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駐車場+パイロン=元祖ジムカーナ! 2019年JMRC近畿ジムカーナ ミドルシリーズ第3戦

2019.06.17

姫路セントラルパークでのジムカーナ 駐車場+パイロン=元祖ジムカーナ 2019年JMRC近畿ジムカーナ ミドルシリーズ第3戦 KSCCジムカーナNo.3

第3戦は、令和の時代になって、初めての大会でした。
そして、大会が開催された5/19は、令和最初の満月の日でした。
話しはそれますが、この満月は強力で、

「今、自分は何を欲している? 自分の心に働き掛けて」

という満月の日でした。

そう、シーズンもそろそろ中盤に差し掛かり、私は「優勝」を欲しているのでした。
なぜならば、目指すはシリーズチャンピオンだから。
ポイント的にも優勝が必要なのです!
令和の最初の勝者は私と心に決めて居たのですが・・・

サファリパークに来たお客様でもふらっと立ち寄れる、これぞ元祖ジムカーナ

姫路セントラルパークシリーズという、JAF公認のジムカーナシリーズもあります。

関西スポーツカークラブホーム

そもそもジムカーナって?
こちらのJAFのHPにも書いてありますが、

ジムカーナって何|JAFモータースポーツ

1960年代から盛んになった、当初は広場や広い駐車場を閉鎖し、そこにパイロンを並べてコースを作り、競技を行うというものであった、という事ですね。

姫路セントラルパークの第5駐車場を閉鎖して行われているこのジムカーナこそ、元祖ジムカーナと言って過言ではありませんね。
とても大切にしなければいけないイベントだと思います。

近畿ミドルシリーズには必ず1戦組込まれております。ここに年一回訪れるのは実は楽しみだったりします。

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ザ・ジムカーナパイロンコース


今回のお題はこちらでした。

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特に引っ掛け問題も無く、実に素直な、ベーシックなこれぞ「ザ・ジムカーナ」な、パイロンコースでした。

前回の参戦記でも書きましたが、今シーズン改めて取り組んでいる「4輪接地」ですが、それはパイロンターンでは重い感じもあります。
今回は練習走行も含め3本走れますので、色々試しました。
ちょっとマニアックな参戦記になりますが、次に書いてみますね。

オーバーステア方向に、リヤを固めた1本目

リヤが積極的に流れる=見た目にドリフトするのでは無く、フロントタイヤが横方向のGを発生したら、それに積極的にリヤも追従する様に、リヤサスを固めた仕様で挑みました。

タイヤの空気圧 サスペンション減衰力
フロント 2.0kgf/cm2 3回転戻し
リヤ 2.1kgf/cm2 1回転戻し(固い)

サスペンションはCATWALK Type-R

HALF WAY|コペン CATWALK Type-R

減衰力を調整する時は、ダイヤルを一番締め上げて、そこから何回転戻すかで調整しますので、上記の様な表現となります。

ちなみに、スプリングはARIES Gです。

ARIES G|アリエスジー 直巻きスプリング

気温は高めでした。体感で30℃近くあるよねこれは~という様ないいお天気でした。
路面は、ココはウエットでもタイムが上がる、独特で不思議な路面です。どちらかと言うと、タイヤの接地面は溶けずに削れるという感じです。

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今日の走り戦術を、

最短距離で走る。コース全体外枠の内側でコンパクトに走る

と決めました。
1本目のパイロンに向けては、とにかく一直線で加速重視。パイロン入口も真っ直ぐに入り、コーナリングは奥側でと、そんな感じです。

5月病という言葉がある季節。何だか完熟歩行していても、コースが頭に入って来ない感じがしていました。めずらしく、ミスコースしたらどうしよう!? という弱気心も見え隠れしていました。
スタートラインでは「よし! 1本目で決める!」と気合を入れてスタートしました。

1番と2番パイロンは、タイヤも暖まっていないので滑りやすく突っ込み過ぎに注意でした。実際、マーシャルカーも滑り気味でした。

7番パイロンの左360°ターンまでは、意外と距離が短く感じ、ハンドルを真っ直ぐにする時間も少なく、アクセルを気持ち良く開けられませんでした。

左360°ターンは小さくコンパクトに。その後、8番と9番パイロンはシケインを抜ける様にすり抜け、9番→10番→1番→2番と変則的で距離の長いスラロームと捉え、パイロンに近付いてコンパクトに回るという意識で回りました。

コース前半最後の11番と12番パイロンはスラロームと定常円旋回の組合せとして処理しました。定常円旋回の速度を意識してアクセルONで一定に回りました。

そこから、後半セクションに向けて、21番パイロンに向かっては、本日のコース唯一といって過言では無い、アクセルを思いっ切り踏めるところです。右に2本、左に2本パイロンを見ながら、21番パイロン目指してアクセルを踏みちぎるのです。何があろうともアクセルを緩めない覚悟で踏みちぎりました!

21番パイロン右180°ターンは突っ込み過ぎはNG。丁寧に丁寧に回って早めのアクセルONです。

20番→19番→18番と、こちらも長めのスラロームです。

最後、16番→17番をまたまたシケインと捉えて丁寧に回り、早めのアクセルONを心掛け、ゴールに向けて直線的に駆け抜けました。

そんな走りがこちらです。


コックピットの様子はこちらです。


1本目を走り終えて、何と、トップに立って居ました^^

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練習走行では、更にリヤの空気圧を上げて、リヤの追従性向上を狙う

1本目の走行を終えて、もっとリヤの追従性が欲しいと感じましたので、練習走行でリヤタイヤの空気圧UPを試して見ました。

タイヤの空気圧 サスペンション減衰力
フロント 2.0kgf/cm2 3回転戻し
リヤ 2.5kgf/cm2 1回転戻し

そんな走りはこちらです。


フィーリングはGOODでした。
2本目はこのまま行こうと決めました。
ライン取りに注意して、リズム良く、クルマと路面とも一体になって、アクセルを踏みながら曲がると言う意識を強く持って挑む。

13秒台には入れる!

その前に、タイヤもキレイにしておく!

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勝つ事を意識して挑んだ2本目

12秒台に入れるつもりで、挑みました!

タイヤの空気圧 サスペンション減衰力
フロント 2.0kgf/cm2 3回転戻し
リヤ 2.5kgf/cm2 1回転戻し

トルクを掛けてパイロンを旋回する意識を強く持って、決して突っ込み過ぎず抑えるところはちゃんと抑えて。アクセルを踏みちぎるところは決してアクセルを踏む右足を緩めない。
結果、多少強引なところはありましたが、1本目から0.6秒UPしました。
走り終えた正直な感想は「ちょっとタイムUPが足りない!」でした。
12秒台には入って居ませんでしたからね。

そんな走りがこちらです。

コックピットの様子はこちらです。

前半で0.3秒落としてしまいました。

しかしながら、結果的にトップとは0.4秒開きましたから、この0.3秒が無かったとしても、0.1秒足りなかった訳です・・・
残念!

しかし、昨年までは秒単位で負けていましたので、コペンは大きな進化を見せています!

最低限の仕事はしたという事で、姫路ラウンドに付いている、お弁当をありがたく頂きました。

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ごちそうさまでした!

来年こそは、妖怪J清本選手を抜かさなければ!
ストップ・ザ・妖怪
(ゲゲゲの鬼太郎にならなくっちゃ・・・ですネ)

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(今回はATクラス4台の出走でしたので、表彰は2位まででした)

次戦は5/23日曜日、名阪スポーツランドEコースで第4戦が開催されます。
Eコースは好きなコースですので、ぼちぼち1勝獲得すべく、頑張りマス!

D-SPORT GYM初開催!

こんな私もお手伝いさせて頂きますD-SPORT GYMなるものが、下記日程で初開催されます。

第1回 6月22日(土) 場所:奥伊吹モーターパーク(滋賀県)
第2回 10月14日(月・祝) 場所:富士スピードウェイ P2 (静岡県)

D-SPORT GYMとは・・・ずばり練習会です!

・もっと上手に運転できるようになりたい
・車幅感覚をつかみたい
・一般道でいざというときの為に、ABSが効くまで思いっきりブレーキを踏みこんでみたい
・自分の車ともっと仲良くなりたい

そんな方に最適のドライビングレッスンです。

午前中は、パイロンを使って車の動きを楽しく学びスキルアップ、午後はジムカーナ形式で簡単なコースを走らせる参加型のイベントです。
プロドライバーによる安全の為のドライビング講習や、同乗走行(希望者のみ)もありますので、しっかりと運転スキルを向上させることができます。

ジムカーナ形式といっても、難しいコース設定はないので、コースが覚えられなくてジムカーナは苦手という方も、ジムカーナって何?という方も安心して楽しめる様になっています。

講師がひとりひとりに合わせたアドバイスをしていくので、初心者の方はもちろん、上級者の方でも楽しんでいただける内容となっております。

っとは、告知サイトからの引用です。
まだ絶賛受付中です!

第1回 D-SPORT GYM in 奥伊吹モーターパーク | Peatix

練習会ですので、ノーマル車で十分です。
私の様にAT車で十分です。
帰る頃には、「あれ?私運転上手くなっているカモ^^」な状態になっているコト間違いなしです。
ご参加宜しくお願いします。

なお、講師は、ジムカーナドライバー、ラリードライバー、レーシングドライバーの3名を予定しております。
色んな速度域、色んな路面状況での運転について、彼らの知見から、アドバイスを受ける事が出来ます。

奥伊吹の大自然の中で、一日運転のレベルアップを楽しみましょう♪


この記事を書いたライター

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いじって走れる企画屋

とのむらゆういち

小学生時代はスーパーカーブーム。大学生から社会人になる就職時はいわゆるバブル時代。100%前向きな、いい時を知る、気持ちだけは永遠の少年。楽しい事をひたすら追い求め、人生を旅している。 19歳からモータースポーツにのめり込み始め、学生の時からジムカーナに参戦。その後、ラリーのナビゲータに転向。ある時期ラリーが仕事になり、パリダカールラリーやWRCにメカニックとして参加。その後クルマ=商品の企画開発が仕事となり、趣味と実益を兼ねて、自らクルマをいじりながら走りながら、企画屋として邁進ちゅう。


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