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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

【冬ツーリング】Honda AX-1 スパイクタイヤ製作

2021.01.25

冬ツーリングに必須の装備、それはスパイクタイヤ。凍結路を走るためには絶対に欠かせないもので、このスパイクタイヤの出来いかんで走行性能がまったく異なってしまうほど大事なもの。にもかかわらずなんだかんだで作業着手が一番後になってしまい、慌てたのが今回の失敗。

蛍光グリーンのホイール

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今回はせっかくなのでホイールを蛍光グリーンに塗ってもらい、それに新品のAX-41を組み合わせました。このAX-41は昨年16インチ、19インチがラインナップされ、タイヤチョイスがこれまで標準のK460しかなかったAX-1にとっては朗報。

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(左K460、右AX-41)

AX-41の方が溝が大きく、エンデューロタイヤに近いブロック配置で積雪路でのトラクションに期待がもてます。

トラブル発生

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標準タイヤを外して蛍光グリーンのホイールを装着したところでトラブル発生。回してみるとディスクに合わせて大幅にキャリパーが左右に動く動く。明らかにディスクが歪んでます。

そこで急遽標準ホイールのディスクを外して交換して取り付けたのですが。

なんと同じくブレブレなのです。ということはブレーキディスクローターのひずみではなく、ローターの取り付け部のひずみということが判明。

これを確定するために何度もブレーキディスクをつけたり外したりしていたら、ボルト穴は舐めるし、締め付けトルクがオーバートルクでホイール側のネジ山を痛めてしまい泥沼でした。

1987年式の1型と1989年式の2型ではブレーキディスクローターの形状やボルトも異なっており、おそらくメンテナンスマニュアルは後期型の方の数値だったのが原因と思われます。ホンダめー。

フェーザーの前輪アクスルも同じく規定トルクでネジ山痛めた経験があり古い車両は手トルク管理の方が無難です。

スパイクタイヤ作り(フロント)

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電動ドライバに木工用(ここ重要)ドリルとストッパーを取り付けて穴の深さを制限して穴をあけます。

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直径5mmのピンに対し、下穴は4mmか4.5mm、作業性を高めるため5mmも使いましたが結論からいうと、

4mmがベストでした。

4.5mmはもちろん5mmではピンを入れたときにすでに穴が広がってしまい、ピンがゴムで支え切れていません。中央のピンはそれでもまっすぐ押し込まれるだけでいいのですが、左右のブロックのピンは斜めに力が入るため横倒しになり、それが原因でねじれてピンがとれてしまいました。

4.5mmの方は横倒しになるだけでしたが、5mm下穴は顕著で10本ほどピンが抜ける始末。

今回突き出し量を多めの3mmにしたのですが、それも災いしました。

舗装路を走ると中央のピンの2mmの突き出しもほとんど0mmまでになりますので多少出てもいいですが、左右の斜めに打ち込んだピンはあまり押し込まれないので突き出し量は1-2mm程度でいいと思われました。

ピンを入れるときにシリコンスプレーを多少塗布して滑りを良くして入れたのですが、リアタイヤを作るときにはゴム接着剤を使ってこれが滑りがよく、乾いたら接着できるのでそれを使ったほうがよさそうです。リアタイヤはそのおかげか1本も抜けはありませんでした。

リアホイール問題

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取り急ぎリアホイールをなんとかしなければならないということで急遽リアタイヤもスパイクピンを打ち込みました。

4.5mmのドリルが届いていなかったためこちらは5mmの下穴でスポスポ入れていってあっという間に作れました。これが結局ダメで、全部作り直しの憂き目にあうのですが・・・

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リアブレーキディスクをなんとかしようと色々と計測、調整したものの限界。結局このホイールは今回諦め、2号機のホイールを塗って使うことになりました。

リアタイヤ作り直し

リアホイールの塗装が終わりタイヤを付け替えたものが来たので装着、試走。するとスパイクの突き出し量が多すぎてピンが倒れる、抜けることが発覚。フロントもですが、リアの倒れ方がひどい。

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ということであきらめてリアは全ピンを抜き、下穴を深くして装着しなおし。

下穴は4.5mmのドリルが届いたのでこれを使います。一部下穴がもう使えないものは諦め、新しい場所に4.5mmの下穴をあけなおしました。

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また接着は黒ゴム接着剤とスーパーX GOLD接着剤を利用。接着力はスーパーXの方がよさそうですが、作業性はゴム接着剤の方がよかったです。結果的にはどちらも抜けることなく1000kmオーバーを走破できました。

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走行後の状態

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フロントタイヤは5mm下穴を使った部分が主に抜けてしまいました。

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リアタイヤは中央は5mm下穴でピンが動いたせいか周りに空間ができてます。
サイドは4.5mmで下穴を作り直し、突き出し量も少な目にしたので適正です。穴があるのは5mm下穴時代のもの。

まとめ

・突き出し量は2mm。3mmは出し過ぎ、特にサイド側は1-1.5mmくらいが適切
・下穴はピン直径5mmに対し、4mm-4.5mmがよい。できたら4mmを利用
・滑りをよくし、接着固定に黒ゴム接着剤、またはスーパーX GOLD利用

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この記事を書いたライター

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のりものブロガー

野間恒毅

スーパーカーと美女が好き。 日々RR, FR, FFと駆動方式を選ばずドライビングスキルを磨き、ドライビングプレジャーを追い求めています。リターンライダーとして大型二輪免許取得、大型バイクに乗っています。ミニ四駆、ラジコン、ドローンなどホビーも幅広くカバーしボート。個人ブログはこちら(のまのしわざ


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