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祝 コペン初優勝! 2018年JMRC近畿ジムカーナミドルシリーズ第5戦 PROXESスーパーGスラローム

2018.08.06


みなさ~ん!
とうとうやりましたよ!

2016年から、近畿ジムカーナミドルシリーズのATクラスに、コペンでシリーズ参戦していますが、参戦21戦目にして、ようやく勝利の報告ができます!
そうです、コペンが初優勝しました!

いやぁ~ここのサイトに参戦初めから参戦記を掲載頂いておりますが、とうとう優勝をGetする事が出来ました♡

それでは、名阪スポーツランドCコース(奈良県山添村)で開催されましたJMRC近畿ジムカーナシリーズ第5戦の参戦レポートです。


台風の影響で2時間遅れでの開催

大会の前日前夜、台風12号が奈良県を直撃した影響で、これまでにあまり例がない、2時間遅れのタイムスケジュールで開催となりました。

大阪北部地震、西日本豪雨、そして今回の台風と、自然災害が立て続けに襲い掛かる中、モータースポーツなどやっている場合か? な声もある中、それでも頑張って主催者様は開催にこぎつけてくれました。

私が住んでいる大阪府豊中市も、丁度夜中に台風が直撃しましたから、強烈な風で雨戸はガタガタ鳴るは、3階の部屋は時折揺れるはと、とても眠れたものではありませんでした。

ですが、ジムカーナは2時間遅れて開催されましたので、普段の通勤のリズムと同じでしたので「いつも通り」少し気楽な気持ちでした。寝不足+早起きですと、モータースポーツも「スポーツ」ですから、心身共に辛いモノがあります。

台風一過の朝、9時ゲートオープン目指し、8時前に自宅を出たのですが、路上にはクルマもまばらでした。いつもより遅い時間でしたけど、早朝の様な景色でした。
ゴルフ等スポーツや週末のレジャーにお出掛けする人達も、ほぼ居なかったからでしょうか。

台風一過で、会場に到着した頃には直射日光が既に厳しい状態でした。しかし、パドックやコース上は、台風の残り風が吹いて、それに乗っかって、周りの木々に着いた雨水が時折飛んで来る、天然のミストがあり、暑い中でも気持ち良い瞬間がありました♪

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事前練習はカートで!

前戦の奥伊吹モーターパークでのパイロンコースでは、残念ながら僅差の3位に終わりましたので、もう一度ドライビングを見直すべく、少し思考を変えてカートで練習しました。
近隣の宝塚市にカートコースがありますので、職場の有志と共に、自分のドライビングに少し鞭を入れるべく、走りに行きました。
気が付けば、周回を重ねに重ね、60周も走ってしまいましたが(笑)

たからづか カートフィールド

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ここ、宝塚カートフィールドは、その昔小林可夢偉選手も通った場所だそうですね~
結論から言いますと、この練習が今回効きましたよ~とても!


直線が多いコースに心が折れかける

お恥ずかしい話しですが、今回のコース図を朝渡された時に、正直パワーがとても必要なコースだと思ってしまいました・・・
前半は外周コースをひたすら走る、パワー勝負。直線が多い。
今日は勝ち目が無いと・・・

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そんな弱気な気持ちになったものですから、ライバルとの勝負の前に、自分との勝負に勝たなければなりませんでした。

「千分の一秒でも良いから速く走る為にはどうしたら良いか考える」佐藤琢磨選手の言葉もふと思い出しました。

そこで、今回はこう決めました。


「コーナと考えない。直線が曲がっているだけ


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ライバルと比べて非力なコペンとしては、とにかくハンドルを切っている時間を短くして、ハンドル真っ直ぐ率とアクセル全開率を可能な限り上げる事。
それに徹する事。
その為に、如何に直線的に走るか、直線を多く取る為にどこの縁石にどれだけタイヤを乗せるのか、全て事細かに決めました。
あとは、その通りに走るだけ!
そんな状態でスタートラインに立ちました。

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1本目トップタイムを刻む

1本目の走りはこちらから。

前回から投入したリヤスタビライザーのおかげで、これで遅かったら仕方ないくらい気持ちいぃ~クルマの動きでした。特に高速のS時をすり抜ける時です。

HALF WAY|コペン リアスタビライザー

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そして、ほぼ、決めた通りに走れました。

その結果、何と、意外や意外、1本目からトップに立っていました!


決して気を緩めてはいけない2本目

1本目トップに立っていましたが、2位との差は0.07秒、3位とも0,04秒と、超僅差。無いに等しい差でした。決して気を緩める事など出来ない状態でした。
そこで、また呪文をもう一回。

「千分の一秒でも良いから速く走る為にはどうしたら良いか考える」
「コーナと考えない。直線が曲がっているだけ」

心に唱えながら、お昼休みの慣熟歩行に出掛けました。

1本目コペントップです!と、トップが維持されている間にSNSに上げようかとも思いましたが、そうすると緊張が少し緩みそうな気がしましたので、優勝が確定するまでは、決して発信もしないと決めました・・・

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2本目走行前には、台風の残りちぎれ雲がやって来て、雨がパラパラと・・・

おぉぉ恵みの雨か!?

とも思いましたが、そんな他力はアテにはせず、とにかく走りに集中!

気温も上昇傾向で、グリップも良かったので、ほんの少しだけショックアブソーバの減衰力を高めて挑んだ2本目はこちら


僅差で逃げ切って初優勝!

結果的に、自分の走りに集中し、愚直にタイムアップを考えた結果、2本目はコペンだけタイムアップを果たす事が出来、初優勝する事が出来ました!

しかし、ATクラスの全車が1.3秒の中に居るという、僅差の戦いでした。

カートでの練習で、〇〇秒切りをするまで帰らない!と、60周も周回し、どうやったら0.1秒を削れるか、試行錯誤したのが、今回の結果に繋がったと思っております。

あと、良かったのは・・・普段通りの生活リズムだった事。つまり朝早起きでは無かった事(笑)

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JMRC近畿ジムカーナHP掲載の写真から流用しています )

タイム分析をして見ると・・・
コース前半の直線が多い区間では流石に引き離されて4位。
後半のパイロンセクションで全てを取り戻し、そして上回り1位に!
小さいクルマ万歳(笑)

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この様に、ATクラスって誰もが勝つ可能性があるクラスです。
車種は関係無く、自分のお気に入りのクルマで勝負出来る、楽しいクラスです!


改めまして、お世話になっている皆様に感謝です。


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今シーズン、残り2戦も頑張ります!

ところで、今回、時間を越えた不思議な物語がありましたので、それを追って報告します~


この記事を書いたライター

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いじって走れる企画屋

とのむらゆういち

小学生時代はスーパーカーブーム。大学生から社会人になる就職時はいわゆるバブル時代。100%前向きな、いい時を知る、気持ちだけは永遠の少年。楽しい事をひたすら追い求め、人生を旅している。 19歳からモータースポーツにのめり込み始め、学生の時からジムカーナに参戦。その後、ラリーのナビゲータに転向。ある時期ラリーが仕事になり、パリダカールラリーやWRCにメカニックとして参加。その後クルマ=商品の企画開発が仕事となり、趣味と実益を兼ねて、自らクルマをいじりながら走りながら、企画屋として邁進ちゅう。


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