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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

西川善司さんの「車雑誌には載っていないアルトワークス購入ガイド

2016.02.24 寄稿者: 西川善司元記事
今話題のアルトワークス。軽量な車体で走りに期待が高まります。マニュアルトランスミッション比率が異例の9割ということでも注目されていますが、さて、今回西川善司さんはどうみるのでしょうか?
先日のポッドキャストでも触れましたが、実は最近、マニュアル車に乗りたいなぁと思い始めてきていて、気を紛らわせるために(笑)、スズキのお店にアルトワークスを試乗しに行ってきました。

 軽自動車のスポーツ系車種としてはS660、コペンに列ぶ選択肢として昨今注目されているこのアルトワークス。

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 ベースとしては、ベッキーがCMしていた標準車のアルトがベースです。
 なので全高(車高)もベースのアルト同一で1500mmもあります。S660は全高1180mmですから、アルトはS660よりも30cm定規一本分以上高いことになりますね。

 標準車のアルトとアルトワークスの外観上の違いはオーナー同士で見分けられる程度で、部外者はよほど観察しないと違いが分かりにくいです。

 フロントバンパーに色分けのデザインがなされていたり、[WORKS]のエンブレムがついていたりするのが大きな違いです。もう少し、「チュニーニングガー然」としたフォルムを作り出して欲しかった気もしますが、裏を返せば、あまり目立たないでいることが出来ます。

 さらにじっくり観察してみると、サイドステップが標準装備されていたり、ドアサイド下部に[WORKS]のデカールが貼り付けてあったりして、「間違い探し」レベルの違いは幾つか見つけることができます。ちなみに、この[WORKS]のサイドデカールはオプションではなくて標準装備なんです。意外(笑)

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 ホイールは気合の入った専用ブラック塗装の10本スポークのかっこいいヤツを履いています。ただし、タイヤサイズは165/55R15/75Vで変わりません。

 タイヤハウスは「ぐー」が入ってしまうほどスカスカにあいていますが、サスペンションはKYB製、アルトワークス専用ダンパーとなっています。

 ブレーキは前輪のみディスクブレーキ。後輪ブレーキはドラムブレーキです。まぁFFの車ですからね(4WDモデルも設定されているが後輪は臨時アシストのみ)。ちなみにS660は前後ディスクブレーキです。

 実際に乗ってみた感想ですが、かなりソリッドな乗り心地で、ロールが少なく足回りは堅めです。

 前後スタビライザーも専用チューニング、ストラットタワーバーも標準装備。塊感とか剛性感は良好でした。

 ボディが揺れるにしても一体感があり、ゆるい普通の軽自動車特有の「前後の揺れの時間差」もなかったです。

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 エンジンのパワーの出方は勇ましく、加速感はS660よりも強めです。スペック上ではS660の方がトルク値はあるはずなのですが、アルトワークスは勢いがいいのです。これは多分、アルトワークスの方が約180kgも車重が軽いからでしょうね。

 マニュアルのシフト感もいい感じです。

 サイドブレーキはS660と同じレバー式を採用。ただしシフトノブがS660よりもアルトワークスの方が離れ気味です。

 クラッチペダルのフィールは踏み始めから踏み切りまで軽さは一定で、パコパコしています。クラッチペダルのフィールは奥で幾分重めになるS660の方がいいと思いました。まぁ、これは好みですね。

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 ただ、運転していて気になったことが1つ。
 それはもともとオートマ前提の設計のアルトのためなのか、FF設計の関係でフットスペースが小さめなのかはよく分かりませんが、巡航時の左足の置き場(フットレスト)がないんですね(笑)
 S660はエンジンが後ろのせいか、マニュアル前提の設計のためなのか、フットスペースはアルトワークスよりは広めです。
 この左足の置き場は普段使いの時に気になるポイントなので運転席に座ったときには是非チェックしてみて下さい。

DSC_1334.JPG 内装の質感は、まぁ「150万円の軽自動車」然としたテイストです。とはいえ、専用あつらえのRECAROシートはカッコいいです。
 このRECAROシート、ホールド感はとてもよかったです。着座時の目線の高さはおそらく標準車と同じで、スポーツシートというイメージからすると着座位置はけっこう高い感じがしました。良い方でとるならば「見晴らしがいい」ってことになります。

 ドリンクホルダーはシフトレバーの根本の前後に3つ。
 エアコンはフルオート。
 そのエアコンの操作パネルの右隣に、蓋のない「謎の収納スペース」が存在します(笑)

 ここってば、実は、オートマ車のシフトレバーの取付位置なんですね。
 マニュアル車はシフトレバーがフロア備え付けとなって、オートマ車のシフトレバースペースはデッドスペースとなるのため、苦肉の策で収納スペースにしたようです。雑誌とかを丸めて突っ込んでおけそうですが、急発進すると後部席にぶっ飛んでいきそうです(笑)。

 これ、蓋くらい付ければ良かったのに...と思いました

 後部座席はベース車と同じで快適。

 トランクスペースも後部席を倒せばワゴンみたいにものを乗せられます。
 このあたりの実用性はS660にはないポイントですね。

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 まとめると...

・実用性と速さ重視ならばアルトワークス。
・ミドシップに拘るならばS660。

 といった感じでしょうか。

 アルトワークスはコミコミ160万円、S660はコミコミ230万円といったところ。
 コストパフォーマンスでいけば文句なくアルトワークスですね。
 しかし、S660はスタイリングではカッコよく、スーパーカーの雰囲気もあるので、見映えで選べばS660でしょうか。

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 アルトワークスはまだ発売されて間もないため、注文が集中気味とのこと。
 しかし、それでも納期は2ヶ月前後で、S660の約1年と比べれば短めですね。

 スズキ担当者によれば、現在、決算期と言うこともあって、2月の商談では値引きもいけるとのことです。「まずは3桁分の端数ゼロ化から(笑)」と言っていましたよ。

この記事を書いたライター

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テクニカルジャーナリスト

西川善司

元電機メーカー系ソフトウェアエンジニア。最近ではグラフィックスプロセッサやゲームグラフィックス、映像機器などに関連した記事を執筆。スポーツクーペ好きで運転免許取得後、ドアが3枚以上の車を所有したことがない。現在の愛車はR35 GT-R 2013年モデル。 Car Watchで「西川善司の『NISSAN GT-R』ライフ」を連載中。 ブログはこちら(http://www.z-z-z.jp/BLOG/)。


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