ノマドオフィス、キャンプにも使える。12年ぶりにマイナーチェンジしたプロボックスに注目
2014.08.25密かに注目しているクルマがあります。それはトヨタ・プロボックス&サクシード。
Boxyなスタイルで典型的な2ボックスのメリットを最大限に生かした商用バンです。このプロボックスがなんと12年ぶりに、「マイナーチェンジ」したというのです。
フルモデルチェンジに匹敵するビッグマイナーチェンジ
まず驚きポイント、12年ぶりということ。最初のデビューが2002年でそれから12年間同じプラットフォームで続いていたことにビックリ。まさにロングラン、ベストセラーです。
次にこれが「マイナーチェンジ」ということ。外見をみると確かにまったく同じ、ああ、ライトとバンパーが変わったくらいね、と勘違いするほど変わっていません。と・こ・ろ・が。
なんとボンネット部分、フロントはデビュー時、初代ビッツのプラットフォームを採用していたのですが、今回は最新の3代目ビッツを採用。つまり2世代分一気に更新。後ろ半分は旧型流用して調整しているというのです。外からではまったく気がつかないけど、2世代分も新しい、これがマイナーチェンジ?
移動するノマドオフィス
使い勝手の部分がこれまた凄いんです。
toyota.jp プロボックス | インテリア | ユーティリティ・居住性 | フロントビュー
荷物の収容スペースを確保するのは当然ですが、最新スマホ事情に対応し、タブレットがらくらく置けるスラインディング式のテーブル、スマホホルダー、100W対応の100V AC電源、アクセサリーソケット装備しておりUSBアダプターを付ければスマホを充電するのも楽々。
ドリンクホルダーも豊富、500mlの紙パックドリンクもきっちり置けて、飲み物飲み放題です。
もはやこれは移動できるノマドオフィス。
走る狭小住宅
仕事性能も高ければ、居住性能も凄いんです。
まずフロントシートのリクライニング角度が大きく最大76度、ほとんどフラットになるまで倒れます。この角度は飛行機のビジネスクラスに匹敵。
そして後部座席の格納。
1)後部シート、背もたれを倒す
2)後部シート座面を起こし、背もたれを倒す=フルフラットな荷台
3)後部シート座面を外し、背もたれを倒す=フルフラットな荷台+さらなる空間
と3タイプのアクションが可能。2シーターのバンとして活用するなら(3)がとても有効。その結果収容力はなんと驚きの
・A4コピー用紙箱 89個!
・みかん箱 38個!
・1800x900mm コンパネ平積み可能!
toyota.jp プロボックス | 機能・メカニズム | ボディ
もはや単位が特殊すぎてよく分かりません。みかんそんなに食べれないし。
荷室長が1810mmと1.8m以上あるので、例えばこのフラットな荷室に布団をしけば簡易キャンピングカーにもなれます。
これだけの可能性を秘めていながらお値段はなんと税込 131万7600円(DX 1.3L 2WD CVT)から。
ホイールキャップが付くなど、ちょっと見た目も自家用チックなFでも158万3673円(F 1.5L 2WD CVT)とお値頃です。
働く男の商用バンですが、応用次第ではノマドオフィスにキャンプにと活躍できます。もはや車上生活可能ではないかと思うほど。しかもあと10年くらいはモデルチェンジしないかも知れないので、お買い得感高いですね。
フランス車カングーのように、もう少しオシャレ感があれば完璧なんですが、それはないモノねだりということでしょうか。