1億 300万円から700万円へ。トヨタ燃料電池車FCV今年度中発売予定
2014.06.26ついにCO2排出ゼロ、充電不要の電気自動車が走り始めます。
トヨタが燃料電池車FCVを今年度中に発売!価格は700万円前後 | FUTURUS(フトゥールス)今回発売を予定している最新のトヨタFCVでは、燃料電池の出力密度を従来の2倍以上向上、出力は100kW以上でありつつ小型化を実現しシート下配置を可能とした。また高圧水素タンクはタンク質量あたりの水素貯蔵量を従来の20%増しとしつつ、タンク本数は半分の2本として性能向上と小型化を両立した。
その結果FCHVと比較して燃料電池システムコストは1/20以下とすることができている。またその他従来のハイブリッド車から適切なコンポーネントを利用することで、車両全体価格も当初予定していた1,000万円を大幅に切る700万円前後と、非常にリーズナブルなものとなった。
今回の市販車のポイントは燃料電池システムコスト。昔経産省の友人に燃料電池車の値段をきいたところ、
「1億 300万円だよ。」
と答えていました。なんでそんなに半端なの?ときくと、
「燃料電池が 1億円、車両代が300万円だから。」
今回1/20以下、といっていますので、燃料電池の1億円が500万円程度になったのでしょう。それに車両代300万円を足すと 800万円。700万円という値段がいかに意欲的か、この点からも分かります。
とはいえ、一般市民が手を出せる価格帯になっているわけではないので、インフラ整備とあいまって、長い目でみていきたいですね。デザインはなかなか先進的でしたよ。
なお今回から、FUTURUSにて記事執筆を開始しています。こちらもどうぞ。