雨の首都高ハンドリングは如何に? アバルト595 (5AT) ロングタームレポート
2017.03.20眠れない午前2時〜 苛立ちがドアを叩く〜
走れない狼たち〜 闇に爪たて彷徨っている〜
ということで寝れないときは首都高速をグルグルするに限ります。ということでハンドリングインプレッション。
路面の荒れた首都高C1、さらに雨。コンディションとして過酷なコース条件ではその車の特性、一体感が問われる。フィードバックのない車では恐ろしくて走るのも苦痛、コーナー手前では何度もブレーキをかけることになる。
相変わらずショートホイールベースからくるピッチング、フロントの突き上げ、振動はかなりのものだがそれで路面を離すことはなくクリアできるのは不思議。タイヤの性能が高い、流石P-ZERO。
多少フロントの食いが悪い気がしなくもないがそれはオーリンズと比べてのこと。標準装着としてはかなりレベル高い。
リアの安定感もこの車格とは思えないほどだが、C2への大橋JCT下り右コーナーでスルッとリアが出る動きを感知。あれ、ここがリアの限界なのね、あまり過信してはいけないらしい。
何にせよこの軽快感はやはりディメンションからくるものと感心。都会にはシティターボがよく似合う... 違ったアバウト595。
ギアは5速しかなくどのギアも離れているけど、ターボトルクでカバー。ミッションはマニュアルシフトにてギアホールドして走るのが吉。
着座位置、ホールド性がイマイチなシートは何とかしたいところ。とはいえ足が余るし、手は遠いし基本は小さい人用の車という作り。
だんだんと慣れてきて、別にアクセルも、エンジンもこれでいっかという気持ちになってきた。アバルトに合わせて自分もアバウトになってきたかも。
まあやっぱりミッションはATではなくMTモードで使うのが前提ですが、パワーバンドに入れて走れば軽快そのもの。ロールの少ないハンドリングは素晴らしいですが、ピッチングは大きく、ディメンジョンからくるメリットとデメリットがまさに共存しています。