RR乗りの道は険しい(2)RR雑感、燃費記録
2013.05.20「RR乗りの道は険しい(1)」の続き。
2000kmほど走り、そろそろRRにも慣れてきた頃...といいたいところですが、相変わらず乗れていません、乗せられています。ええ、お客様状態です。
パフォーマンスが高いおかげでどんな道でも安定して、安心して、しかも高いスピードで移動できるのです。テクニックなんていりません。前見て、回り見て、ハンドルをラインに合わせるだけ。これだけで本当に素直に走れるのです。
法定速度で走る分にはこれほど安易に走る車もそうそうないのでは、と思えるほど。FFのようなフロントの入りの悪さや、FRのようないつリアが流れ出すかといった不安感もなく、ただただドッシリとしたお尻と軽々と頭が入っていくので、どんなクネクネ道でも楽々なのです。
加速したければアクセルを踏むだけ。低回転からトルクが出ているのと、ワイドレンジのギア(ファイナルギアが最高速寄り)で息の長い加速が可能。そして宇宙一効くというブレーキで減速も安全。うーん、文句のつけようがないです。
余りによく出来ているので、なんでなのか考えてみました。
まずフロントですが、重量物がなく軽いのでハンドルに対する応答性が高い点。つまりハンドルを切れば頭がすっと入ります。これによりヨーモーメントがすぐさま立ち上がることがまずいいところ。
次にリアですが、多少ブレーキしようがしまいが、静止荷重がリアに1トンほどあるわけですから、その軸重でリアのグリップは確保されています。そのおかげで一旦旋回をはじめたあとはアクセルをONにしていっても揺らぐことなくコーナリングしながら加速することができるわけです。ここはFRとは大きく違う点。FRは駆動輪にRRやMRほど荷重がのっていないので、つねにリアタイヤと対話しながらのアクセルワークとなるわけです。
ちょっと気になるのはアクセルONでのプッシュアンダーステア。どうやらこれはヨーモーメントが足りてない状態の模様。理想的にはどうもハンドルを切らずにアクセルだけで曲げていくという話...確かにRRのオフロードラジコンではやったことあり、いわんとすることは理解できますが実車ではなんというか...どんな速度域なんですかと。ドキドキです。
さすがに街中では試せないので、クローズドコース、サーキットで走りたいと最近は考えるようになってきました。
走行:市街地中心、首都高速
ODD 21337km
TRIP 393km
GAS 68.81L
COST 10390円
5.71km/L