S2000ハンドリング・快適性向上の長い道のり
2012.01.01 寄稿者: のま (元記事)新年は2001年モデル、10年選手のS2000のメンテナンスを実施。駆動系の異音トラブル発生で年明け早々に検査入院をする予定です。さて治るのでしょうか?
ドライブシャフトかデフかプロペラシャフトか、どれかが問題だ:S2000ハンドリング・快適性向上の長い道のり(5)
乗るたびに「ペキッ、パキッ」音がひどくなる我がS2000。
元々はリアからかと思っていたのですが、最近はどうもフロント~センターから音がなる気が。ということはプロペラシャフト? ますます謎が深まります。年明けには車検と共に長期入院の予定ですが、その前にS2000でよくあるトラブルをまとめてみます。
トラブル - Enjoy!VTEC! - 楽天ブログ(Blog)フロントアッパーアーム取り付け部ブラケット溶接剥れ(ブレーキング時異音)
⇒ブレーキングして、停止する際に右前方よりギギイって音が聞こえ出しまして、それがだんだん音が大きくなってきたので、調べてみると、フロントサスペンションのアッパーアームを取り付けているボディ側のブラケットの溶接が、下側から剥れてきていました。左右両側、前後2つあるんですが両方とも亀裂がみつかりました。最大で2cmくらい。ノーマル時でサーキットは走っていない頃の話です。山走りでも、ハードに走っているとまれになるようです。溶接し直して対応です。
こちらはすでにガゼット溶接で対策済です。
⇒S2000 フロントアッパーアーム付け根の補強・ガゼットプレート溶接 ([の] のまのしわざ)
LSD破損(リアより異音・走行不能)⇒前々から転回時にパキンパキンと音がしていました。この音が前兆かどうかは分りませんが、山走り中にバキンバキンゴガーと激しい異音とともにトラクションがかからなくなり、自走不能に。ノーマルのトルセンLSDが砕けていたようです。ノーマル時でオイル交換は5000km毎で行ってましたがね。交換以外対策無しです。
デフマウントちぎれ(挙動不安定)
⇒コーナリング時トラクション・オンでリアが唐突にフラフラするようになり、元々そうゆう動きの車なんですが、それとは違った感じの動きで、調べてみるとデフマウントの一つのゴムがちぎれていました。交換で対応。
ドライブシャフト振動(加速時リアより振動)
⇒トラクション・オンでリアより振動。アクセル抜いたら止まります。ドラシャを交換して対応。事例を聞いていたのですぐ分りました。これもノーマル時。
リアハブ破損(走行事リアより唸り音)
⇒最初はゆっくり走ると(駐車時等)パキン、パキンとリアからきこえます。その後そのまま大分走ってました。少なくても一年以上。だんだんパキンパキンと頻繁に聞こえるようになり、ゴッゴッゴッと聞こえるように。アクセルのオンオフは関係無いです。動いていればなります。最終的には動いている間ずっとゴーーと唸り音がしてました。交換で対応。後から聞いたんですが、耐久レースではレース毎に交換するらしいです。
今回の異音で怪しいのはこの
・LSD
・デフマウント
・ドライブシャフト
・リアハブ
に加え、
・プロペラシャフト
です。
【みんカラ】 不調の原因は?|My Favorite Things|ブログ|銀色S2000はーどとっぷ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費)それと左ハブも交換しました。ハブは今年スタッドレスタイヤに履き替えた際にも自分でガタツキがないか点検しましたし、ディーラーでジャッキアップして点検した際にも特にガタツキはなかったと言われたのですが、キャリパーのOHをしたのにもかかわらずまだ異音が出るということはそもそもの原因はこれだと考えたからです。
ディーラーからの帰り道、今度は異音が出ていませんでした!
「ゴッ、ゴッ」という周期的な音の場合はこのハブベアリングが怪しいですね。
ドライブシャフトは車高を下げたときに「バンザイ」の角度がきつくなり長さが足りなくなることを防ぐために「ドライブシャフトスペーサー」というものがあり、私もSpoon製のを入れています。ところが確かに長さは足りるようになるのですが、今度は別の問題が。
ドライブシャフトスペーサーの真相(第1夜) - OrangeBallなんじゃこりゃ!
インボードケース内側(ローラーベアリングのガイド部分)に打痕が!
しかもハンマーで叩いた様な感じで潰れているではないか!
なんじゃ!?この事実判明をスリッパさんに報告すると共にこのドライブシャフトスペーサーの関与が浮き彫りになってくる・・・
長さは足りるものの、結局フルバンプした場合に角度がつきすぎてシャフトがインボードケースに当たるといった問題が。
ドライブシャフトスペーサーの真相(最終夜) - OrangeBall さて、最終的にどう結論を出すか? 要は何ミリが適正?なのかを導き出せば良い訳よね! と、言う訳で取り合えず厚さ1.5mmの平ワッシャーを重ねまくって検証してみることにしました。状況設定は10mmスペーサー装着状態でシャフトが完璧に干渉するまでロアアームを持ち上げ、その時のフェンダーとハブセンターまでの距離としました。
この距離230mm。
実走行としては17インチホイールが10~15mm程度フェンダーに隠れる状態。かなりのバンプ状態ですな。
まっ、日光4コーナーの写真を見た限りスリッパさんの車であれば十分考えられる領域。(縁石ジャーンプ!みたいな・・・)1枚1枚入れていった結果4枚(6mm)が妥当と判明。
(5枚だとカスル感じ)
つまり、スリッパさんの足回りにドライブシャフトスペーサーを装着するのであれば6mmが適正厚と言う事です。
個体差や車高セッティング、走るコースによってフルバンプする量によって、ドライブシャフトすぺーさーの適正値は違う、ということです。厚ければいい、というわけではないので注意が必要ですね。
次にプロペラシャフト、デフ系。
S2000 何かガクガクする。。。 - なんでもDIY - Yahoo!ブログ速度一定で走っている時にアクセルオンオフをするとガクガク音と振動が。。。
S2000のF20Cエンジンはレスポンスが良いので、低いギアで段差等を乗り越える際に足がアクセルと一緒に揺れ
て車体がガクガクすることはあるのですが、リア周りのみがガクガクする感じです。
考えられる原因は、
①プロペラシャフトのユニバーサル磨耗のガタ
②デフディスタンスカラーの変形によるバックラッシュ増加のガタ
③ドライブシャフト、イン、アウトボード磨耗によるガタ
④デフマウント劣化早速チェック!
(中略)
バックラッシュを調整するディスタンスカラーという部品が、純正はボルトを締め付ける力て変形させて調整します。
だからカラー本体の厚みが薄く、調整しても 長く乗っているとバックラッシュが大きくなるようです。
バックラッシュが大きくなると当然ガクガクします。LSDを組みつけるときは当然バックラッシュを調整するとのことですが、それとは別の場所のようです。
SPOONのメカニック日記: 280,000km S2000最近このプロペラシャフトの
ジョイント部にガタ、焼きつきが生じ、振動・異音が出ることが多いです。
今回のS2000のプロペラシャフトも回転方向のガタが大きく、ジョイントの動きが
渋くなっていました。
パーシャル時のジャラジャラ音と振動はこれが原因ですね。
高回転で走行すると振動や騒音に近いけどそれほど大きくもない、ザラつくフィーリングがあります。プロペラシャフトかもしれないし、デフマウントが劣化して、デフが暴れているのかもしれないし、とにかくなにかがガタガタしてるんでしょう。入院検査でどうなることやら。
走行距離 44692km
こうしてみると、FRって結構難儀なクルマですよね。ハイパワーってのもあるとは思うんですけど、壊れるところが一杯あります。
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