歴史への理解と乗り物を堪能する父子旅 Day1 (part2) 高田城、春日山城、たらい舟、宿根木散策
2016.04.05前回すっかりウェーブピアサーあかね にやられてしまったので、改めて旅程をご紹介。
Day1 ルート
1日目の行程は以下のとおり。
・八王子を出発、圏央道ー関越ー長野道ー上越道
・直江津市街をさまよう
・高田城見学
・春日山城にちょこっとだけ寄る
・ウェーブピアサー 佐渡汽船「あかね」乗船
・小木到着、たらい舟体験
・宿根木散策
・相川の宿へ
移動距離 342km+72km(ウェーブピアサー)+56km = 470km
松平の高田城
桜が綺麗とのことで有名な高田城。徳川家との強いコネクションがある松平家の居城ですがその縄張りはシンプル。平城で、石垣はなく、堀で囲むものとなっています。
それもそのはず、戦国時代後の1616年に築城されたので要塞としての役割はすっかり薄まっており、城下町繁栄のための城造りだったことが伺えます。
最強の城、春日山城
一方、戦国時代を代表する山城、それが春日山城。
自然の要害をそのまま城にした、まさにザ・山城。上杉謙信の居城として最強と言われたそうです。
堀も石垣もありませんが、そんなものは不要。遠くからみてもまさにそそりたつ姿は威風堂々としており、恐れさせます。観光というよりも、登山、ハイキングに近いですね。
今回は時間がなかったため車で途中までいってそのまま直江津フェリー埠頭へ直行。
たらい舟
佐渡、小木についてすぐに向かったのは、たらい舟体験。
オールを縄におしつけながら左右にふるとなぜか前に進むという、頭で理解しにくい原理です。どうもオールが翼形状になっており、ベルヌーイの定理により飛行機でいえば浮力を得られますが、それを推進力にしている模様。
船頭さんに聞いたところ、1カ月もやっていればマスターできるとのこと。
我々もチャレンジしたものの、
「お父さん、同じところグルグル回っているよ!」
とどうにも進むことも、自由にいきたいところにいくこともできませんでした。やはり修行が必要です。
宿根木
古い街並みを散策するとなると宿根木。狭い谷あいに密集した集落は今も人が住んでいる歴史ある街並み。路地は軽自動車はもちろん、自転車もいきかえないほどの狭さ。人が歩くだけに特化したもので、建材も人力で運んで家を建てたに違いありません。
地形に合わせて作られた路地、家は90度、四角というものはなく、まさにザ・狭小住宅のような異形の建物になっています。
建物は基礎が石積み、舟板を使い下は横に配置、上は縦に配置。
舟釘をうち固定、木はやせ細るけど釘はさびて膨張することで打ち消し合い、抜けない耐久性の高い作りになっているのが特徴。当時舟板は厚く、丈夫なもので貴重な再利用材だったということです。また合わせ目もきっちり合わせているために一般的につなぎ目の桟がなく、独特の景観を生みだしているといいます。
海、海岸も素晴らしかったです。
宿は相川温泉、ということで移動。
(Day2へ続く)
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