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F1日本GP in 鈴鹿 2012: 決勝日の模様まとめ #f1jp

2012.10.08

可夢偉3番グリッドからスタートするF1日本グランプリは最高の結末を迎えました。

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その模様はツイートのまとめでどうぞ。

ドライバーは当然ですが、いや本人以上に観客、いや私がもうドキドキして緊張感MAX。とにかくやれることはもうないので、祈るしかない、と手を合わせて拝みまくりでした。勝負事でこれほど祈ったのははじめてかも知れません。

観客全員がそう念じたためでしょうか、心配されたヤンデレで情緒不安定なザウバーのクラッチさんは今日は珍しく「デレデレ」、ロケットスタートが決まり2位へジャンプアップ。横にいたミサイルは可夢偉ではなく2番グリッドスタートのウェーバーを撃墜。風が吹いてきましたよ。

その後は苦しいレース展開を強いられ、バトンを抑えたものの、フェラーリ・マッサのジャンプアップを許し3位に後退。レースペースが上がらずバトンに終始追われることとなり、ライブタイミングを iPadで見ているこっちはもう、気が気ではありません。

迫るバトン、逃げる可夢偉、モニターを無表情で見つめるジェシカ。国際映像、なかなかいいところを押さえます。もちろん観客は「バトン、空気嫁」と念じたに違いありません。

残り1秒に迫られた最終ラップ、もうスタンドは総立ち。Pit-FMラジオが最終ラップを間違えるといったハプニングがあったものの、それでも本当の最終周を無事抑えきり、3位表彰台獲得です。スタンドはスゴい、スゴい盛り上がり! もうね、号泣ですよ。

で、この感動的な瞬間を見せるために連れてきたはずの子供がいないんです。ゴール30分前から突如いなくなり、帰ってきません。

じきに帰ってくるかと思ったけど、6:30pmを過ぎても帰ってこず、さすがに2時間30分以上帰ってこないのはまずいだろう、とインフォーメーションに迷子の届け出。

どこに行くこともできないので席で子供を待ちつつ、プレイバック放送を見ます。さっき見て結末を知っているのに、なぜかこれまたドキドキ。そして無事にゴール、そして表彰台。ベッテルが、マッサ、可夢偉が映るたびにモニターへ拍手が送られます。なんというか、こういうのが鈴鹿の、日本のF1ファンのいいところなんですよね。リスペクトで満ちあふれているというか、暖かい雰囲気。

そのプレイバック映像もすべて終わり、スタンドもクローズしようという段になって放送が。

「迷子のご案内です。ノマ・・・・さんが迷子になっています。ズボンに襟付きのシャツ、緑の帽子をかぶった9歳のお子さんです。見かけたかたはお近くの係員までお知らせ下さい」

ひえええ、子供があろうことに鈴鹿サーキット全域に放送されましたよ、これは親としてはかたじけなさ過ぎる・・・

と思って凹んだ数秒後、いきなり子供がスタンド席に現れたのです。

私「放送きいた?」

子供「え、なにそれ?」

結局予想通り乗り物乗り放題で遊び呆けていたとのこと。にしても3時間30以上は遊び過ぎだろう。どうやらガラガラで待ち時間ゼロだったから楽しく乗れた上に、友達ができてその友達と一緒に乗りまくっていたようです。まあ社交性があるのはいいけど、携帯電話も無線も何ももっていかないのはどうかと。

鈴鹿サーキット・インフォメーションには御礼とお詫びを申し上げました。本当にお騒がせしてすみません。

子供が行方不明になったためにコースオープンも、サーキットシアターも見ることが出来ませんでしたが、プレイバック映像で感動の瞬間を反芻できたのはよかったです。鈴鹿の夜は、本当にいいですね。

鈴木亜久里さんが3位表彰台、そして中嶋悟さんが6位入賞したときの鈴鹿はTV放送で見ながら、ファジィ制御のプログラムを書いてました。そのプログラムは Oh!Xに投稿して採用され、プログラムリストが印刷されたのですが、そのコメントにF1鈴鹿のことを書いていたので、それがそのまま掲載されたのはいい思い出です。

あれから22年。本当に感動の瞬間でした。


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