黒いバイクと夕日を綺麗に。魔法のブラケット撮影と Adobe LightroomのHDR合成
2015.08.19バイク屋さんに
「バイクで色に迷ったら黒かっとくといいよ~、だいたい下取りいいからね」
と言われたほどバイクでは黒が人気らしいです。それに影響されたわけではないのですが、マットカラーが素敵だったのでヤマハMT-07はマットグレーにしました。日のもとでは非常にいいのですが、夕日、しかも逆光での撮影は絶望的。
普通にとると真っ黒。
フラッシュをたくと不自然・・・
こんなときどうすれば? そうだ、HDR撮影だ!
ブラケット撮影
ブラケット撮影とは露出をかえて複数枚撮影するもの。
ニコンの場合は BKTというボタンがあるのでそれを押しながらモード選択。Nikon D600なら、
・-2F 1.0
・3F 1.0
のように出ます。これはそれぞれ
・露出 -1.0と 0.0で2枚撮影
・露出 0.0, -1.0, +1.0の3枚撮影
です。撮影枚数は多いですが、3枚を選択しておきます。
この状態で3連写すると通常と露出アンダーとオーバーの3枚が出来上がるというわけです。
(露出のプラス、マイナス幅は変更可能)
HDR合成にAdobe Lightroomを使用
この露出アンダーとオーバーの2枚を合成してHDR写真を作ります。
HDRとは、high dynamic range imaging の略で、明るい場所から暗い場所まで、ダイナミックレンジの広い、人間の目の印象に近い画像を作りだすことができる手法です。
Adobe Lightroomはこれを手軽に作るツールがあるので、とても簡単。写真2枚(以上でも可)を選択して、写真を結合 -> HDR を選ぶだけ。
プレビューで問題なければ、そのまま結合。新規ファイルとして、 元ファイル名-HDR.dngが生成されます。
これをJPGなどに書きだせばwebにも使えるというわけです。
一度これに気付くとブラケット撮影が基本に。バイクだけではなく、風景でも大活躍してくれました。
BKT撮影になっていることを忘れないこと
難点はBKT撮影しているかどうか忘れてしまい、1枚づつとると毎回露出が違うというヒドイ目にあうことも。それでもRAW撮影なら後で修正することもできるので傷は浅いです。
詳しくは友人の mayumineがかいた、こちらのHDR本を参考にどうぞ。