#名車シティ再生 (45) オーバーヒート、ヒューズ交換・クーラント補充
2016.11.01しばらく音沙汰のなかったホンダ・シティ。どうしていたかたというと、実は長期貸し出しをしておりまして、その方から突然電話がありました。SOSコールです。
SOS
「大変、ボンネットから煙が出てる!」
乙女のピンチです。ふつうの人はボンネットから煙がもうもうと出てきたら、そりゃあたまげますよね。私も一度体験しましたが、たまげました。
エンジンを切って、ボンネットをみてもらうとどうもシューシュー音がして、焼け焦げた臭いがするとのこと。焼き肉屋に行く途中だったそうですが、車は近くの駐車場に入れて他の移動手段で移動、仕事が終わったら私が回収に行くこととなりました。
ガソリンスタンドの方がとっても親切
停車したそばのガソリンスタンドの人がかけつけ、水を補充。回収にいくまでの間保管してくれるとのこと。なんて親切なんでしょう・・・やはりクルマをみてシンパシーを感じてくれたとのこと。本当にこの車は皆さまに大切にしてもらえますね、感謝感謝。
他にも通りかかりの人が面倒を見てくれたということで、この手の車に乙女がのってると相当モテることが実証されました。
原因究明
クーラントをチェックすると水を補充したにも関わらずやはり水はなくなっており、リザーブタンクはからっぽ。
気になるのは電動ドアミラーの調整やエアコンがONにならないこと。ラジエータファンは当然回りません。
ということで前オーナーのアドバイスを受けながらヒューズをチェック、ヒューズボックスは運転席右側の小物入れの奥にあります。
2: 10A クーリングファンリレー(HAC) (赤)
が案の定切れていました。配線図によるとこのヒューズの先にエアコンがつながっているので連動して動かないのも納得です。
そこでヒューズボックスにあった予備のヒューズに交換。
たまたまバイクのレストア用にとお隣さんからもらったクーラントがあったので、こちらを補充。まずはこれでたっぷり並々注ぎ、そのあとリザーブタンクに少々。
その後エンジンをかけてエア抜きをし、こぼれた分を補充してキャップを閉めてさらに暖機運転を行います。
暖機してサーモスタットが作動、ファンが動作することを確認。温度計の作動状況も問題なしです。
クーラントは薄めて使うタイプ
入れた後にずいぶんと色が濃いなあと思ったのですが、このクーラントは薄めて使うタイプ。しまった原液いれてしまった・・・でもその前に水を入れていたということなのでちょうど薄まってよかったのかも?
次の日、新東京サーキットまで往復しましたが特に問題ありませんでした。ヒューズが切れた原因を本当は探らないといけないのですが、とりあえず予備のヒューズとクーラントを車載していつでも対応できるようにしましたとさ。
走行距離 208,262km
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こちらは薄めずそのまま使えるタイプ。
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