新シャーシ「FM-Aシャーシ」の全貌が明らかに!
2017.05.11ワンドラのミニ四駆担当、おおくままなみです。先日タミヤさんから発表のあった新シャーシが公開されるということで、静岡ホビーショーへ行ってきました。スペックとシャーシの特徴についての速報です。
新シャーシ「FM-Aシャーシ」のスペックは?
シャーシ名称 : FM-A(Front Midship Aero) シャーシ
駆動方式 : フロントミッドシップモーター4輪駆動
シリーズ : ミニ四駆REVシリーズ
ギヤ : スーパーX/XX用
(可能ギヤ比5:1、4.2:1、4:1、3.7:1、3.5:1)
クラウンギヤ : G2・オレンジ
プロペラシャフト : スーパーX/XX用(φ1.4mm)
電池金具 : スーパーX/XX用(AR/VS等と同じ)
全長 : 156mm(AR155mm、MA156mm)
全幅 : 97mm(AR/MA97mm)
ホイールベース : 83mm(スーパーFMと同じ)
車両重量 : ARシャーシ同等
使用樹脂 : シャーシ本体・ABS、A部品(ボトムカバー等)・低摩擦樹脂
軸受 : 低摩擦樹脂(AR/MAと同じ)
電池 : シャーシ上面よりアクセス、バッテリーホルダー使用
モーター : AR同様、裏面カバーよりアクセス
その他特徴
★フロント下面に低摩擦樹脂製アンダーガード装備(ビス止め、取り外し可能)
★標準装備ローラー フロント×2/リヤ×2
★リヤローラー 新形状ハイトタイプ
★リヤステー 新形状(2本ビス止め、取り外し可能)
(上記スペックは静岡ホビーショー2017 TAMIYAブースにて公表されたものを、2017年5月11日に確認した情報です。)(注:日付が間違っていたので、訂正しました。)
FM-Aシャーシの特徴
担当者の方によれば、今回の新シャーシはARシャーシのモーター位置を替えた、フロントミッション化したもの。さらに重心位置を低くしたため、電池に干渉するプロペラシャフトがφ1.4mmになったそうです。クラウンギアはオレンジ色です。
参考画像では黒のカーボン製に見えますが、ピニオンギアに対しての記載はありません。担当者の方も言及は控えていました。
目を引くのは、フロント裏面に沿った形状の薄いアンダーガードとリヤステー。リヤの厚みのあるローラーは、どのような挙動を見せてくれるのか、楽しみです。
左右に大きく張ったサイドマスダンパー用の土台には、ARパーツ用とMA専用パーツ用のネジ穴があります。スペックにあるように、FM-AシャーシはARを基礎にしながら、MAのエッセンスが組み込まれているようです。
もともとARのFM化は、ミニ四レーサーのみなさんが独自に行なっていた改造です。しかし、FM-Aシャーシが生まれたのは、FMARが人気だからという理由ではなく、「フロントミッションのシャーシを作ろう」という声からできあがったそう。
FM-AシャーシはARと比べてモーター位置が前に、電池の位置が下がったことで重心が移動しています。結果として、シャーシのポテンシャルはどう変わったのでしょうか? 「FM-Aシャーシの素組みはARの素組みよりも速くなっているのか?」という問いに対しては、現在検証中とのお答えでした。
ARシャーシはそれそのものの姿が美しいシャーシですが、FM-Aからは、ARより一層引き締まった印象を受けました。シリーズはREVシリーズとありますが、ボディに関してはまだ公表されていません。
気軽にFMARを組むことができるだけでなく、MAのエッセンスを含んでいるところがちょっと気になるFM-Aシャーシ。発売日は未定です。