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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

百花繚乱の排気量無制限ATクラス:2016 近畿ジムカーナ ミドルシリーズ 第1戦 参戦レポート(2)

2016.03.14

排気量無制限のATクラスに軽自動車で参戦

日本のモータースポーツはJAFが管轄しています。その下に地方組織としてJMRCがあります。そのJMRC近畿が主催するジムカーナの初心者向シリーズに「ミドルシリーズ」があり、3月から月1回のペースで、年間8戦開催されます。

どこか都合付く大会に参戦しても良いですし、8戦参加してシリーズポイントを争っても面白いです。従来のクラス分けの中に「AT」クラスが設定されている訳ですが、今年で2シーズン目のまだまだお試し的な感じのクラス。

参加するAT免許で運転可能ならどんな車両だって良いのです。例え、軽自動車だろうが、フェラーリだろうが・・・(JAF登録車両とか言う細かい規定はおいといて)

今回参加の車両も、プリウス、フィット×3台、86、アウディA5、コペンと、多種多様です。昨年まで少数派でしたが、今年から7台にどっと増えました!

え!?

じゃ軽自動車には不利じゃないの!?

とお思いでしょうが、実際軽自動車で参戦の私は3位になりました(笑)

スラローム競技は、例えばサーキットでのレース等と異なり、車両の差が出にくく、誰が勝つか分からないのも面白いところなのです!

それでは、今回の参戦、中身について、お話して行きます。ここからはちょっとマニアックな内容になるカモ知れません。

イベント主催者に近しい人からの情報で、今年のATクラス、台数多そうだよ!との事でした。

それならそれで良い、時代の流れに合っているじゃないの!?と思いました。と、同時に、負けるものかという闘志もふつふつと沸いてきました。

ちなみに、私は、全日本の大会にも出た事がありますし、これまではひとつ上のチャンピオンシリーズで戦っていたので、今更ミドルシリーズなんて反則だ!と言われる方もおられますが、無差別級のクラスで、一番小さい排気量での参加という事で、そこはご容赦頂くという事でお願いします。

今年から新型コペンで参戦

今回は、新型コペンのデビュー戦なので、参戦の想いとしても特別なものがありました。

新型コペンを開発するに当って、その当事者がコペンの事を知らずしてどうする!との想いから、2011年3月6日からコペンでの参戦を開始しました。

月日は流れ、丁度5年が経過した、2016年3月6日、新型コペンでの参戦となりました。結果から言いますと、2011年3月6日も3位でしたが、2016年3月6日も3位でした(笑)

ビギナーズラックがあるという事で!

肝心なのはここからの成長(=時間の経過と共にドライバーもクルマもどんどん速くなる事)です。

足回り中心に信頼おけるパーツを組み込み、事前のジムカーナ走行を2本こなし本番に挑みました。ATクラス参加台数は先に説明の通り7台。

コースは図の通り。

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基本的にコースをぐるぐる回るレイアウトですが、真ん中にひとつだけ、パイロンの周りをぐるぐる回る360°ターンがあります。

天気予報では午後から雨と予想されておりましたが、当日の朝になってのピンポイント天気では日暮れあたりまで降らないとの予報に変わっていました。気温も20℃近くまで上がるとの事。奈良県の山中にある名阪スポーツランドでは、そりゃもう花粉大量飛散です(汗

花粉対策が実は一番重要かも知れません・・・という位です。

雨が降ることが分かっていれば、1本目の走行に全神経集中ですが、2本目も勝負出来るなら、それ前提で考えます。今回の場合、新型コペンでの名阪Cコース初走行なので、1本目は感触を確かめながらの走行(ただしそれなりのタイムは残せる様に)ミドルシリーズの特典、練習走行もちゃんと走り込んで、そして2本目全力で勝負。

あわよくば、スーパーラップ進出(上位3台による順位決定戦)

(次回につづく...)


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いじって走れる企画屋

とのむらゆういち

小学生時代はスーパーカーブーム。大学生から社会人になる就職時はいわゆるバブル時代。100%前向きな、いい時を知る、気持ちだけは永遠の少年。楽しい事をひたすら追い求め、人生を旅している。 19歳からモータースポーツにのめり込み始め、学生の時からジムカーナに参戦。その後、ラリーのナビゲータに転向。ある時期ラリーが仕事になり、パリダカールラリーやWRCにメカニックとして参加。その後クルマ=商品の企画開発が仕事となり、趣味と実益を兼ねて、自らクルマをいじりながら走りながら、企画屋として邁進ちゅう。


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