JALとリンクシェアのすごい整備工場見学2:フライトシミュレータは本物編
2011.09.13 寄稿者: いしたにまさき (元記事)整備工場見学もレアな体験ですが、もっとレアなのはフライトシミュレータ(本物)の体験。気分はパイロット、を超えてパイロット養成に使われる本物のシミュレータ体験は楽しいだけでなく、ものすごい、まで到達です。
その興奮をぜひどうぞ。
JALとリンクシェアのすごい整備工場見学、われわれの組はいきなりフライトシミュレータです。
で、実は!
フライトシミュレータといっても、自動車教習所とかゲームセンターにあるのより、ちょっといいやつぐらいだと思ってたんですよね。
おれはバカだった!そんなわけないんですよ、JALはそんなケチじゃない!
うおおお、これ本物じゃねーか!ホントにパイロットがやってるやつ、そのものだよ!
もう見ているだけで体温上がってきます。
ちらっと見えるコクピットがもうヤバい!
もうドキドキが止まらない。だって、これ!これで訓練すれば、そのままパイロット資格を取れるっていう代物です。
おお!このフライトシミュレータはB-777か!
とにかく、このフライトシミュレータ!本物ぶりがすごすぎる。
このレベルの機材って、日本ならJAXA、アメリカでもジョンソン宇宙センターとかにしかないんじゃないんだろうか?ロシアならバイコヌールね。
そして、たぶん五十音順とフライトシミュレータ体験で「離陸」を選択したために、いきなり心の準備もできないまま、いきなり機長のシートに座らされるおれ。
photo by のまのしわざ
これはヤバい。窓の外も完全に羽田空港そのままに再現されているので、そのまんまおれ機長です。
このフライトシミュレータはボーイング777だったので、軽く400人ぐらいの命がおれの両手にかかっているわけです。
無理です、おれには無理です。
この緊張感は、はじめて教習所で車のハンドルを握ったとき、そして江戸川で船のハンドルを握ったときは、段違い!ケタ違い!
完全に舞い上がっているおれを尻目に、副機長(実際には教官)さんは言い放ちます。
「さあ、いしたにさん、いきましょうか」
えー!
しかし、無常にも飛行機はもうランディング体制に入ってしまっています。
ああ、もうおれが動かすしかないんだ...。
続く。
【JALとリンクシェアのすごい整備工場見学】