パトカーなのにオービスで速度違反、摘発検挙へ
2014.06.29なかなかにして珍しい事件です。
スピード違反:145キロで緊急走行...パトカーに赤切符 - 毎日新聞赤色灯を点灯しサイレンを鳴らしてもスピード違反で赤切符−−。京都府警高速隊員が運転するパトカーが兵庫県内の高速道路で緊急走行中、速度違反自動監視装置(オービス)に速度45キロ超過と測定され、兵庫県警に道路交通法違反(速度超過)容疑で検挙されていたことが27日、分かった。府警は5月中旬、このパトカーを運転していた20代の男性巡査長を所属長訓戒、同乗の40代の男性巡査部長を本部長注意とした。警察庁によると、緊急走行中のパトカーが速度違反で検挙されるのは極めて異例という。
(中略)
道交法では、交通違反車両の取り締まりや凶悪犯の追跡など、警察車両の緊急時最高速度の超過を例外的に認めているが、検挙した兵庫県警では「現場に早く到達しなければならない緊急性があるなら、他府県警と連携すればよいことで、速度超過の正当性はない」と判断。3月14日に神戸区検に書類送検し、同区検は同25日に不起訴処分(起訴猶予)とした。府警監察官室は「再発防止に努める」とコメントした。
オービスを確認した兵庫県警が45キロオーバーの145キロで走行していた京都府高速隊のパトカーを検挙したという図式です。なにか兵庫県警は京都府に恨みでもあったのでしょうか、確執や縄張り意識といったドロドロした日本人気質が見え隠れするような、しないような。
さて。
新東名高速で赤色灯をつけずに速度違反するパトカー - [の] のまのしわざ
速度取締時にパトカーの速度超過は認められていますが、その場合赤色灯をつけなければなりません。実際にはつけずに追跡、「ちょこっと」だけつけて停止させるという所業が横行していますが、これはどうなんでしょう。
ドライブレコーダーが普及した現在、こういった映像がたくさん出てきそうです。
(写真はイメージ、flickrより)