ホンダS660 vs S2000 デザイン徹底比較
2015.07.29最新のSシリーズである S660と2001年式 S2000。せっかく横に並べたので徹底比較をしてみたいと思います、ただし、デザイン、インテリア、使い勝手のみ。ハンドリングやパワーについては立ち位置が違うので、比較しませんよ。
ホンダ S660 6速マニュアル β 2015年式
ホンダ S2000 2001年式 (AP1-110系)
ハンドル:パーソナル350Φ
運転席:レカロフルバケットシート RS-G Limited
助手席:レカロバケットシート EP3シビック用流用
ホイール:AP2系純正17インチホイール
外観
2000cc 3ナンバーのS2000と 軽自動車規格の S660。比較すると圧倒的にS660がコンパクトでカワイイです。
エンジンルーム
S2000は縦置きフロントエンジン、S660のフロントは幌をしまうためのトランクスペース。
ボンネットの低さは互角。比較するとS2000のロングノーズっぷりが強調されます。
S660の方がエンジンが小さいわりにはギューギュー感が高いですね。
コックピット
サイドウィンドウの低さはS660の方が上。
当時F1をイメージした S2000のデジタルタコメーターも色合いが古臭いですね。なお今や常識となったエンジンスタートボタンを市販車で採用したのはS2000が世界初(だったはず)。ストップはキーを回しますけど。
ペダルはS2000はアルミになってますが、レイアウトはほぼ一緒。
男の職場、6速マニュアル。Rはどちらも右下で、S2000はシフトノブを下に押し込みながら入れるタイプ、これも珍しいですね。シフトノブはS2000はアルミです。
後方視界
オープンというよりもタルガトップに近いS660に比べ、S2000はロールバーがあるもののすっきりとした印象。透明のパネルは可倒式ウィンドウディフレクター、風の巻き込みを防ぐ効果的なオプション。これは必須で、以降のオープンカーにはだいたい標準装備されています。
S660の場合電動リアウィンドウになっているので、高さを自在に制御することで、風の巻き込み量を調整できます。
助手席
S660にはグローブボックスが装備されますが、S2000にはありません。
乗降性
ドアの高さはほぼ一緒。厚みはS2000の方がありますが、軽自動車としては随分とボリュームがあるS660。安心感がありますね。
サイドシルの高さはほぼ同等ですが、シート座面の位置が低いS660。
助手席シートから降りる際に左足をつくと、S660は腿の裏がサイドシルにふれるほどシート座面が低いです。足の付き加減もS660の方が低いですね。
ドアミラー
S660は縦方向が狭くスタイリッシュ。S2000はドアから生えているタイプ。
シート裏スペース
どちらもほぼ皆無に近いですが、S2000はフルバケットシートに変更しているおかげで荷物がここに置けています。助手席側はリクライニング・バケットシートにしているため、S660同様やはり皆無。
幌の収納
S660はロールトップ、手動で取り外してフロントロランクに収納します。S2000は電動式、世界最速の8秒で開閉可能。
ヘッドライト
S2000は当時最先端のHIDを採用したものの、一重まぶたのすっぴん高校生的雰囲気。
キラキラお目目のS660は今風、エクステ付けた二重まぶたの雰囲気。LEDヘッドライトが先進的。
ホイール&ブレーキ
ブレーキキャリパーはどちらも車両内側に配置。
エンブレム
S660はリア、S2000はフロントフェンダーについています。
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いかがでしたでしょうか。1999年デビューのS2000から数えるとS660は 16年の歳月の違いがありますが、Sシリーズとしての共通点が見えてきそうです。