東京モーターショー2015レポート(ただしクルマ以外メイン) #TMS2015
2015.10.292年に一度のクルマの祭典、東京ビッグサイトで絶賛開催中の第44回東京モーターショー。
各メーカーの話題のクルマは他の方にお任せして、それ以外のものをレポートします!
トーニチ(東日製作所)
みんな持ってる、一家に一本トルクレンチ。トルク専門企業、東日ブースに巨大なトルクレンチ。
この圧倒的な存在感。建設用ボルトや発電機のタービンなどに使うとのこと。安全は適切なトルク管理から。
ちなみに右側のラチェットタイプの巨大トルクレンチは、一般に販売されている普通の大きさのものと全く同じ機構とのこと。
カットモデルも展示されており、見入ることしばし。東日では100万回の動作試験で耐久性も実証済み。
カーメイト
われわれに一番身近なカー用品総合メーカー、カーメイトでは未来に向けたカー用品の参考出品をしていました。中でもこれ、水で消す灰皿。
おもわずクスッとなる動作。動画でどうぞ。
八千代工業
三重県四日市市でホンダS660も手掛ける車体メーカー、八千代工業からはありそうでなかった軽自動車の救急車。
それもそのはず救急車の要件は明確に規定されており、それまではハイエースなどの普通車以上でないと製作不可能だったそう。2011年に救急車の規格が大幅に改正され、軽自動車サイズでも製作可能になったとのこと。
一般サイズのストレッチャーがしっかりおさまります。
離島や山間部、繁華街の狭い路地などでも活躍できるのではとのこと。今のところは参考出品ですが、今後も全国のイベント会場を回りながら意見を取り入れ、いずれ市販化するとのこと。かわいい救急車の活躍が見られる日も遠くなさそうです。使われないのが一番いいのですが......。
KYB
古くからカヤバ工業としておなじみの同社ですが、この10月1日から社名をKYB株式会社に変更。そのKYBがシェア80%超を誇るのがミキサー車。
エンジンを止めるとミキサーも止まってしまうので、現場での荷降ろし待ち時間等も常にエンジンを掛けていなければならず、環境への負担大。以前からアイドリングストップ時でも電動でミキサーを回す機構を開発し続けていたそうですが、10トンものコンクリートを入れたミキサーを回すためには鉛バッテリーを大量に積まなければならず、積載量が減るため市販化できなかったそう。
高密度のリチウム系バッテリーへの進化で晴れて実現可能になりました。
その他
こういった展示会では、メディア向け資料はUSBメモリに入った形で配られる事が多くなりました。画像データや諸元表など、パソコンに差してそのまま使えて便利です。デザインも各社工夫を凝らしてますね。
容量は4GBが主流のようで、これなら資料をいただいた後の普段使いもできそうです。
クルマ以外も見どころたくさん、東京モーターショー2015は東京・有明の東京ビッグサイトで11月8日(日)まで開催中です!