは80km/L〜100km/L、アウトバーンは130km〜200km/hという超高速運転でこの燃費ですからね、同等の燃費をたたき出すのはなかなか難しい印象でした。

やはりこれに効いているのは8速ギア。150km/hくらいの巡航速度でもエンジン回転数が3000回転くらいに抑えられているためで、しかもトルクがたっぷりでているので加速もしやすく、そこから200km/hまでの加速も余裕。運転がラクです。

ただやはり200km/hからはとても苦しく、まさに頭打ちする感じでした。ふわふわする感じはないのですが、ロールが大きめでロールスピードも速いのでちょっとドキドキな感じ。そして昔の日本車についていたような速度警告アラームが200km/hを越すとなるので、「まあ、このへんでやめておこう」という気になります。クルマもタイヤもエンジンも、全部200km/hマックス位になっているので、バランスがいいというか、よくできてるなあ、と感心するばかり。

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一人旅だったので積載量は十分以上。後部座席は...開けもしませんでした。こちらでは5ドアだけでなく3ドアモデルもありますが、2〜3人家族なら3ドアモデルで十分ですね。

BMWでいえば一番小さなクルマでこの出来ですからね、ほんとクルマの性能差は大きいです。愕然です。



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